立教大学の学びのスタイル
「RIKKYO Learning Style」立教大学の教育の仕組み

自ら考え、自在に組み立て自分の世界と可能性を広げる学び

「RIKKYO Learning Style」(以下、RLS)は、将来なりたい自分を思い描き、その目標に向かって自律的にそして着実に学び進めることができる、新たな学びのスタイルです。
入学から半年かけて、全ての新入生を対象に行われる「立教ファーストタームプログラム」にはじまり、グローバルリーダーに欠かせない力を身につける「グローバル教養副専攻」、そして少人数をベースに進められる言語教育など、140年以上にもわたってリベラルアーツ教育を実践してきた立教ならではの視点が、いたるところに生かされています。
自らの可能性を探り、見つけ、広げていく、刺激に満ちた4年間が待っています。

RLSの特徴

(1)自分を育む多様な10の学び

思い描いた目標に向かって進んでいくには、座学の授業だけにとどまらない、さまざまな活動・体験による学びが必要です。RLSでは、専門分野を追究する学びから幅広い学問領域に触れる科目、海外プログラムや正課外活動まで、10のカテゴリで構成される多種多様な学びを用意しています。

(2)関心・目的に応じて自在にアレンジ

一人ひとりの考え方が違うように、学びの形も学生によって異なります。RLSでは、目的や関心に応じて多彩な科目を自由に選択し、自分に合った学び方をすることが可能です。専門分野を軸に深い知の世界を探究したり、多彩な領域を横断して視野を広げたりと、自分だけのLearning Styleで目標に向かって成長していくことができます。

(3)3つの期間に分けて段階的に学ぶ

4年間の学生生活を、学修の基礎を身につける〈導入期〉、さまざまな経験を重ねて視野を広げる〈形成期〉、将来の目標を見据えて専門分野を究める〈完成期〉の3つの期間に分け、段階的に学びを深めます。

学びを支えるオンラインシステム:立教時間

10の学びの体系

立教ファーストタームプログラム:1年次 春学期〜
大学での学びと、立教生としての土台を築く
入学後の最初の半年間にあたる〈導入期〉は、立教大学というフィールドで学びを実践しながら心と身体を慣らし、大学生活のベースをつくる大切な期間です。新入生全員が対象の「立教ファーストタームプログラム」では、高校とは全く異なる大学での学びにスムーズに適応するための科目群が用意されています。

  • Point1:多彩な分野に触れ大学で学ぶ意義や面白さを理解する
  • Point2:少人数のゼミ形式で学びのスキルやリテラシーを修得
  • Point3:立教生としての土台と意識を形成する

学びの精神 ーなぜ学ぶのかー

立教大学での学びを理解する
「宗教」「人権」「大学」の3つのテーマに加え、立教大学ならではの専門性をキーワードとした多様な科目群を設置。教員との議論、学生同士の協働作業などをとおして、自ら調べ考える姿勢を養い、立教大学で学ぶことの意味を理解します。

■科目例
世界史の中のキリスト教/ライフマネジメントと学生生活/立教大学の歴史/GL101/自然科学の探究/法と政治の世界

学びの技法ーどのように学ぶのかー

4年間の学修の基礎を身につける
各学部での少人数制授業で、大学で学ぶ上で必要となるスチューデントスキル(マナー、学習目標づくり等)やスタディスキル(レポートの書き方、プレゼンテーションスキル等)、情報リテラシーなどを身につけ、キャリアプランの形成についても学びます。

■科目例
文学部<入門演習>/異文化コミュニケーション学部<基礎演習>/経済学部<基礎ゼミナール1>/経営学部<リーダーシップ入門>
専門科目:1年次 春学期〜
専門分野を深く学び、自らの核を形成する
各研究分野の第一線で活躍する教員による専門領域の授業。11学部27学科10専修1コースごとに構成した独自のカリキュラムで、深く掘り下げて学び、自らの専門性を高めていきます。
所属する学科・専修・コースの専門科目に加えて、他学部が開講する専門科目も一部を除き履修することが可能です。専門とする分野への理解を深めながら、興味・関心や問題意識に応じて幅広い分野を学ぶことができます。


■CHECK:卒業要件単位について
卒業資格を得るためには、全学共通科目の単位修得も必須。興味深いテーマを扱う多様な科目が豊富に用意されています。

学部専門科目※ 約90単位 + 全学共通科目 約30単位
※学部学科によって卒業要件単位数は異なります。詳しくは履修要項をご確認ください。
多彩な学び:1年次 秋学期~
専門分野の枠を越えた多様な科目群で視野を広げる
分野を越えた幅広い知識と教養、総合的な判断力を養うことを目的とした、リベラルアーツ教育の主軸となる全学共通科目群。多様かつ今日的なテーマを扱う6つのカテゴリからなり、300以上の科目が開講されています。

  • Point1:6つのカテゴリに分類されたバラエティ豊かな科目
  • Point2:専門科目と並行して学び、学びの可能性をさらに広げる
  • Point3:他学部の学生と共に学ぶことで新しい視点を身につける

立教ゼミナール

異なる学部・学年の学生が、1つのテーマに沿ってディスカッションやグループワークを行う科目。扱う題材は、今日の社会を理解し考察する上で重要な諸課題や、普遍的・分野横断的なテーマなどさまざまです。異分野交流・協働をとおして、他者を尊重しつつ自らの意見を論理的に主張する力や、多角的に物事を捉えて考察する力を身につけます。

■テーマ例
ジェンダーから近現代日本社会を考える/ワークショップを通して学ぶ「持続可能な暮らし」と「幸せ」/読書へのいざない/消費者行動、意思決定、情報行動の心理学/科学と非科学の功罪を考える

立教サービスラーニング(RSL)

国内外で現地の人々と関わりながら地域の課題解決に貢献する
理論と事例から学ぶ講義系科目と、現場での体験から学ぶ実践系科目の2種類があり、社会の担い手としてのシティズンシップ(市民性)を養います。

■RSL講義系科目
シティズンシップを考える/市民活動の組織とマネジメント/RSLゼミナール

■RSL実践系科目
RSL-コミュニティ (池袋)(埼玉)/RSL-ローカル(南魚沼)/RSL-グローバル (フィリピン)(SDGs)など

コラボレーション科目

多角的視点からテーマを深く掘り下げる
専門分野の異なる複数の教員が、時代に即応した問題を取り上げて講じます。1つのテーマを多角的な視点で捉え、総合的にアプローチします。

持続可能な地域創生と人づくり/翻訳・通訳と現代社会/大衆演劇の世界/2020年東京オリンピック・パラリンピックを多角的に科学する/ストレスから考える私たちの健康 など

グローバル教育センター提供科目

いつでも・どこでも・誰とでも共に学びあい 共に生きることができる人材を育てる
グローバル社会に対応し、活躍するための知識とスキルを身につけることができるさまざまなプログラム(科目)を開講しています。

グローバル・リーダーシップ・プログラム(立教GLP)/「国際協力人材」育成プログラム/海外インターンシップ/国連ユースボランティア/陸前高田プロジェクト
グローバル教養副専攻:1年次春学期~
学部・学科を越えた横断的プログラムで、幅広い視野を身につける
所属学部で専門的に学ぶテーマに加え、専門以外の分野を1つのテーマに沿って学ぶプログラムです。2つの軸を定めて大学での学びを自分でデザインし、専門+1の力を身につけます。また、海外体験をとおして国際的な視野を広げることができます。

  • Point1:3コース・21テーマの中から1つを選択し、科目を履修
  • Point2:大学が認定する海外体験に参加
  • Point3:卒業時に修了証を取得

主専攻(学部)の専門性 × グローバル教養副専攻

Arts & Science Course〈修了要件単位数:26単位〉

幅広い教養に触れグローバルな感性を磨く
分野にとらわれない知識と教養、グローバル社会で生きるための総合的な判断力を養うコース。「多彩な学び」の科目を中心に、テーマに沿って幅広い科目を履修します。

■テーマ例
Global Art Experience:世界の芸術に触れてグローバルな感性を磨く。
Global Studies of Nature and Environment:地球の環境問題のグローバルなつながりと広がりを見て問題解決の糸口を求める。
Global Citizenship:ボランティア体験などを通じて市民としての自覚を深め、行動できるようになる。

Language & Culture Course〈修了要件単位数:26単位〉

英語やその他言語の文化圏に対する理解を深める
外国語運用能力を身につけ、異文化理解を深めるコースです。「言語系科目」を中心に構成され、英語を中心としたテーマと、初習言語を中心としたテーマを用意しています。

■テーマ例
英語
Academic Studies in English:英語圏の大学へ留学するために必要な英語力とアカデミックスキルを獲得する。
World Issues in English:世界中で起こっていることをリアルタイムで理解し、議論できるようになる。
初習言語 [ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語]
各選択言語の技能を磨くとともに、その言語圏の文化や社会への理解を深める。

Discipline Course〈修了要件単位数:16単位〉

グローバル社会に求められるスキルを身につける
グローバル化が進んだ現代において、さまざまな場面で生かすことのできるスキルを養うコースです。学部や研究機関が提供する科目を中心に構成されています。

■テーマ例
Teaching Japanese as a Foreign Language:外国語としての日本語教育の世界に触れる。
Data Science:グローバル人材に求められるデータ活用力を身につける。
Global Leadership:グローバルな環境で求められるリーダーシップを身につける。
言語系科目:1年次春学期~
複数言語を学修し、多元的な視点を養う
異なる文化背景をもつ多様な人々とコミュニケーションをとるための言語運用能力と、異文化理解力の習得を目指します。英語は、レベル別に編成されたクラスで、自分の実力に合わせて「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの技能をバランスよく学修。また、英語以外に複数の言語から選択できる初習言語も学びます。
*経営学部・理学部・コミュニティ福祉学部福祉学科の学生は、自由科目として履修することができます。
スポーツ実習:1年次春学期~
実技・理論を学び、スポーツに広く携わる
健康維持、競技力向上のための知識やスポーツの文化的側面を理解する講義と、体力の向上を目指す実技で構成されます。理論と実践をとおしてバランスの良い心身の成長を促し、スポーツや健康と多面的に関わる力を育みます。
スポーツプログラム
心身に関する知識や技術を習得する
健康維持・増進のための科学的知識を学び、実践により基礎体力を向上させ、心身に関する知性や判断力を養います。興味に応じてチャレンジできる多彩な種目を用意しています。
<種目例>卓球/テニス/トレーニング初級/はじめてのバレエ/バスケットボール/バレーボール/フラッグフットボール/フロアボール
スポーツスタディ
実技と理論の両面から総合的に学ぶ
スポーツ実践に加え、全体の3分の1程度に講義が含まれる、実技・理論統合型の科目です。メジャースポーツから体づくりに主眼を置いた種目まで、幅広く開講しています。
<種目例>アダプテッドスポーツ/ゴルフ/ウォーター・エクササイズ/スキー/ダイエットフィットネス/サッカー/フットサル/セルフケア・エクササイズ
正課外活動:1年次春学期~
仲間との交流を通じて、自主性や社会性を育む
学内外のさまざまな場をフィールドとして学ぶ正課外活動では、学部や学年を越えた多くの仲間との出会いがあります。同じ目標を達成する喜びや他者とわかり合えることの素晴らしさを知ることで、人間的に大きく成長する機会を得られます。
インターンシッププログラム:2年次春学期~
国内外の業界や企業に触れ、社会の仕組みを知る
企業や官公庁などで就業体験を行うプログラムです。現場での実習をとおして社会や企業の仕組みを学び、「働くこと」への理解を深める体験は、将来の進路を考える際に役立ちます。

立教型インターンシップ

企業・行政・団体と提携し、各実習先に立教大学の受け入れ枠を設けた就業体験型インターンシップです。キャリアセンターが選考し、実習先を決定。事前・事後研修も行います。

■実習先企業例
三井住友銀行/野村證券/東京海上日動火災保険/日本アイ・ビー・エム/丸井グループ/三菱地所・サイモン/オリエンタルモーター/ディスコ/リゾートトラスト/ワールド航空サービス/豊島区/新座市 など

学部プログラム

各学部の専門分野に関連する企業や官公庁で就業体験を行う、正課科目のインターンシップです。学部での学びが社会とどのように結び付いているか、培った知識やスキルをどう生かせるかを学びます。

■実習先企業例
朝日新聞社/丸善ジュンク堂書店/東武鉄道/富士屋ホテル/ANA 総合研究所/味の素/世田谷区役所/日本スポーツ協会/ジャパン タイムズ/東日本旅客鉄道(シンガポール事務所) など
f-Campus(5大学間単位互換制度):2年次春学期~
海外プログラム
異文化を体感し、新しい価値観を身につける
立教大学は建学当初から、異なる文化に触れて新しい価値観を身につけることを大切にしてきました。多くの学生が海外で学び、自らの視野を広げられるよう、多彩な海外プログラムを用意しています。1年間・半期の派遣留学、短期の語学研修、 海外インターンシップなど、全学生が参加可能な大学主催のプログラムや、 学部独自のプログラムを展開しています。
※このページは「立教大学案内2021」をもとに再構成したものです。記載されている内容は最新の情報とは異なる場合があります。資料請求はこちら

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