信頼する仲間たちと参加した「観光まちづくりコンテスト」でダブル受賞。現地調査を通じてまちの魅力を形にする
観光学部交流文化学科3年次 江上 ふくさん
2021/01/12
立教生のキャンパスライフ
OVERVIEW
全国の大学生が観光まちづくりに関する企画提案を競う「大学生観光まちづくりコンテスト2019」で、観光学部の有志チームが「関東River CycRingステージ」において野田市長賞・第3位優秀賞を受賞した。参加者の一人である江上ふくさんは「人生でトップ3に入るくらいうれしかった」と振り返る。
2019年度の『ぶらって小鹿野まち歩きMAP』の完成披露・贈呈式の様子
きっかけは、大学構内で偶然目にしたコンテストのチラシだった。
「当時は大学2年次で、就職活動などで忙しくなる前に観光学について学びを深められるチャンスだと感じました。そこで『ぶらって小鹿野まち歩きMAP』※の制作仲間4人に声を掛け、参加を決めたのです」
※『ぶらって小鹿野まち歩きMAP』:埼玉県秩父郡小鹿野町のまち歩きマップ。立教大学と武蔵野銀行との産学連携プロジェクトの一環で、2019年9月に完成。2020年、江上さんらは埼玉県秩父郡のまち歩きマップ制作にも参加した。
「当時は大学2年次で、就職活動などで忙しくなる前に観光学について学びを深められるチャンスだと感じました。そこで『ぶらって小鹿野まち歩きMAP』※の制作仲間4人に声を掛け、参加を決めたのです」
※『ぶらって小鹿野まち歩きMAP』:埼玉県秩父郡小鹿野町のまち歩きマップ。立教大学と武蔵野銀行との産学連携プロジェクトの一環で、2019年9月に完成。2020年、江上さんらは埼玉県秩父郡のまち歩きマップ制作にも参加した。
授賞式後、指導教員の西川亮助教と(上段左から工藤愛恵さん・江上ふくさん・山口紗奈さん/下段左から遠藤健斗さん・西川亮助教・清澤風歌さん)
企画の舞台として選んだのは千葉県野田市。市内を流れる3つの川沿いにサイクリングロードが整備されているが、本格的なサイクリスト以外の利用者が少ないことが課題だった。
「川沿いに人を集めるため、市の観光スポットの清水公園に注目。レンタサイクルの設置のほか、サイクリングに興味がない観光客も誘導できるよう食事やアートに関連するプランも提案。自分たちが楽しいと思える企画を目指す一方、説得力や実現可能性も重視しました」
有志チームでの参加だったため、「それぞれの活動との両立が難しかった」と語る江上さん。
「川沿いに人を集めるため、市の観光スポットの清水公園に注目。レンタサイクルの設置のほか、サイクリングに興味がない観光客も誘導できるよう食事やアートに関連するプランも提案。自分たちが楽しいと思える企画を目指す一方、説得力や実現可能性も重視しました」
有志チームでの参加だったため、「それぞれの活動との両立が難しかった」と語る江上さん。
「野田市長賞」授賞式では、米や醤油など野田市の名産品が副賞として授与された
「限られた時間の中で議論や現地調査を進められたのは、小鹿野のマップ制作で信頼関係を築けていたからだと思います。ゼミ生でない私たちを熱心に指導してくださった西川亮先生にも恩返しができました」
受賞後は、西川先生の授業でプランを発表する機会を得た。
「今年はこのコンテストに観光学部から複数のチームが出場予定だと聞きました。自分たちの挑戦が他の学生の行動につながったように感じ、うれしく思います。今後も学生が主体的に活動する雰囲気を学部全体に広げていきたいです」
受賞後は、西川先生の授業でプランを発表する機会を得た。
「今年はこのコンテストに観光学部から複数のチームが出場予定だと聞きました。自分たちの挑戦が他の学生の行動につながったように感じ、うれしく思います。今後も学生が主体的に活動する雰囲気を学部全体に広げていきたいです」
※本記事は季刊「立教」254号(2020年11月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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