現代文化学科

MESSAGE

文化を切り口に
現代社会の問題に迫る

Department of
Contemporary Culture and
Society

立教大学
池袋キャンパス

OBJECTIVE

多様な文化が共生する未来を
描き出す人を育てます。

現代文化学科の3つの特色

この学科で学べることとは?

  • 社会学の基礎的な理論と
    調査法を学ぶ。

    1

    1・2年次に「社会学原論」「社会調査法」などの基礎科目を学び、キャンパス外で取り組むフィールド・リサーチ科目も充実。社会に対するものの見方・考え方、調査方法など、社会学の基礎力を身に付けます。

  • 現代社会と文化の問題群に
    対応した4つの研究領域。

    2

    「価値とライフスタイル」「環境とエコロジー」「グローバル化とエスニシティ」「都市とコミュニティ」から、現代社会と文化に迫ります。

  • 現実の社会に直接触れる
    フィールドワーク。

    3

    写真で社会を捉えたり、街づくりの活動に実際に参加したりと、教室の中だけの学びにとどまらず、現実の社会に直接触れることも重視します。

英語力を鍛え、グローバルな視点で社会を
追究する、「国際社会コース」を開設。

立教大学社会学部では、3学科の授業を組み合わせて学ぶ「国際社会コース」を開設しています。

英語で専門科目を学びながら実践的な英語力を高め、国際社会で活躍できるグローバルな教養人を1学年15人程度の少人数制で育成します。

本コースの選択方法は、「国際コース選抜入試を通じて入学する」、もしくは「各学科に入学後の2年次にコース選択する」の2種類です。

現代文化学科で
身に付く能力・知識

この学科で育まれる力とは?

  • 現代社会の文化的な問題を
    見いだす力。

    社会のさまざまな問題について領域を横断して学ぶことにより、今の時代だからこそ発生する文化的な問題を自ら発見し、自分のこととして捉える力を身に付けます。

  • さまざまな立場・視点から
    考え、分析する力。

    その問題はどのようにして起きているのか。文献調査やフィールドワークなどによって情報を収集し、さまざまな立場や視点から物事を考え、分析する力を養います。

  • 未来の構想を
    まとめ上げる力。

    4年次に、学びの集大成として「卒業論文」か「卒業研究」を選択。自ら設定したテーマについて研究を進め、分析、考察した結果をまとめ、社会に向けて実践的な提言ができる力を身に付けます。

Q.「現代文化学を学ぶ」とは、
どういうこと?

A.多種多様な文化についての理解を深め、
その先にある未来の社会に思いを巡らせることです。

グローバル展開するファストフードチェーン店が賑わう一方で、日本には、中華街やコリアンタウンなど、特定の国にルーツのある人々が集まり、その国の文化に根付いたコミュニティがあります。
さらに視点を変えれば、速さや便利さを追い求めるライフスタイルがある一方で、LOHAS(ロハス)という言葉に代表されるスローなライフスタイルを求めている人もいます。

その一つ一つが「文化」であり、私たちが生きる社会はさまざまな文化が入り混じることで成り立っています。もちろん、文化間の関係は良好なものだけではありません。世界に目を向ければ、民族間や宗教間の争いがあります。

異なる文化を背景とする人々とのより良い共生社会は、どうすれば実現できるのでしょうか。現代文化学科は、現実社会の文化について理解を深めながら、その先に広がる未来の社会を見つめていきます。ここでの学びを通じて得られるのは、これからの社会を形作ってくための前向きな力です。

宗教と非宗教の
境界線はどこにある?

人と向き合っただけでその性格を言い当てたり、抱えている迷いや悩みにアドバイスをしたり、遠い将来のことを明言したり……。いわゆるスピリチュアル・カウンセラーと名乗る人たちが提供する「癒し」は、宗教が提供するそれと同じなのでしょうか。もし、そうであるならば、スピリチュアルは宗教と呼んでもいいのでしょうか。

「宗教社会学」の授業では、そんな疑問に取り組みます。キリスト教やイスラム教、仏教をはじめ、新興宗教やカルト、スピリチュアルについても取り上げ、理解を深めていきます。宗教と、そうとは言えないもの。その境界線上にある文化を分析することで、現代に生きる私たちがどのようなものを生き方の指針、精神的なよりどころとしているのかを探っていきます。

世の中の深遠な思想から少し怪しいものまで横断的に理解することで、たくさんの新しい発見があることでしょう。

例えば、
こんなことも
現代文化学科の
学びです。

現代文化学科の教員の研究領域

教員一覧を表示する
※大学案内(2024年度版)より転載。
氏名 研究領域 リンク
石井 香世子 国際社会学、エスニシティ論 研究者情報
木村 自 文化人類学、ディアスポラ研究、地域研究(中華圏) 研究者情報
小池 靖 宗教社会学、心理主義論 研究者情報
小泉 元宏 文化社会学、文化政策研究、現代芸術論 研究者情報
Liliana Morais Transcultural Studies、International Migration、Material Culture 研究者情報
水上 徹男 グローバル社会論、マイグレーション論 研究者情報 個人サイト
大倉 季久 サステイナビリティ研究、経済社会学 研究者情報
大﨑 裕子 計量社会意識論、社会的信頼論、不平等と分断 研究者情報
太田 麻希子 グローバル都市とジェンダー 研究者情報
貞包 英之 消費社会論、歴史社会学、現代社会論 研究者情報
関 礼子 環境社会学、地域環境論 研究者情報
高木 恒一 都市社会学、住宅社会学 研究者情報

こんな学科もあります

現代文化学科に興味がある人は、これらの学科にも興味を持っています。

都市や地域、コミュニティなどについて学べると同時に、アートやカルチャーなど、自分があまり馴染みのなかった分野にも触れられそうだと感じ、現代文化学科を選択。漠然と人間に関心があった私にとって、人間の営みの結晶と言える「文化」について多角的に学び、考えることのできる本学科は結果的に最適な選択だったと感じています。

現代文化学科 藤江 開生さん学部案内2024より

幅広くかつグローバルな学びができることが本学科の魅力です。「こんな分野まで学べるのか」と驚かされることも数多くありました。特に現代文化の歴史を読み解いていく授業は面白く、産業革命によって男女の装いが変化するなど、ジェンダーに代表される現代の社会問題は、時代背景に大きく左右されることを知りました。

現代文化学科 福島 大樹さん学部案内2023より

「国際社会学」では、食文化・スポーツ・単位などからグローバルとローカル間の相互作用を学びました。私たちが使用している度量衡や時間といった概念は、イギリスやフランスが争った末に戦勝国が標準を定める権利を獲得して普及させたものです。日常を過ごすうえで気に留めていなかったものが、社会の構造を知る大きな手がかりになると気づいた授業でした。

現代文化学科 青木 美薫さん学部案内2022より

本学科を選んだ決め手は、都心に位置する恵まれた立地と、都市をテーマにした授業が数多く開講 されていたこと。建築などのハード面だけでなく、まちを構成する「人」にもフォーカスして学びたいと思いました。

現代文化学科 西沢 大地さん大学案内2021より

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