『としまエコライフフェア』に参加した学生レポート
現代心理学部映像身体学科4年次 宮田 美岬さん
2026/01/30
立教生のキャンパスライフ
OVERVIEW
10月5日、豊島区役所1階のとしまセンタースクエアおよび5階507~510会議室にて「2025としまエコライフフェア」が開催されました。親子や友達同士で遊びながら『カーボンニュートラル』を学べるボードゲームを開発した参加者の宮田 美岬さん(現代心理学部映像身体学科4年次)が報告します。
としまエコライフフェア参加への経緯
当日使用したポスター。
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスが地球温暖化を引き起こしてしまうことは、今や、多くの人に知られるようになりました。しかし、「二酸化炭素の排出ゼロ」は、残念ながら今の社会のままでは非現実的な目標です。
未だ多くの人に馴染みのない『カーボンニュートラル』という考え方を、未来の主役である子どもたちとその保護者に知ってもらいたい。そんな想いから、これまでにない独創的なボードゲームの制作を決意しました。
きっかけは河村賢治法学部教授と村上千里兼任講師の担当する「カーボンニュートラル人材育成講座」。授業の一環で、学園祭での出展を想定したプレゼンテーションが行われました。
その際、本講座のゲストスピーカーであった豊島区環境政策課の方々がボードゲームに関心を示してくれたことで、『としまエコライフフェア』への出展が実現しました。
未だ多くの人に馴染みのない『カーボンニュートラル』という考え方を、未来の主役である子どもたちとその保護者に知ってもらいたい。そんな想いから、これまでにない独創的なボードゲームの制作を決意しました。
きっかけは河村賢治法学部教授と村上千里兼任講師の担当する「カーボンニュートラル人材育成講座」。授業の一環で、学園祭での出展を想定したプレゼンテーションが行われました。
その際、本講座のゲストスピーカーであった豊島区環境政策課の方々がボードゲームに関心を示してくれたことで、『としまエコライフフェア』への出展が実現しました。
としまエコライフフェアへの出展
子どもたちと触れ合うこと、学びの楽しさを伝えること、そして、モノづくりが大好き。そんな私にとって、『としまエコライフフェア』は、まさに理想の舞台でした。豊島区環境政策課の方々との密な連携のもと、映像身体学科で3年間で培った技術を集結し、準備は着々と進行。
A0サイズの巨大盤面制作、豊島区の環境への取り組みを盛り込んだクイズカード内容の練り上げ、さらには区のPRキャラクター「としまななまる」を紙幣として登場させるなど、環境政策課の方々の協力無しには実現し得なかった企画ばかりでした。
A0サイズの巨大盤面制作、豊島区の環境への取り組みを盛り込んだクイズカード内容の練り上げ、さらには区のPRキャラクター「としまななまる」を紙幣として登場させるなど、環境政策課の方々の協力無しには実現し得なかった企画ばかりでした。
街の完成図。対戦相手と共有し発展させます。
実際に使用した盤面。全てのマスでイベントが起こります。
迎えた当日、私たちのブースは、子どもたちが夢中になる参加型展示となり、会場は終始、活気と笑顔に満ち溢れていました。さらに、先生方の熱心な呼びかけに応えてくれた、当日協力者の森明日香さん(文学部2年次)、藤田まみさん(文学部2年次)、塩原琉平さん(異文化コミュニケーション学部1年次)の3名の学生の存在は大きく、円滑なブース運営に貢献してくれました。
クイズに正解した参加者にななまる紙幣を渡す宮田さん。
子供たちが実際に駒を動かしてプレイしている様子。A0サイズの大きな盤面です。
実践の場でしか得られない学びは数多く、小学生だからと見くびらずに細心の注意を払って準備を進めてきたつもりでしたが、予想を上回る子どもたちの探求心には驚かされました。核心を突く数々の鋭い質問には、慌てさせられる一幕も…。
しかし、子どもたちから「これ、持って帰りたい!」という嬉しい声が聞こえたり、付き添いの大人の方々が熱心に質問してくださった時には、数ヶ月にわたる努力が報われたと、心の底から達成感を感じました。
しかし、子どもたちから「これ、持って帰りたい!」という嬉しい声が聞こえたり、付き添いの大人の方々が熱心に質問してくださった時には、数ヶ月にわたる努力が報われたと、心の底から達成感を感じました。
豊島区環境審議会参加の感想
その後、豊島区環境審議会でも、ボードゲームを披露する機会をいただくことができました。豊島区環境審議会では、ボードゲームに対し、委員の皆様から鋭い洞察と多角的なご意見を頂戴し、自身の甘さを痛感する部分もありました。
しかし、本当に印象的だったのは、質疑応答の真剣な議論の壁を越えた後でした。フォーマルな場を離れた瞬間、多くの方々が、子どもたちの学びを深めるためのアイデアを、堰を切ったように自由に提案してくださったのです。
特に心に残ったのは、「基本的な模型とクイズを軸に、各地域の象徴を自分たちの手で作れるキット」というアイデア。粘土や白紙のカードを使って、自らの手でゲームを完成させる案は、ひとつの地域に拘って制作していた私にとって、今まで思い付きもしなかったものでした。
また、放課後の児童クラブなど地域の児童向け活動にも応用できる点も指摘され、実際にいくつかの施設に声を掛けてみないか、という具体的な提案までいただきました。
経験豊かな方々の温かい助言は、今後の活動に「それぞれの地域に根ざした体験型の要素を現実的に取り入れる」という、明確な指針を与えてくれました。このように、単なる発表にとどまらず、様々なご意見を伺えたことはこれからの活動の大きな推進力となったと思います。
しかし、本当に印象的だったのは、質疑応答の真剣な議論の壁を越えた後でした。フォーマルな場を離れた瞬間、多くの方々が、子どもたちの学びを深めるためのアイデアを、堰を切ったように自由に提案してくださったのです。
特に心に残ったのは、「基本的な模型とクイズを軸に、各地域の象徴を自分たちの手で作れるキット」というアイデア。粘土や白紙のカードを使って、自らの手でゲームを完成させる案は、ひとつの地域に拘って制作していた私にとって、今まで思い付きもしなかったものでした。
また、放課後の児童クラブなど地域の児童向け活動にも応用できる点も指摘され、実際にいくつかの施設に声を掛けてみないか、という具体的な提案までいただきました。
経験豊かな方々の温かい助言は、今後の活動に「それぞれの地域に根ざした体験型の要素を現実的に取り入れる」という、明確な指針を与えてくれました。このように、単なる発表にとどまらず、様々なご意見を伺えたことはこれからの活動の大きな推進力となったと思います。
今後の展望
『カーボンニュートラル』とは何かを参加者に説明する宮田さん。
としまエコライフフェアへの参加と豊島区環境審議会での経験を通じて、自分の得意をニーズと結びつけ、社会に還元できる可能性を強く感じました。審議会委員や行政関係者の方々から直接リアルタイムで反応をいただける機会は貴重であり、立教大学という環境だからこそ、学生の情熱と挑戦に、ここまで本気で向き合ってくださるのだと実感しました。
もちろん、アイデアやデザインが没になったり、急遽予定を変更しなければならなかったり、様々な困難もありました。しかし、それらの問題をひとつ、またひとつと乗り越える度に、問題解決能力や対人スキルがぐんと磨かれました。
専攻と異なる分野にも、アプローチや視点には共通する要素があり、これらの経験は社会に出たとき必ず大きな武器になると確信しています。
これからも自己成長はもちろんですが、更に先の世代の人材成長を支える存在になれるよう、変わらぬスタンスで新たな挑戦へと果敢に邁進し続けます!
もちろん、アイデアやデザインが没になったり、急遽予定を変更しなければならなかったり、様々な困難もありました。しかし、それらの問題をひとつ、またひとつと乗り越える度に、問題解決能力や対人スキルがぐんと磨かれました。
専攻と異なる分野にも、アプローチや視点には共通する要素があり、これらの経験は社会に出たとき必ず大きな武器になると確信しています。
これからも自己成長はもちろんですが、更に先の世代の人材成長を支える存在になれるよう、変わらぬスタンスで新たな挑戦へと果敢に邁進し続けます!
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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