映像身体学科

MESSAGE

映像と身体をめぐる
新しい思考と表現を
探究する

Department of
Body Expression and
Cinematic Arts

立教大学
新座キャンパス

OBJECTIVE

人と心を
哲学的、芸術的に理解し、
新しい表現を創造していく人を育てます。

映像身体学科の3つの特色

この学科で学べることとは?

  • 映像と身体の関わりを、
    広く、深く学ぶ。

    1

    1・2年次では、映像と身体それぞれについて哲学、社会学、生命科学などの領域から学び、同時に映像制作、ダンス、演劇の実習を通じて両者の関係性を体感しながら学びます。

  • シアター型教室や撮影スタジオなどの設備が充実。

    2

    国内有数の設備を誇るシアター型教室やスタジオ棟、舞台としても利用できるロフト教室など、充実した環境が整っています。また、教授陣は研究者、著述家、アーティストなど第一線のプロフェッショナルで編成しています。

  • 多彩なワークショップ。

    3

    映像系では、映画、写真、広告など、また身体系では、演劇、ダンス、武術など、教員の専門ごとに多彩なワークショップが設けられていて、映像表現や身体表現を実際に体験しながら、その手法や知識、仕事の進め方を学びます。

映像身体学科で
身に付く能力・知識

この学科で育まれる力とは?

  • 創造的な表現力、企画力、
    発信力。

    映像と身体に関わる理論や技法の基礎をしっかりと身に付け、その上で表現、企画、発信する力を養います。その力は、将来、映像や広告の制作をはじめとするクリエイティブな領域で活躍の場を広げる際にも役に立ちます。

  • 実践で生きる“行動的知性”。

    カリキュラムは講義、演習、ワークショップの3本柱。これらをバランス良く学ぶことで、頭の中で考えるだけではなく、実際に身体を動かしながら考え、創り上げる力(行動的知性)が身に付きます。

  • 時代に流されない力、
    時代を引っ張っていく力。

    映像身体学科で得られる知識・技能・思考は、社会が大きく変化していく時代の中でも、本質を見極め、流されることのない強さとなります。また同時に、21世紀の知的・芸術的活動を次の時代へと力強く引っ張っていく発想力、構想力を育みます。

Q.「映像身体学を学ぶ」とは、
どういうこと?

A.映像と身体の理論と実践を通じて、
現代に生きる人間そのものについて学ぶことです。

私たち人間の身体は、肉体だけでは語りきれない要素を持っています。視覚・聴覚・嗅覚などの知覚システムや、時代ごとに変化する身体に対する考え方、人との関わりの中で生まれる身体の捉え方など。これらを全て含めて、身体は身体として認知されます。

身体に対する外部からの刺激の中で最も膨大で重要なのが、映画、テレビ、コンピュータ画像、写真などの映像です。映像が私たちのものの見方や感覚に大きな影響を与えていることは間違いありません。
しかし、その影響が一体どのようなものか、充分に解明されていないのが現実です。

映像身体学では、映像の働きを追究することで、身体を見つめ直していきます。また反対に、身体を見つめ直すことで、映像の在り方を捉え直します。

映像と身体について、理論と実践の両方を行き来しながら学び、それによって現代に生きる人間そのものについて探究していく。それが、映像身体学の学びです。

写真という映像の
本質を考える。

木の葉の一枚一枚の色彩や、空を流れる雲の形、人の仕草や表情など。カメラを手にすると、それまで気付かなかった日常の細かな部分が目に入ってきます。また、言葉だけだとイメージできなかったことが、写真で見るとパッと理解できたり、フレームで切り取ることで対象の新たな側面を発見したり。

写真は、物理的には眼が見ていたはずなのに、きちんと見えていなかったものを見せてくれる、つまり、「目の前に豊かな世界はある」ということを気付かせてくれる映像なのです。

私たちの暮らしに、映像は広く浸透しています。その中にあって、映像の起源であり、映像身体学の核をなす写真について、映像身体学科ではその本質を追究していきます。ドキュメンタリーからファッション、肖像や風景写真まで、具体的な写真を見つめ、読み解くことを通して、その表現を探り、写真映像の力や存在意義について考えていきます。

例えば、
こんなことも
映像身体学科の
学びです。

映像身体学科の教員と演習テーマ・研究分野

教員一覧を表示する
※大学案内(2024年度版)より転載。
氏名 演習テーマ・研究分野 リンク
江川 隆男 西洋近現代哲学、精神と身体の哲学、身体倫理学 研究者情報
加藤 千恵 古代中国思想史、道教思想史 研究者情報
篠崎 誠 映像表現論、映画 研究者情報
田﨑 英明 身体社会論、ジェンダー/セクシュアリティ理論 研究者情報
日高 優 映像身体論、写真論 研究者情報
松田 正隆 身体表現論、演劇、パフォーマンス研究 研究者情報
横山 太郎 能の歴史的・理論的研究 研究者情報
大山 載吉 映像身体論、映像哲学 研究者情報
滝浪 佑紀 映画研究、映画美学の理論的研究 研究者情報
砂連尾 理 ダンス、身体表現、演出振付研究 研究者情報
山田 達也 撮影照明技術と実践、映画 研究者情報
樋本 淳 映画製作、映像制作 研究者情報
宮本 裕子 映像、アニメーション 研究者情報
長門 洋平 映画学 研究者情報
宮川 麻理子 舞踊学、表象文化論 研究者情報

こんな学科もあります

映像身体学科に興味がある人は、これらの学科にも興味を持っています。

対象を多角的かつ深く学ぶことができるようになりました。一見自分とは関係なく思われて興味が湧かなかったテーマの中にも、自分が感じている問題意識につながるヒントを見いだすことができ、より意欲的に学びに取り組めるようになりました。

映像身体学科 髙崎 由衣さん大学案内2024より

映画撮影の授業で良い作品を作るために没頭する姿に刺激を受け、自分も納得いくまでこだわり抜くことを心掛けるようになりました。
また、俳優や声優、映画監督、脚本家といった大きな夢をもつ学生と共に学べるのも魅力です。そのような仲間と接する中で私が特に興味を抱いているのは、表舞台に立つ人を支える裏方の業務。目立たずとも、より密接に作品に関われることにやりがいを感じました。

映像身体学科 福田 拓巳さん大学案内2023より

自由な雰囲気の中でたくさんの知識や経験を吸収し、自分の可能性を広げられる環境が整っていると感じます。ゼミナールでは、「機械機器の誕生によるノイズ表現の出現」について研究しています。本来不要であるはずのノイズが、音楽や映像に美しさや懐かしさを与えていたり、身近な表現方法として写真に利用されていたりする点に着目。現代哲学を参照しながら、ノイズ表現について検討しています。

映像身体学科 村田 征斗さん大学案内2022より

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。