心理芸術人文学研究所Rikkyo Research Institute for Advanced Research in the Psychology, Arts and Humanities

現代心理学部心理学科に附属する心理芸術人文学研究所は、心・身体・環境の相互関係を視野に置き、社会的環境の新しい要素である「映像」を重視しながら、21世紀の人間学の創造を目指す研究を行います。また、心理学・臨床心理学・哲学・社会学・映像学等を横断する学際的人文学の創出を目指し、現代心理学部・研究科の研究教育の進展に貢献することを目指します。

研究所からのお知らせ

2021年度所員リストを掲載
概要—所員:「2021年度所員リスト」を掲載しました。
2020年度業績リストを掲載
概要—業績リスト:「2020年度業績リスト」を掲載しました。

概要

心理芸術人文学研究所について
心を取り巻く現代社会の複雑な環境において人間とは何かを問うとき、身体を考えることはきわめて重要です。人間存在の多様な側面は身体を土台としています。心的病理の解明もまた社会的環境および身体と切り離すことができません。身体における感覚・知覚、認知、運動機能を基盤に、歴史的、社会的文脈の中で心身がいかに把握されるかを、総合的に研究する必要があります。また今日の世界では、これに加えて日常生活の隅々にまで流通するようになった映像が、身体と環境の一部となり、心身の営みに深く関与しています。

この研究所は、心、身体、環境の相互関係を焦点として新しい人間学を切り拓き、実証科学的知見、人文科学、芸術的創造という三つの領野を横断し融合する新しい知の創造をめざします。また最新の設備や技術を導入しながら、理論面および実践面において、心理学、身体学、映像学、そしてそれらの関連領域にわたる研究の発展に寄与します。さらに本研究所は、こうした研究・開発の上に立って、優秀な人材の養成、国内外研究機関との活発な研究交流、イベントの開催、先端企業との共同開発、地域への貢献等、さらなる展開を企図するものです。また、その研究成果は、現代心理学部及び現代心理学研究科の教育内容に反映され、先端的な問題意識を吹き込み、新たな知見を付け加え、将来のカリキュラム改革にも備えることになります。
所員
所長
加藤 千恵

副所長
松永 美希

所員
日高 聡太
松田 正隆
滝浪 佑紀
塚本 伸一
石黒 格
大石 幸二
小口 孝司
都築 誉史
林 もも子
浅野 倫子
山田 哲子
飯田 敏晴
KAVANAGH,M.CHRISTOPHER
岡島 純子
嘉瀬 貴祥
原 信夫
逸見 敏郎
岩瀧 大樹
山中 淑江
香山 リカ
江川 隆男
篠崎 誠
田崎 英明
日高 優
万田 邦敏
横山 太郎
大山 載吉
砂連尾 理
山田 達也
長門 洋平
宮川 麻理子

研究従事者
赤木 真弓
早川 由真

研究支援者
祥雲 暁代
川原井 翔
竹森 亜美
齋藤 誠四郎
坂本 真季
田中 智人
船間 千鶴
三宅 隆司
伊藤 友二
桑原 喜子
業績リスト
施設案内
地上8階建ての建物で、低層階には、図書館を中心として、ロフト(教室)、コンピュータ実習室を、高層階には、研究室、会議室を設置しています。現代心理学部教員の研究室や大学院生室もあります。
映像製作のためのスタジオ。地上1階建て、広さ約200㎡、照明下の高さ約5m。2面R仕様の白ホリゾント壁を設置し、5m×5mのクロマキー合成用のブルーバック幕を装備。基本となる照明設備は備えつけで、本格的な映画・ビデオ・スチール写真などの撮影が可能です。
現代心理学部の実験施設。

取り組み・プロジェクト

私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(映像生態学プロジェクト平成23年度~27年度)

研究プロジェクトの概要

事業名:新しい映像環境をめぐる映像生態学研究の基盤形成
事業取組主体:現代心理学部付属心理芸術人文学研究所
研究代表者:現代心理学研究科 芳賀 繁 教授
参加研究者数:22名

 超高精細映像や三次元(3D)映像、インターネットを通じた映像の通信、大画面・3Dテレビの普及、各種モバイル機器の進化などによって、私たちの周りに新しいタイプの映像があふれている。誰もが簡単に映像を作り出しWeb上で発信できるため、映像の送り手と受け手の境界も今や曖昧である。この状況の中で、映像を制作する技法や、映像を使った表現にも次々と新しいものが出現している。このような映像環境が、人間の心身や社会関係にどのような影響を与えるのか、どのような体験をもたらし、どのような映像・身体表現を生みだし、身体のイメージはどう変容するのか。本プロジェクトは、映像の送り手、受け手、体験者、表現者としての人間と、それを取り巻く映像環境を「映像生態系」ととらえ、その様々な側面を研究する学問たる「映像生態学」の研究基盤を形成する。この研究基盤の上に、映像環境と人間の関わりについての幅広い研究と応用が促進され、産学連携や研究者間交流の拠点が形成される。
 本研究を通じて、人間とそれを取り巻く新しい映像環境が持つ様々な有形無形のインパクトおよび潜在的リスクが学術的・実践的に解明され、問題解決が図られるとともに、新しい映像技術・技法・表現の方向性が明らかとなる。この研究基盤の上に、映像環境と人間の関わりについての様々な研究が促進され、映像技術・技法・表現,芸術、社会的応用の発展を牽引することになる。その結果、高い質の擬似体験を生み出す装置、コンテンツ、超高精細映像や三次元映像を含む次世代映像情報メディアが創出され、直接体験させられない事象(事故,災害など)への予防的な取組みが喚起される。また,工学的な技術革新や商業ベースのシステム開発に対して人間工学の観点からのガイドラインや示唆を与えるであろう。さらに「映像生態学」的アプローチは、これまで別個に考えられてきた博物館、美術館、映画館、劇場、コンサートホールなどの施設を従来と大きく異なる方法で融合させるばかりでなく、病院や公共施設、広告ディスプレイなどについても、そのあり方を問い掛ける知見を生み出すことになる。
研究報告書

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立教大学心理芸術人文学研究所