ホスピタリティ・マネジメント講座観光研究所

立教大学が常設の公開講座「ホテル講座」開設を決めたのは、1946年の戦後間もない混乱の時期でした。
その後、日本経済の発展過程の中で観光事業は国際観光・国内観光とも著しい伸展を示すとともに、その経済的重要性はもとより、社会・文化的側面にわたる重要性も認識され、観光事業の幅広い専門的研究の必要性が要請されるようになってきました。
「ホテル・観光講座」はこのような社会的要請を背景として、常に新しい課題に取り組み、内容の充実を図ってきました。その成果は講座修了者の関係業界での優れた活躍となって現れております。

こうして半世紀以上の歴史ある「ホテル・観光講座」は2001年度より「ホスピタリティ・マネジメント講座」と改称し、再スタートしました。
講師陣はそれぞれの領域で活躍されておられる最も優れた専門家をお迎えして編成しております。皆様の受講を心より歓迎いたします。

ホスピタリティ・マネジメント講座について

講座の概要

プログラム概要

宿泊産業を中心とするホスピタリティ産業の経営を、理論的かつ実践的に学ぶための講座です。マーケティング、人事、デザイン、法規、地域振興、投資計画、アセットマネジメントなど多岐に渡る内容から業界の最新動向まで、各分野の専門家や業界を代表する経営陣をお迎えして講義を展開。観光・レジャー産業で働く方々はもちろん、就職活動にのぞむ学生にとっても有益な学びの機会を提供しています。

お勧めしたい方

・宿泊を中心とするホスピタリティ産業を目指す各大学、専門学校在学生及び卒業生
・関連業界に従事される社会人で、積極的に業界の最新動向を把握し、専門的な理論や知識を習得することで日々の業務や新規事業開拓に活かしたいとお考えの方

講座の特典・課外活動

①図書館利用
 講座期間中、立教大学池袋図書館・新座図書館が利用できます(希望者は要申請)。
②ホテル見学会
 2022年度は2ホテルの見学会を予定しています(任意申込制、定員あり、先着順)。詳しくは講義日程をご覧ください。
※新型コロナウイルス感染症の状況により、立教大学のキャンパス利用が制限された場合、図書館の利用ができなくなる可能性があります。また同様に、ホテル見学会も変更・中止になる可能性があります。

修了レポート

全講義終了後、講座を通して学んだこと等についてA4用紙3枚程度にまとめて、1月上旬に提出していただきます。

修了証書

講義は定刻に開始し、毎回出欠を取ります。全講義日程数の3分の2以上出席し、修了レポートを提出すると、修了資格を得られ、修了証書が授与されます。

講座パンフレットはこちら

講義案内 ~抜粋~(2022年度)

「本質から考える『ポストコロナにおけるホテルの意義の再定義』」

講師:近藤 寛和(宿屋大学 代表)

内容:2020年に発生した新型コロナウィルス感染症により、「宿泊」という需要が大きく縮小しました。その結果、ホテルの本質は「宿泊する場所」ですが、宿泊だけに頼れなくなりました。新たなホテルの価値創造や、ホテルの在り方を模索していかねばならなくなりました。ポストコロナのホテルは、もはや非日常空間でもなければ、単なる寝床でもないと考え、新しい「体験」や「ライフスタイル」を共創する場所としてのホテルを目指すべきフェーズです。では、どのように新たなホテルの価値創造や在り方を考えたらよいか、講義で考察していきます。

「ホスピタリティ空間」

講師:山口 有次(桜美林大学ビジネスマネジメント学群 教授)

内容:ホテルや観光・レジャー施設の経営者や担当者において、人をもてなし楽しませ、その魅力を集客につなげる「ホスピタリティ空間」の作り方に関する知識は不可欠である。空間の作り方に関する知見を持たず、計画を外部に委ねる場合でも、顧客満足度や従業員満足度が高く、かつ運営効率や収益性の高い空間とするためには、空間の作り方にも戦略が必要であり、そのための基礎的な考え方を習得しておくことが望まれる。ここでは、レジャー産業界における先進事例の考え方を読み解きながら、利用者の満足度を向上する集客戦略の方向性を、利用者行動からみた時間量・心理量・コミュニケーションの視点から考察する。

「これからの外食産業の展望」

講師:菊地 唯夫(ロイヤルホールディングス株式会社 代表取締役会長)

内容:外食産業は、長きにわたるコロナ禍によりその弱点が露呈し、大きな転換点を迎えていると言えます。一方でこの転換点は、外食産業にとってその弱点を克服し、より魅力的な産業として飛躍するチャンスとも考えられます。
デジタル化が加速度的に進行する社会における外食産業の今後の展望、そしてその存在意義についてお話をさせていただきます。

「ショッピングツーリズムとは」

講師:新津 研一(一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会 代表理事/事務局長)

内容:外国人観光客マーケットについて、市場規模や特徴、競合状況などの基礎知識を学ぶとともに、実際に外国人観光客に来店していただくために必要な考え方や取り組みを具体例を交えながらお話いたします。また、コロナ禍によって日本のみならず、世界の観光市場は大きな打撃を受けました。withコロナ・afterコロナのマーケットの変化についてもお話をさせていただきます。

「ホテルの人材育成と人的資源管理論」

講師:飯田 広行(株式会社帝国ホテル 人事部 人事課マネジャー)

内容:ホテルにとって上質な商品やサービスが成立する条件は、ハードウェア、ソフトウェア、ヒューマンウェアの3つが高品位にバランスよく調和することにあります。とりわけヒューマンウェア=人材の活用がその大きな鍵を握っています。 日本の迎賓館の役割を担って誕生し、2020年に開業130周年を迎えた帝国ホテルの事例を中心に、ホテル業における人材管理・人材活用について考察します。

「世界のガストロノミーツーリズムの潮流『食文化振興による地域づくりと生態系回復』」

講師:齋藤 由佳子(株式会社GEN Japan 代表取締役社長)

内容:世界的に関心が高まる環境課題を前に、観光を通して持続 可能な地域づくりを行うことは、観光事業者の社会的ミッ ションです。特に食・ガストロノミーツーリズムは環境配 慮型が求められる観光領域であり、旅先での食は美味しさ だけでなく、地域にどのような付加価値をもたらすべきか を、イタリアやスペインの先進事例を交えながら考えていきます。

「ホスピタリティ産業の課題と展望-ホテル事業を中心として-」

講師:藤崎 斉(日本ホテル株式会社 常務取締役 東京ステーションホテル 総支配人)

内容:世界を覆ったコロナ禍の中、消失したインバウンドビジネスで未曽有の影響を受けた業界ではあるが、あらためてホテル業の形態や、リーダーシップ論等も再考しながら、観光立国を支えるべきホテル業の課題と展望を論ずる。

「国際ホテル経営論」

講師:小杉 眞弘(マリオット・インターナショナル、アロフト東京銀座 総支配人)

内容:ミレニアル世代が求めるサービスとは?
外資系ホテルが導入しているモバイル・テクノロジー、ロイヤルティ・プログラム、顧客満足度指標の現在をお伝えします。

「専門誌から見たホテル・旅館業界」

講師:金澤 達也(『月刊ホテル旅館』 編集長)

内容:ホテル・旅館業界における業態やサービスの変遷を紹介します。特に近年はインバウンドの急増に伴い、ライフスタイルホテルやホステルなど、新業態が続々登場しています。「月刊ホテル旅館」で紹介した事例を中心に、注目のホテル・旅館を取り上げていきます。

「ホテル資産投資の概要」

講師:沢柳 知彦(立教大学観光学部 特任教授、株式会社ブレインピックス 代表取締役)

内容:ホテル事業は労働集約的であると同時に資本集約的な産業である。ホテル経営論では触れられる機会の少ないホテル資産投資について概説するとともに、オペレーターとオーナーの契約関係をわかりやすく解説する。また、ホテルの収益構造やアセットマネジメントといったホテル事業全般の基礎知識を広めることを企図する。

「新しい宿のカタチ~移住・起業~」

講師: 石坂 大輔(株式会社ヤドロク 代表取締役社長)

内容:東京・金融業界出身の若者が地方に移住していかに旅館を立ち上げたのか、江戸時代から続く老舗の旅館が多い温泉街でどのように他の旅館と差別化を図って顧客を増やしていったのかを実例を挙げながら講義をします。
昨今「地域活性化」や「SDGs」という文脈において地方での生き方を模索する人々が増えてきていますが、一方で地方の観光業においては今なお人材不足が続いている状況です。地方経済においては「観光」が基幹産業として大きな影響を与えることが多く、観光業の盛衰が地域の発展を左右します。旅館経営と同時に人材紹介や旅行業を通して地方に人材を供給する「新しい宿のカタチ」を作り続ける講師の地域づくりモデルをお話しします。

「ホテルインテリアデザイン・観光デザイン」

講師:マーク 伊東(Mark Ito Design, Inc. 代表)

内容:ホテル及びそれを取り巻く観光産業のデザインや世界の潮流などを幅広く議論したいと思います。アメリカ・カリフォルニアに25年在住し、アメリカ屈指のホテルデザイン会社にてデザインの仕事を経験し、その後カリフォルニアにてデザイン事務所を運営した経験から、海外からの視点に立ち講義を進めます。まず、日本は世界から見ると非常に小さな国。そして人口も世界から比べれば2パーセント。言語も特殊。文化も特殊。これらを総合的に外国からの目線で俯瞰して日本を見た場合、日本の観光産業が何をするべきか、又は何が出来るかを議論したいと考えています。同時に、日本に住んでいると海外が見えないことを再度理解して頂きたいとも思います。日本の特殊性を理解すれば将来のHorizonは広がると確信しています。

「ホテルのレベニュー・マネジメント」

講師:丸山 英実(株式会社サイグナス 代表取締役)

内容:現在でのホテルにおけるレベニュー・マネジメント運用は、高収益ホテル運用には欠かせないものとなっています。昨今、インターネット予約が予約の大部分を占める時代を迎えており、このような状況は自社での直販売による収益増加機会が増えていることを理解しなければなりません。今後の収益アップのためには、今までの「勘と経験と度胸の経営」から「科学的経営」に舵を取り、マーケット需要に合わせて収益の向上を実現し、且つ、ゲストに対して不信感を抱かせない料金コントロール運用を実施していくことが求められています。本講義では、「RM基礎知識」と「料金コントロールの基本的考え方」を中心にお話をいたします。

「ホスピタリティアセットマネジメント」

講師:池尾 健(一般社団法人Intellectual Innovations 代表理事)

内容:ホテルはゲストに客室やサービスを提供する施設であることはもちろん、その施設を使って事業を行い収益を生み出す「不動産」でもあります。ホテルを収益不動産と捉え、そのホテルへ投資するとはどういうことか、そしてホテルの価値をどのように捉え、どのようにその価値を上げていくのか、改めてそれぞれの言葉の意味を拓きながら紹介していきます。

「新型コロナウィルス感染期を受けた地域戦略とじゃらん(OTA)戦略について」

講師:沢登 次彦(株式会社リクルート じゃらんリサーチセンター長、『とーりまかし』 編集長)

内容:観光産業は国にとって、地域にとって、成長を期待される基幹産業です。じゃらん(OTA)としての戦略と共に、新型コロナウィルス感染期を受けた今だからこそ、「10年先を見据え、地域は何をしていくべきか」を、じゃらんリサーチセンターの調査及び研究内容を活用してお話いたします。

「ホテル業とキャピタルマーケット」

講師:平 浩一郎(ホスピタリティキャピタルマネジメント株式会社 代表取締役)

内容:装置産業であるホテル業は、施設の市場性や経営力とは別要因であるキャピタルマーケットにその成否がより大きく左右される業態であり、90年代のバブル崩壊、リーマンショック等の業界への多大な影響を顧みれば明らかである。一方でホテル経営者の多くはこの視点が欠けており、キャピタルマーケットに主戦場をもつ金融プレーヤーに受動的に翻弄されている状況が続いている。コロナ感染により各国のかってない財政出動により株式市場などのキャピタルマーケットは歴史的バブルの状況となる一方で、過去10年間REIT市場等のキャピタルマーケットからの資金で供給増をしてしまった国内ホテル業が今後どうなるのかを過去のケースを参考に検証する。

「ホスピタリティ産業の環境経営」

講師:丹治 朋子(宮城大学食産業学群 准教授)

内容:地球規模での環境問題が深刻化し、企業にも対応が求められる状況になってからすでに数十年が経過しました。近年では、「2050年までの温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする」という目標を示し、国を挙げて、より積極的に脱炭素社会を目指す取り組みを加速させています。またSDGsという観点からも環境経営への関心が高まっています。本講義では、ホスピタリティ産業が直面するあらゆる環境問題の状況を概観しながら、この産業がこれらの問題にどのように関わり、どのような対策を講じているかを示し、取り組みにあたっての課題等について解説いたします。

「由布院の観光地づくりと旅館経営」

講師:桑野 和泉(由布院玉の湯 代表取締役社長)

内容:由布院「地域づくり」のコンセプト(住む人たちの豊かさをテーマにした地域づくりと、その上に成り立つ観光の実際)、「おもてなし」の基盤づくり(旅館相互のネットワークづくり)、「町の確かさ」を支える環境・食への取り組みについて語る。

「経験価値マーケティング」

講師:吉崎 夏来(Boost Japan株式会社 代表取締役)

内容:経験価値マーケティングという、ホスピタリティ業界ではいまだに一般的とは言えないマーケティング手法を通して、「顧客経験価値」を定義し、オフラインでの接遇、サービス提供が、オンラインでの「顧客口コミ価値」として表出されている現状を分析します。ホスピタリティ企業を取り巻く、財務諸表では表せない無形資産としての「顧客口コミ価値」をいかに潜在顧客への訴求活動に利用するか、現在の消費者嗜好により親和性のあるサービス提供形態の設計構造を考えます。またテレワーク時代の宿泊施設の差別化を考えます。

「旅館マーケティングの視点」

講師:井門 隆夫(國學院大學観光まちづくり学部 教授)

内容:中小企業の生産性向上が求められていますが、課題解決にはオペレーションだけではなく、資本のあり方まで注視する必要があります。1万年間の定住社会、200年間の余暇増加、50年間の観光バブルがリセットされた今、都市住民の遊動社会を支える地方宿泊業の重要な役割が見えてきています。宿泊業の多様な役割を活かし、資本性資金を誘導するためには、観光=レジャーという狭い視野を広げるマーケティングの視点が求められています。

「ホテル旅館の法規」

講師:小池 修司(畑法律事務所 弁護士)

内容:ホテル・旅館事業を営むにあたっては旅館業法の許可が必要であり、許可を受けた事業者は法の定める様々な事項を遵守しなければなりません。このような公法上の規制が何のためにあるのかを概説し、住宅宿泊事業法(民泊法)の制度設計との比較もしてみたいと思います。また、宿泊客との関係性においては、宿泊約款に基づく契約の内容を理解する必要があり、これに付随して、宿泊客の荷物に関する寄託契約の成否や、宿泊客に対する事業者の安全配慮義務なども問題になります。公法と私法、それぞれの視点からホテル・旅館業の実像を見ていきます。

リゾート、ホテルの開業と運営について

講師:澤田 裕一(株式会社星野リゾート 沖縄読谷事業所総支配人)

内容:リゾートやホテルの開業、運営について大切なことは何か、星野リゾートの組織文化や戦略を基に、いくつかの施設を事例として競争力のある施設を創っていく過程をお話しします。また、地域振興に宿泊産業がどのような貢献ができるのか、地域と共存共栄するリゾートについてお話しします。

クラシックホテルの歴史と意義について

講師:青木 宏一郎(株式会社ホテルニューグランド 常務取締役 総支配人)

内容:「受け継ぐ先人の思い。歴史の美学。」明治の文明開化以来、西洋のホテル文化を日本に導入してきた先人たちの足跡を伝えるべく日本におけるホテル発祥の歴史と、1930年代以降の国際観光政策としてのホテル開発の歴史と意義を学ぶことを通して、現代における国際観光の在り方やクラシックホテルの存在価値などについてお話ししたいと思います。

都市マネジメントとしてのホテル開発

講師:足立 充(株式会社三井不動産ホテルマネジメント 取締役会長)

内容:昨今、新規開発ホテルの主流となっている「宿泊主体型ホテル」。40年弱の歴史の中で、その先達としていち早く宿泊主体型ホテルに舵を切った三井ガーデンホテルズの経緯を紹介する。また、本来、イベントリスクに耐性のある経営形態ではあるものの未曾有の新型コロナ禍の影響にどのように対処しているか。機能としてのホテルに加え、街づくりを標榜するデベロッパーを母体とするホテル運営会社にとっての都市マネジメントにおけるホテルの在り様にも触れる。

日程・募集要項(2022年度)

日程・場所・講義形態

講義日程

2022年9月24日(土)~12月17日(土)全28回(予定)
火・木曜日:19:00~20:30、土曜日:13:30~15:00

開講式:
9月24日(土)13:00~15:00 基調講義、オリエンテーション、自己紹介 
※修了のための出席回数に含まれます。

ホテル見学会:
・sequence MIYASHITA PARK(東京都渋谷区宮下)11月1日(火)午後 
・帝国ホテル(東京都千代田区内幸町)※日程調整中。決まり次第、掲載します。

修了式:
2023年2月4日(土) 立教大学池袋キャンパス構内 セントポールズ会館
修了証書授与の後、講師や他の受講生との交流を予定しています。
※新型コロナウイルス感染症の状況により、変更・中止になる可能性があります。

詳しい講義時間表は以下のPDFをご覧ください
※変更があった場合随時最新のものを掲載しますので、こちらをご確認ください

開催場所

立教大学池袋キャンパス 14号館4階D401教室

講義形態

池袋キャンパスでの対面講義とオンライン(Zoom)による同時配信
受講生は各講義毎に、対面講義・オンライン講義を選択できます。
※新型コロナウイルス感染症の感染状況及び講師の都合により、オンライン講義のみの場合があります。
募集要項

受講資格

高等学校卒業以上、もしくはそれと同等の能力を有する者
下記【受講に関する注意事項 】を確認、同意の上で受講してください。

定員

100名(先着順)

募集期間

2022年8月1日(月)~9月2日(金)

受講料

一般:50,000円
本学卒業生・学生(本学以外):40,000円
本学学生:25,000円
※申込み時に学生証・立教大学卒業証明書の写真を提出した場合のみ割引受講料適用
※立教セカンドステージ大学受講生及び本学科目等履修生は一般受講料金

【受講に関する注意事項】

1.大学構内では大学が定める感染対策規定(マスクの着用、検温、消毒等)を遵守してください。
2.オンライン講義の受講環境はご自身で整えてください。尚、通信利用料金は別途発生します。観光研究所はPCやスマートフォン等の操作、環境設定、Zoomアプリのインストール等に関するサポートはいたしかねますので予めご了承ください。
3.講義映像の撮影・録画・録音、講座での配布教材等を受講目的以外で利用すること、講座の視聴URL、パスワードを第三者と共有すること、受講登録者以外の者を含めた複数人で受講すること、これらの行為を固くお断りします。 これらの行為が発覚した場合には、それ以降の受講資格を取り消します。
4.講義のオンデマンド対応はありません。
5.新型コロナウイルス感染症の状況により、講義形態の変更やホテル見学会、修了式の中止・変更が発生する可能性があります。変更による受講料の減額・返金はありません。
受講申込手続き
1.受講申込フォームの送信
以下のURLから申込フォームへアクセスし、申込フォームを送信して下さい。
https://ws.formzu.net/fgen/S51866662/
申込の際、顔写真等のデータが必要です。

※受講料割引適用希望者は、以下の提出物をフォームの所定欄に添付必須(一般は不要)
 学生:学生証(全体を撮影した写真)
 立教大学卒業生:卒業証明書(全体を撮影した写真)※卒業証明書原本は9月24日(土)までに提出してください.。顔写真のデータは別途メールにて提出してください。

※フォーム出願後、受領メール(振込先・振込期間・注意事項記載)が自動送信ですぐに届きます。
 受領メールが届かない場合や、フォームで出願できない方は、事務局までメールでご連絡ください。尚、事務局の勤務状況により返信まで数日かかる場合があります。
※申込時にご入力いただいた個人情報は、講座に関する連絡および手続き、研究所からのお知らせ送付・配信にのみ使用いたします。

2.受講料の振込
受領メールや下記に記載している「振込の注意事項」を確認の上、受講料をお振り込みください。
【振込期間】
8月1日(月)~9月2日(金)
【振込先】
みずほ銀行池袋西口支店 (普通)1273940 学校法人立教学院立教大学

【振込に際しての注意事項】
①振込人氏名は原則受講する本人名でお願いします。
 法人等受講生本人以外が振込人になる場合や請求書が必要な方は、事務局までご連絡ください。 
②振込人氏名を入力の際、名前の前にKAN02(ゼロ2)を入力してください。   (例) KAN02リッキョウタロウ 
③振込手数料は振込人がご負担ください。
④振込明細書を領収書に替えさせていただきます。
⑤一旦、受理した受講料は返却いたしません。

3.申込の完了
入金確認後、受講生証および受講資料をご自宅にレターパックで郵送します。

ホテル見学会

ホスピタリティの現場を体感できるホテル見学会を毎年行っています(対象:講座受講生)。
2022年12月1日(木)帝国ホテル 東京
今回は、見学先アンケートで毎回非常に人気の高い帝国ホテル 東京への見学が実現しました。1890年、世界各国の賓客を迎える「日本の迎賓館」としての使命を担って開業したこのホテルが、2024年から12年の歳月をかけて建て替えを行います。大きな変革の時を迎えながらも、日本のホテル業界におけるリーディングカンパニーとして、お客様をお迎えし続けるために、帝国ホテルが大切にしてきたもの、そしてこれからも大切に守っていくものを教えていただきました。

【実施概要】
・日時:2022年12月1日(木)14:00~16:30
・場所:帝国ホテル 東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生17名、庄司貴行副所長、観光研究所スタッフ2名
・見学場所:本館17階インペリアルバイキングサール、バリアフリールーム、スーペリアルーム、サービスアパートメントスペース、本館1階正面ロビー 特設スペース
・SDGs推進担当課長による講義(於 本館3階「彩の間」)
 「帝国ホテルのサステナビリティ推進活動の理念、活動指針、環境への取り組みについて」
・ウェルネス宿泊プランで提供されている「香りのウェルカムジェスチャー」デモンストレーション

【見学者の感想】
日本中から、そして世界中から、注目を浴びる、日本の迎賓館としての老舗ホテルを改装前に見学できたことは、非常に幸いです。「お一人おひとりの満足のために、できることすべてを考え、行動すること。国際的ベストホテルを目指す企業として、時代のニーズを読み取りさらにその先を見据えて、挑戦すること。」の想いは、ホテルに限らず、各企業とも見習うべき点と思います。ラグジュアリーとサステナブリティの両立のステークホルダーの中で、特に従業員の満足度を優先することで、サービスの向上であり、お客様の満足度向上等は素晴らしいと感じました。今後のホテル経営にはES(従業員満足度)の重要性を帝国ホテル様が率先することにより各ホテルも追随し、ホテリエの立場も向上するものと確信致します。歴史と伝統を誇る帝国ホテルが常に新たな取り組みや、挑戦を続けてきたこと。 そこに、業界におけるリーディングカンパニーとして、 民間外交の窓口を担うという強い意志を感じました。(2022年受講生 名取雅幸)

私は、バイキング制度に関する取り組みがとても印象に残った。バイキングは帝国ホテルが発祥だが、そのスタイルが故にフードロスは多い。フードロスをいかにして減らすか、再利用するかというところで様々なアイデアを社会に提示した。その中でもサステナブルソルトの開発と廃棄される食料を乾燥させ、香り袋にするという二つの案は驚いた。この二つは、ただ再利用し廃棄を減らすのではなく新たな価値や付加価値をつけているのだ。実際にサステナブルソルトを買ったのだが、鼻に抜ける柑橘の爽やかさが料理の風味をさらに引き立てており、とてもおいしかった。満足度を上げながらSDGsを達成するのは難しいと思うが、アイデアによっては廃棄されるはずのものが新たな商品へと変わったり、新たな体験価値へと変わったりと、創造がもたらす影響の大きさを改めて実感した。(2022年受講生 鈴木優人)

本館正面ロビー

香りのウェルカムジェスチャー

「彩の間」での講義風景

2022年11月1日(火)sequence MIYASHITA PARK
今年度、三井不動産ホテルマネジメントの足立充会長に「都市マネジメントとしてのホテル開発」のテーマで初登壇いただきました。そして、第1回目のホテル見学会は同社が展開するザセレスティンホテルズ・三井ガーデンホテルズ・sequenceの3つのブランドの内、次世代型ライフスタイルホテルとして注目度がとても高いsequence MIYASHITA PARKを見学しました。顔認証システムによる無人チェックインカウンターや全客室にタブレット設置等、積極的にDXを取り入れる一方で、公園のように誰にでも開かれたロビーラウンジ、フレキシブルなチェックイン&アウトの時間設定、フレンドリーなコミュニケーションスタッフ、館内を彩るモダンアート等、心地よい温もりのあるホスピタリティを充実させた魅力的なスペースでした。

【実施概要】
・日時:2022年11月1日(火)14:00~16:00
・場所:sequence MIYASHITA PARK
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生16名、観光研究所スタッフ2名
・見学場所:ロビーラウンジ&カフェ、レセプション(顔認証タブレット)、BUNKルーム、SUITE、JUNIOR SUITE、DOUBLE、TWIN、ROOF TOP BAR
・アシスタントマネージャーによる説明(於「Dōngxī」亜細亜香辛料理店)

【見学者の感想】
若い世代の感度が高い人達に向けた、徹底した世界観づくりと、その発信方法が印象に残りました。公式のインスグラムでは、“誰か”のアカウントのような、ビジネス感のない写真を揃えており、「ここに行けばこんな時間を過ごせる。こんな写真が撮れる」と、ひと目でわかるものばかりで、インスタグラムで行きたい場所を探す人たちにとって最大の動機づけになっていると感じました。公式サイトのトップに掲載されている動画も、ホテルの公式動画ではなく、外部のYouTuberが撮影された動画を埋め込んでいたことに驚きました。第3者の視点は一般の方々にとって信頼度の高いものであるため、情報収集の参考になるとともに、クリエイターを大切にするというホテルの姿勢も表すことができていると感じました。また、ファンづくりのために、周年イベントやアート展示などといったリアルのつながりを重視する企画を行っている点も、お客様のニーズを捉えていると感じました。新しいカルチャーが集まる渋谷で、その街に親和性が高いコミュニティをsequence MIYASHITA PARKで生み出すことは、地域で長く愛されるホテルとなっていく一つの要因ではないかと感じました。(2022年度受講生 及川泰)

この講座は多くのことを効率よく学べる優れたものだが、より深く、より多角的かつ肌感覚でホテルの様々なことを学べるホテル見学会は受講生にとって極めて有意義な機会だ。支配人クラスの方からの説明、同一フロア客室の同時見学等、単なる利用客では決して得ることができない体験だった。更に今回はホテル会社の経営層から会社全体の概要説明を受けた直後にその関連施設を見学することができ、タイミング的にも素晴らしいものだった。(2022年受講生 田中雄一)

エントランス外観

チェックインカウンター・顔認証タブレット

客室窓からの渋谷の風景

2021年11月4日(木)ホテルニューオータニ(東京)
日本が世界に誇る老舗ホテルの一つ、千代田区紀尾井町のホテルニューオータニを見学しました。外資系ホテルの開業ラッシュ、宿泊産業の多様化など荒波の中、開業50年以上たった今も変わらず、その圧倒的な規模を維持し、世界各国の国賓をもてなす迎賓の場として選ばれ続ける理由は何なのか。普段の講義ではなかなか学べない、ホスピタリティ従事者の心意気を教えていただきました。

【実施概要】
・日時:2021年11月4日(木)14:00~16:30
・場所:ホテルニューオータニ(東京)
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生18名、橋本俊哉所長、観光研究所スタッフ2名
・見学場所:Red Rose Garden、ザ・メイン(本館)ロビーフロア、宴会場「鶴の間」(即位の礼晩餐会のテーブルセッティング再現)、エグゼクティブハウス 禅 ラウンジ、スイートルーム
・ホテルご担当者(5名)による講義(於 ザ・メイン(本館)「ACERO(アーチェロ)」):ホテルの沿革について、即位の礼 晩餐会について、Forbes 5星獲得プロジェクトについて、SDGsへの取り組みについて、本学OBによる「ホスピタリティについて」
・サステナブルカクテル(ノンアルコール)試飲

【見学者の感想】
日本を代表する老舗ホテルが、時代に合わせて常に進化し続けていることと、それを支える従業員の方々の熱い思いが、一番の印象である。たとえばSDGsの一環として発案されたカクテル「Re.Pear」は、バーテンダー世界王者の吉田氏の力とお聞きし、各部門がSDGsに対して真摯に取り組んでいることが感じられた。試飲した時に、その思いが喉ごしに染みた。味だけでなくストーリーを売る、それも世界一番の関心事であるSDGsとは、素晴らしい着想である。
またForbes五つ星を目指したプロジェクトでは、全社一丸となって取り組んで目標達成とは、素晴らしい個人の能力と組織力である。トップホテルに勤めているというプライドだけでなく、それを維持し進化させようという、従業員の思いの結晶であろう。ご説明いただいた全員の方々から、話の内容だけでなく、態度や表情、声にそのような自負や思いを感じた。「ニューオータニここにあり」である。独特の技で殴り込みをかけた新入幕のメズム東京と、横綱ながら常に工夫と鍛錬を怠らないニューオータニ、対照的な2つを見学させていただいて大いに勉強になった。(2021年度受講生 勝山正昭)

最も印象に残ったのは、ホテルニューオータニの人材の質の高さです。参加する前は、館内を歩きながら廻り施設の説明を受ける程度だろうと思っていましたが、わざわざ宴会場を一部屋ご用意いただき、何人もの社員の方々の貴重なお時間を割いて、しっかりと座学の時間まで作っていただいたことに大変驚きました。ここまでコストをかけてしっかりご対応いただいたこと自体にまず、一流ホテルのホスピタリティを感じました。また、ご説明頂いた社員の方たちのお話の内容と熱量から、ホテルに対する誇りと仕事に対する真摯な姿勢をお持ちであることが伝わり、本当に自分のホテルを良くしたいというマインドが社員一人一人に根付いていることを感じました。うわべだけのサービスは必ずお客さまに分かってしまうため、人に奉仕する仕事は実はそうしたプロ意識を持っていることが非常に重要な要件となりますが、ニューオータニは社員教育がきちんと行き届いたプロ集団であり、この人的資源こそまさに一朝一夕では真似できない老舗の強みなのだと感じました。以上のように最も印象に残ったのは、人材の質の高さです。ご説明頂いた内容の中では、環境への取り組みについてここまで積極的に推進されていることは知らなかったのでとても印象に残りました。中水造水プラントを自社で作り、排水を日本庭園やローズガーデン、トイレなどで100%リサイクルしていること、そもそもローズガーデンが「鶴の間」屋上のヒートアイランド現象を防ぐ目的で作られたことには驚きましたし、更にはそれが魅力的なチャペルや客室からの眺めという付加価値となって集客の目玉となり、しっかりマネタイズに繋げていることは大変素晴らしいと感じました。(2021年度受講生 社会人)

Red Rose Gardenと本館

サステナブルカクテル「Re.Pear」

ACEROにて

2021年10月7日(木)・12日(火)メズム東京、オートグラフ コレクション
今年度からホテル見学会は施設見学後、ホテル関係者に講義をしていただくスタイルにバージョンアップしました。その第1回目は、業界でカリスマ支配人として有名な生沼久氏率いる「メズム東京、オートグラフ コレクション」を訪問しました。メズム東京はJR東日本グループの日本ホテルとマリオット・インターナショナルが初提携し、東京・港区「ウォーターズ竹芝」内に2020年4月にオープンしたホテルです。「メズム」という名前は「mesmerize (魅了する)」という言葉に由来。その名の通り、日本ならではのホスピタリティとジャパンクオリティにこだわったクリエイティブなコラボレーションなど、五感を魅了する仕掛けがつまったホテルでした。そして「将来子どもたちの憧れの職業にしたい」というホテル愛に溢れた生沼総支配人のエネルギッシュなお話に大きな刺激を受けた見学会でした。
※感染対策として参加者を少人数に制限し、同じ内容で2回実施しました。

【実施概要】
・日時:2021年10月7日(木)・12日(火)14:00~17:30
・場所:メズム東京、オートグラフ コレクション
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生8名×2回、観光研究所スタッフ2名
・見学場所: 客室(4タイプ)、宴会場、フィットネス、ロビー、レストラン「シェフズ・シアター(Chef's Theatre)」
・総支配人による講義 

【見学者の感想】
マリオットの中のオートグラフ コレクションというカテゴリの中で、日本ホテルがmesmというブランドを立上げそのブランドが目指すもの、手放さないものについて理解できました。ユニフォーム、音楽、TOKYO WAVES、ミッドナイトブルー、マルチタスク、すべての拘りがmesmというブランドにつながっていることを感じました。インディビュジュアリストというターゲット層を狙う中で、今のコロナ禍の日本では苦戦を強いられているかもしれませんが、様々な分野で日本を牽引し、担っていくミレニアム世代のフラッグシップ的なホテルになるのではないかとワクワクして聞いていました。アジアを代表するホテルになるポテンシャルを感じています。マルチタスクを取り入れたのは、生産性をあげるためではなく、お客様に寄り添う、働く人にとっても自己価値、スキル・キャリアアップにつなげたいというお話も印象的でした。社員の成長の視点を手放さず、お客様目線での導入ということに納得感を感じました。
何よりも生沼支配人のコミットしてやりきる気持ち、リーダーシップを感じます。これだけのホテルの立ち上げは物凄い責任とプレッシャーがあったと思いますが、生き生きと話されるのに感動しました。マネジメントスキルよりもリーダーシップが大切というのも自分の今の立場にとても意識させられる言葉でした。(2021年度受講生 塩見恭司)

生沼総支配人のお話や食事会場のキッチンスペース、全室にある電子ピアノなど印象的だった点は数点ありますが、まずスタッフの制服はもちろんマスクまでが黒色だったことがホテルのコンセプトを視覚的に感じられる最初の点でした。黒マスクというのは、正直威圧的な印象を受けるのですが、それよりもメズム東京のコンセプトを重視されていて、芯が強く軸がブレないホテルだと思いました。
フロントがあるスペースで毎晩ライブパフォーマンスが開かれることもこのホテルならではの魅力だと思います。フロントで流れる音楽はBGMではなくFGM (Foreground Music)だというお話がありましたが、音楽がよく聴こえるように響くような音響環境を整えていたり、パフォーマンスをしたいお客様には無料でスペースを貸し出していたり、“感性”の部分に重きを置いていることが目に見えて分かりました。
最も印象に残っているのは、生沼様の情熱のあるお話です。これは満場一致だと思います。若くして経験が多いことや総支配人を務めていらっしゃることからすごく優秀な方だということは分かりますが、ホテルに対する熱意が並々ならぬものでした。(2021年度受講生 設楽未来)

エントランス

ロビー

生沼久総支配人

2020年11月24日(火)アロフト東京銀座
2020年度2回目のホテル見学会はマリオット・インターナショナルグループが10月に開業した「アロフト東京銀座」を訪問しました。アートとミュージックそしてテクノロジーを融合させた新世代のライフスタイルホテルは今までのホテルの概念を大きく変える新鮮さに溢れていました。当日はホスピタリティ・マネジメント講座の講師としてご登壇頂いている小杉眞弘総支配人と本学OGであり、本学ビジネスデザイン研究科で兼任講師としてお勤めでもある外村彩さんのお二人にご案内いただく贅沢な見学会となりました。


【実施概要】
・日時:2020年11月24日(火)15:00~16:30
・場所:アロフト東京銀座(中央区銀座6丁目)
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生7名、観光研究所スタッフ2名
・見学場所:Roof Dogs(屋上バー)、The WAREHOUSE(レストラン)、W XYZBar(ミュージックライブ・ランチ・カクテル)、Re:Charge(フィットネス)、客室(アロフトキング、サヴィーツイン、アロフトスイート)

【見学者の感想】
アロフト東京銀座を見学する中で最も印象に残ったのはロビーラウンジやバー、客室などいたるところに設置されたアートです。特にレストランの壁一面に描かれたアートとエレベーターホールのプロジェクションマッピングは他のホテルにはない新しい挑戦だと思いました。大胆なアートとテクノロジーの融合に加えて、東京の雑踏の音を取り入れたBGMなど初めて訪れた人でも感じることができるコンセプトへの忠実さもこのホテルの魅力の一つだと思います。またテクノロジーの点に関してはプロジェクションマッピングなどの視覚的要素に加えて、モバイルキーという従来のルームキーを必要としないシステムをすでに導入していることも現時点では他ホテルとの差別化を推し進める要素であると思いました。しかし最先端のテクノロジーは時間がたつにつれて普遍化することも予測されるため、今後どのように進化をしていくのかに関心があります。(学生・田邉萌々子)

エントランス

レストラン壁画

エレベーターホール

2020年10月27日(火)庭のホテル 東京
新型コロナ感染症の影響を非常に強く受けたホスピタリティ産業ですが、今年度の第1回ホテル見学会はWITHコロナ・AFTERコロナ時代を見据え、世界最大級の試験・検査・認証機関ビューローベリタスが定めた国際的基準を満たす施設に全世界共通で発行される“SAFEGUARD(セーフガード)ラベル”を日本国内のホテルとして初めて取得した「庭のホテル 東京」を訪問しました。

【実施概要】
・日時:2020年10月27日(火)15:00~16:30
・場所:庭のホテル 東京(千代田区神田三崎町)
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生8名、観光研究所スタッフ2名
・見学場所:客室(スタンダードセミダブル、スーペリアツイン、スーペリアダブル、コンフォートツイン)、リフレッシュラウンジ、ワークアウトルーム、レストラン(ダイニング流) 

【見学者の感想】
 あらゆる面でコンセプトがしっかり表現されている点が印象に残りました。ホテル周辺はオフィスビルや学校などがありどちらかといえば雑然とした環境に位置するにもかかわらず、一歩足を踏み入れると一瞬にして空気が変わったようでした。庭の景色の見え方、廊下や客室の絨毯の模様、部屋の柱の意味、客室内備品、内装デザイン、どれをとっても無駄がなく統一感があり、上質な和モダンを感じました。
 また、置いてあるパンフレットやチラシの選別にもセンスの良さを感じました。周辺地域の情報をくまなく案内するのであれば、数えきれないほどの種類が存在するものの、自ホテルのコンセプト(それはもちろん利用するお客様を考慮してのことだとは思いますが)に沿ったものを選別なさっているように見受けられました。
 そして、講座でもご説明があった「近隣との関わり」についても大変参考になりました。予期せぬ社会情勢に見舞われた本年ですが、今後賑わいを戻し新たな歴史を築いていくにはホテル単体だけでなく周辺との関わり方にも更なる工夫の余地があるだろうと考えており、今回の見学で改めて実感させていただき感謝申し上げます。(社会人・山崎理香)

エントランス

客室イメージ

中庭

2019年11月26日(火)The Okura Tokyo
【実施概要】
・日時:2019年11月26日(火)15:00~16:30
・場所:The Okura Tokyo(旧 ホテルオークラ東京本館)
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生15名、観光研究所スタッフ3名
・見学場所
 プレステージタワーロビー:宴会場2タイプ、バーラウンジ、客室2タイプ、チャペル、オールデイダイニング
 へリテージウイング:ロビー、客室、日本料理山里、茶室

【見学者の感想】
私が最も印象に残った部分は、洋を取り⼊れながらも和を感じさせるホテルオークラの空間です。客室はもちろんのこと、フロントロビーの椅⼦やテーブル、パーティ会場等も洋⾵であったにも関わらず、ホテル全体の印象として⾃分の中に真っ先に「和」が浮かんだという点に驚きました。特にフロントロビーやレストランにおいては、⽊材を中⼼としたシンプルな造りでしたが、その中で和の空間がさりげなく構成されていることに魅⼒を感じました。私は今まで、旅館が和であるのに対してホテルは洋であるというイメージを持っていました。ですが、今回The Okura Tokyoを訪れたことによってそのイメージが⼤きく変わりました。主張しすぎない質素な和が、違和感なく洋を空間の中に溶け込ませており、正にわびさびといった⽇本の精神がホテルの空間に現れていると感じました。このような空間は訪⽇外国⼈、⽇本⼈宿泊者どちらにとっても大変居⼼地の良い空間となるのだろうと感じました。(学生・吉田 夢)

「初めて来た私も大切にしてくれるホテル」「温かい笑顔のスタッフがいるホテル」、これがThe Okura Tokyoで印象に残ったことです。
初めて足を踏み入れた為、あえてスタッフの様子を観察し、積極的に質問をする機会を作りました。スタッフからは必ず笑顔で「いらっしゃいませ」との声掛けがあり、急いでいる様子のスタッフでさえ、すれ違う際には立ち止まり、声掛けがありました。遠くに立つスタッフも、常にお客様の様子にアンテナを張っている為、直ぐに口角をあげて会釈をして下さいました。質問に答えるスタッフは、失礼のない言葉遣いかつ気さくな雰囲気で詳しくご説明下さいました。あるスタッフは、カウンター裏から表に出てきて、さりげなく目的地の方向へ一緒に歩きだし、お客様に寄り添う姿勢を体現して下さいました。これら全ての行動は、接客業に携わる者として出来て当たり前の事ではありますが、これを「常に」そして「すべてのスタッフが」行うことはとても難しいと存じております。オークラは完璧でした。正しく、「一流」と「そうでない所」の違いを拝見させて頂きました。(社会人・石井真理子)                       

ロビー

客室

外観

2018年12月11日(火)東京ステーションホテル
参加者:講座受講生23名、観光研究所事務局スタッフ2名
見学場所:客室、アトリウム(ゲストラウンジ)、バー、アーカイブバルコニー、外壁レンガ

※見学レポートは下記リンクから、立教大学観光研究所ニューズレター『観光研究所だより vol.15 2019』の7ページ目をご覧ください。

外観

アトリウム

ドーム

2018年2月20日(火)モクシー東京錦糸町
【実施概要】
日時:2018年2月20日
場所:モクシー東京錦糸町
参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生11名、観光研究所スタッフ2名
見学場所:バーラウンジ、ライブラリーエリア、フィットネスセンター、客室、アイロンルーム、ゲストランドリー

【見学者の感想】
 訪問前、「モクシー東京錦糸町」のイメージは、猥雑な街並みに尖ったセンスを持ち込んだ都会的なホテルが日本人には売れるの?というものであった。しかし訪問後は、自分でお金を出して泊まってみたくなった。
 客室は、木目と白を基調とし、オフィス仕様のクラシカルな窓が大きく、シンプルで暖かみを感じるデザインであった。備品も極力少なくする工夫がされていた。また、カフェやライブラリのファシリティは、気軽なハイチェア、くつろげるソファ、作業向きのデスクほか、非常にバラエティに富んでいた。カフェに並ぶジャーサラダがおしゃれで、壁のミラーアートにも遊び心があり、スタッフのユニフォームも普段着に近い。しかも、ホテルの方に聞いた平均価格は、リーズナブル!
 「モクシー東京錦糸町」は、背伸びしないと届かない、敷居の先のデザイナーズ空間ではなく、フレンドリーな空気が漂っており、気軽に遊びに行けそうだ。単身での出張、子供連れの週末、パートナーとの今更デート、それぞれのシーンで居場所が想像できるホテルであった。

【ホテル紹介】
客室について:
クローゼットがない代わりに、ペグウォールという壁掛けの収納スペースがございます。机や椅子もすべて壁掛けスタイルですので、必要に応じて取り外しして使うことによって、コンパクトなスペースでも個人の過ごし方に合わせた使い方ができます。またベッドはシモンズ製で寝心地は快適。シャワーブースにはバスタブはないものの、日本のホテルではなかなかみられないレインシャワータイプで湯量も水圧も◎。腰掛スツールもあります。
このように、過剰な備品やサービスは取り除き、スタイリッシュで機能性にもあふれたデザインでありながら、ベッドやシャワーなどお客様の快適なステイに関わる部分にはとことんこだわるのがMOXYスタイルです。

ラウンジについて:
毎週金・土の夜には、本格的なDJナイトを開催しています。お泊りでなくてもノーチャージで誰でもご参加頂けます。そのほかにも、大小いろいろなイベントやキャンペーンを企画しており、お泊りでない方が気軽に来やすい雰囲気になるよう考えています。

スタッフについて:
ユニフォームはユニクロ製です。

ホテル外観

バーラウンジ

客室

フィットネスセンター

アイロンルーム

2017年2月13日(月)ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町
【実施概要】
・日時:2017年2月13日(月)15:00~16:00
・場所:ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生16名、観光研究所スタッフ2名
・見学場所:ゲストルーム(デラックスキング、グランドデラックスコーナーキング、デザイナーズスイート)、SPA & FITNESS KIOI、レストラン(WASHOKU 蒼天 SOUTEN、All-Day Dining OASIS GARDEN、Sky Gallery Lounge Levita、THE BAR illmiid)

【見学者の感想】
ホテルの施設は、客室と、2つのレストランに2つのBAR、スパ&フィットネスの構成となっており、宿泊と料飲部門に絞り込んだビジネスモデルとなっている。今回のホテル見学会では、なかなか見ることの出来ないスイートルームを含め、これらの施設を効率よくかつ丁寧に案内していただき、たいへん参考になった。
全体的には、当ホテルのインテリアコンセプトである「Levitation(浮揚感)」と「Framed Kaleidoscopic View(額縁で切り取られた真万華鏡のような景色)」を感じさせる洗練されたデザインが随所にちりばめられており、さすがはプリンスホテルの最上級ホテルだと感じた。
特に、35、36階の2層吹き抜けに設けた「スカイギャラリーラウンジ レヴィータ」の天井から滝が流れ落ちる様を表現した壁面デザインは圧巻であった。照明の演出が映える夜間に一層感動を呼ぶ仕掛けになっている。また、客室の窓際に配置された「デイベッド」も浮揚感を感じさせる仕掛けとして非常に新鮮だ。
また、宿泊客専用の会議室である「ボードミーティングルーム」は、高級感の漂う一方で機能美を感じるデザイン空間を堪能した。スタッフの、「日本の代表としての自覚」と「ホテルの枠を超えたサービス」というお話に感動した。
2015年10月21日(水)庭のホテル 東京
実施概要
・日時:2015年10月21日(水)15:00~17:00
・場所:庭のホテル 東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生21名、観光研究所スタッフ2名
・見学場所:ファンクションルーム(燦<さん>、粋<すい>)、ゲストルーム(プレミアム、コンフォート、スーペリアダブル、スーペリアツイン、スタンダード)、リフレッシュラウンジ、ワークアウトルーム、レストラン(グリル&バー 流<りゅう>、日本料理 縁<ゆくり>)

インプレッション
本年度は、株式会社UHMの代表取締役 木下彩氏が総支配人を務める「庭のホテル 東京」を訪れました。木下氏は2012年度よりホスピタリティ・マネジメント講座の講師を務めてくださり、講座終了時のアンケートでは、印象的な講義として毎年挙げられています。
ロビーに一歩踏み入れると、床から天井まで届く大きな行燈のようなあたたかい照明に迎えられます。エントランスや中庭には手を入れすぎない自然な緑の木々の中に石が配され、流れる水の音に心癒されて、東京の真ん中とは思えない、静かな佇まいを感じます。そして、ホテルの名前のとおり二つのレストランからは中庭を眺めることができました。
客室は、障子や格子、鉄瓶など和風の小物を用いながらもモダンで洗練された和のしつらえで、ホテルの快適さと旅館の雰囲気を併せ持つ心地よい空間を作り出しています。海外からのお客様にとても人気があるのも納得できました。
「自分が心から泊まりたいと思うホテル」を作ろうとされた木下氏の思いに応えるように、「このホテルが大好きでここで働くことを誇りに思う」スタッフの、ゲストへの気遣いを感じるアイテムが溢れていました。
2014年10月15日(水)アンダーズ 東京
実施概要
・日時:2014年10月15日(水)14:00~15:00
・場所:アンダーズ 東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生11名、観光学部特任教授1名、観光研究所スタッフ3名
・見学場所:アンダーズ ラウンジ、客室スタンダードルーム(キング)、アンダーズ スタジオ、AO スパ アンド クラブ、チャペル

インプレッション
2014年6月11日にオープンしたばかりの虎ノ門ヒルズ内にあるアンダーズ 東京。アンダーズはヒンディ語で「パーソナル スタイル」を意味します。その名の通り、形式にとらわれないサービスと、友人の家のような、自由でバリアのない、居心地のよいホテルであり、ハイアットグループが展開する日本で初めてのライフスタイルホテルです。
友人宅のようにリラックスできるアンダーズ ラウンジ、広めの玄関周りとバスタブが特徴的な客室、52階にある「東京で最も空に近い」チャペルや東京タワーと東京湾を一望できる会議室アンダーズ スタジオなどを見学しました。
高級感のある洗練されたデザインの中にふんだんに取り入れられた和の要素と、名札をつけずゆったりとしたユニークな服装のスタッフの対応によって、居心地の良い親近感のある空間を演出していることが印象的でした。
また、参加者より、普段見ることのできない場所を、ホテルのスタッフの方の説明を受けながら見学することができ、大変有意義だったと好評をいただきました。
2013年10月28日(月)パレスホテル東京
実施概要
・日時:2013年10月28日(月)15:00~16:00
・場所:パレスホテル東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生4名、観光研究所スタッフ3名、観光学部特任教授
・見学した場所:ホテルロビー、客室2室(デラックス45m²、グランドデラックス55m²)、レストラン(和田倉、クラウン)ラウンジバー(プリヴェ)、プール&フィットネスルーム(エビアン スパ 東京)、結婚式場(チャペル、神殿)
インプレッション
2012年5月17日にグランドオープンした、丸の内1-1-1にそびえるパレスホテル東京を見学させていただきました。都心を眺望できる広々とした客室、日本初上陸となる「エビアン スパ 東京」や、カクテルコンペティションの世界大会で優勝された、女性バーテンダーが腕を揮うラウンジバー、旧パレスホテル時代から続く格調高い老舗レストランなども見学させていただきました。結婚式場のチャペルと神殿も、荘厳かつゲストへの真心を感じる温かい造りでした。
ホテルの内観もさることながら、ご対応いただきましたスタッフの方はもちろん、働いていらっしゃる皆様のおもてなしの姿勢がとても印象的なホテルでした。
2012年10月26日(金)東京ステーションホテル
実施概要
・日時:2012年10月26日(金)15:00~17:00
・場所:東京ステーションホテル
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生18名、観光研究所スタッフ2名、観光研究所所長
・見学した場所:駅舎前(ホテル外壁レンガ)、客室6室(23~72㎡)〔クラシック、パレスサイド、 ドームサイド、メゾネット(2タイプ)、スイート〕、ビジネスセンター(2階)、喫煙室(2階)、ゲストラウンジ(アトリウム、4階)
インプレッション
東京ステーションホテルは、国の重要文化財である赤煉瓦の駅舎やかつての文豪が愛した客室など大正時代からの伝統が息づくホテルです。東京の中心で、人や街の歴史を見守り続けておよそ100年の歴史を持つこのホテルが、2012年10月3日新しく生まれ変わりました。チェアやランプ、絨毯から筆記用具にいたる調度品の数々、さらにはスタッフの方々の洗練されたご対応から、伝統を重んじつつ、時代に求められる機能性も満たすホテルをめざして、新しい歴史の一歩が始まったように感じられました。
2011年10月17日(月)フォーシーズンズホテル椿山荘東京
実施概要
・日時:2011年10月17日(月)14:00~15:30
・場所:フォーシーズンズホテル椿山荘東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生10名、観光研究所スタッフ2名
・見学した場所:ホテルロビー、スパ&トリートメント「悠YU, THE SPA at Four Seasons」客室 スーペリア(45㎡:シティビュー)、客室 ロイヤルスイート(193㎡:ガーデンビュー)、客室 コンサバトリー(64㎡:ジュニアスイート)、Chef’s Table (シェフズ・テーブル:オープンキッチン付きダイニングルーム)、ブライズ・ルーム(新婦お支度室)、アンフィシアター(98名収容階段式会議室)、チャペル(70~80名収容)
インプレッション
アジア初のフォーシーズンズホテルとして開業し、来年で20周年を迎えるフォーシーズンズホテル椿山荘 東京。眼前に広がる2万坪という広大な日本庭園の自然が織りなす美しい景観は「目白の森」とも呼ばれ、都会のオアシスとしても名高い。ホテルロビーへとつながる正面外側玄関は手動(内側は自動)、自動販売機は館内に見当たらず、各施設の案内表示、エスカレーターやエレベーターも見えない。これらのこだわりは、非日常の中にも「家庭的」な雰囲気や、利用客との「家族的」なコミュニケーションを追求するホテルの姿勢にある。 館内のインテリアは全体的に深く、落ち着いた色調の中にオリエンタルな趣を湛え、心の安らぎを感じさせるものになっている。また、元スイートルームのオープンキッチン付ダイニングルームChef’s Tableでの試食会 、ゆったりとした気分で美容や衣装合わせといった婚礼準備を整えることのできるスーペリアクラスの客室13室を改装したブライズ・ルーム等、婚礼が年間約700件、ホテルの全売上の約3分の1を占めるというフォーシーズンズホテル椿山荘ならではの、ブライダル重視の設備投資にその個性が光った。
2010年10月13日(水)マンダリン オリエンタル 東京
実施概要
・日時:2010年10月13日(水)15:00~16:00
・場所:マンダリン オリエンタル 東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生8名、観光研究所スタッフ2名
・見学した場所:3階宴会場「メイプル」、同階バンケットキッチン、1階グルメショップ、38階ホテルレセプションロビー、30階客室(デラックス ルーム)、37階ザ・スパ・アット・マンダリン・オリエンタル東京等
インプレッション
2010年10月13日(水)15時より、約一時間強の行程で、世界初、六ツ星ホテルの称号を取得したマンダリン オリエンタル 東京にてホテル見学会を行いました。
「センス・オブ・プレイス」(その土地の文化や伝統を取り入れる)という理念のもとに、着物の街、日本橋として館内の布はすべてオリジナルで日本の自然美を意識したデザインで、壁紙や絨毯の色調、各種照明も月明かりをイメージしたもの等、一貫して落着いたトーンと、館内を一本の木と想定したストー リー性のあるインテリアが目を引きました。日本橋という土地柄を重視した和風の装飾、三井銀行時代の 金庫がそのまま残されている等、建物自体の持つ歴史や地域色が十分に生かされている点も印象的で、 外資系ホテルの特色を残しつつ、地域や異文化との見事な融合の形を見たという感じがしました。
2009年10月19日(月)ディズニーランドホテル
実施概要
・日時:2009年10月19日(月)13:00~14:30
・場所:ディズニーランドホテル
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生・13名、観光研究所スタッフ2名
・見学した場所:訪問先の希望により省略
インプレッション
爽やかな秋晴れに恵まれた10月19日(月)13時より、約一時間半の行程で
ディズニーランドホテルにてホスピタリティ・マネジメント講座課外活動の一環である
ホテル見学会が実施されました。今回の参加者は最終的に13名と少人数になりましたが、
それが功を奏して見学会を引率くださったホテルスタッフの皆さまと 積極的に話をする機会を得た、
非常に有意義な見学会となりました。
2008年11月10日(月)ザ・ペニンシュラ東京
<b>実施概要</b>
・日時:2008年11月10日(月)10:00~12:00
・場所:ザ・ペニンシュラ東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生・17名、観光研究所スタッフ2名
・見学した場所:客室3タイプ/ 24Fレストラン&バー「Peter」/ 2F レストラン「ヘイフンテラス」 等
<b>インプレッション</b>
オープンして1年数か月・・・ザ・ペニンシュラ東京を見学させて頂いた。
ゲストルームやレストランからは皇居外苑や日比谷公園が一望できる絶好のロケーション!!
ザ・ペニンシュラ東京のおもてなしはハード面にも反映されお客様をお迎えする心遣いが感じられた。
ホテル内は洋風なデザインの中に日本文化を感じるデザインが見事に調和され自然な印象を受けた。
2007年10月17日 (水)ザ・リッツカールトン東京
実施概要
・日時:2007年10月17日(水)13:45~14:45
・場所:ザ・リッツ・カールトン東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生・21名、観光研究所スタッフ5名
・見学した場所:客室2種類≪デラックスルーム(52㎡)・カールトンスィート(120㎡)≫、表玄関、45階ロビー、ラウンジ&バー、など
インプレッション
オープンして半年と、間もないのにも関わらずリッツ・カールトンのブランド力で好調な客室稼働率を保っている、六本木ミッドタウン内に位置する「ザ・リッツ・カールトン・東京」を見学させて頂いた。
どのゲストルームからも都内の素晴らしい眺望が楽しめ、また45階のロビーのラウンジの天井の高さ、豪華なシャンデリアが印象的だった。
2006年10月18日(水)ホテルオークラ東京
実施概要
・日時:2006年10月18日(水)14:00~16:00
・場所:ホテルオークラ東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生25名、観光研究所スタッフ5名
・見学した場所:客室3種類≪ロイヤルスィート・グランコンフォート階のルーム・スタンダードルーム≫、ワインルーム“バロン”、ロビー、シガーバー、お茶室、宴会場(中、小)、チャペル、大蔵集古館(周りより)
インプレッション
当日はホテル客室100%稼動で大変お忙しい中、管理部人事の方々、事業部の方のご案内のもと、3グループに分かれて館内見学させていただいた。
お客様第一主義のホテル精神が社員の皆様にいき渡っていることが感じられ、参加者の皆さんは大変満足した様子だった。
参加者からの質問にも確実にお答えいただき感激した。

受講生の声

こちらからご覧ください

人から生まれるおもてなしを学んで

最初に、4ヶ月にわたりお忙しい中で貴重な講義を頂きまして、御礼申し上げます。講座を通しまして講師の皆様から最新情報や新しい知識を得たこと、熱弁をふるい私たちへ何かを継承(経験・執念・発想などからのCS)しろとおっしゃっているようでした。講義では、内部の貴重な資料をもとに説明され、また資料が出せない情報をOHPで説明されるなどして、学生時代のように必死にメモを取っていた自分を記憶しております。「ホスピタリティ」に対しての視点・視野が多角的に広がり、自己のスキルアップや今後の将来、ビジョンを思考していくうえで大変役立った講座でありました。(社会人・男性)

視野を広げる

将来サービス業に就きたいと考えており、今年大学3年という就職活動が始まる前のこの年に講座を受けておきたいと思いました。また、昨年の夏、1か月間ホテルにてインターンシップに参加したことにより接客について深く考えるようになったこともきっかけです。この講座を通して、ホテルは、経営や人材教育など様々な面から成り立っており、特に、顧客満足度や社員満足度が重要であると強く感じました。ホテルが成長して日本の観光産業がより発展していくためには、社員一人一人が自分のできることを最大限に行う心のこもったおもてなしをすることから始まります。お客様のことを知り、覚えること。お客様が言葉にされないニーズを先読みすることが感動を生む。おもてなしは全て人から生まれるということをこの講座を受けていて一番感じたことです。(学生・女性)

「人間」としての成長

ホスピタリティ・マネジメント講座は、毎回行くのが楽しみになる講座です。私は結婚式場でアルバイトをしており、ブライダル業界の仕組みや観光・宿泊産業の現状と未来について学ぶことで、今後の業務や将来の職業選択に役立てたいと思い受講しました。様々なステージで活躍される講師陣の方々に、普段は聞くことのできないお話を伺えることがこの講座の最大の魅力だと思います。参加者は、その生き様に感銘を受けることでしょう。私も、ゴミが落ちていないか常に意識しながら歩くようになりました。本講座を受講してもちろん知識もつきましたが、何よりホスピタリティに対する視野が広がります。問題点を発見して自分なりの考えを持つこと、そして人間としてどう立ち振る舞うかを学ぶことができた有意義な講座でした。(学生・男性)

一回も聞き逃したくない充実の3ヶ月!

「また来年も受講したい。」講座を振り返っての率直な感想である。私は一つのホテルで運営側の立場で勤務をしているが、今後のキャリアを見据えた時に、考え方に偏りが出てしまうのではないかという気持ちからこの講座を受講した。各回、講師の皆様からのトピックは実に幅広い切り口で語られ、新しい発見と吸収の連続であった。講義では一貫して、ホテルを取り巻く環境の変化や、消費者の価値観の多様化が触れられると同時に、「民泊」などの最新トピックも取り上げられ、とても新鮮であった。また、週3回の講義を3ヶ月継続して受講することは決して楽ではなかったが、習慣化することで日常のタイムマネジメントもうまくできるようになったと感じる。今後は、この講座で学んだことを日常業務に直接的に活かし、これからの時代を勝ち抜けるホテル運営を考えていきたい。受講料もこの内容に比してリーズナブルな設定であり、幅広く多くの方にお勧めしたい。(社会人・男性)

ホスピタリティの奥深さを実感した3か月

公務員として勤務し、人材育成を担う中、住民の方に、もっと満足していただける対応をホスピタリティの専門家から学び、仕事に活かしたいと考え受講を希望しました。講師陣は各分野の第一線でご活躍の方ばかりで、講座としてのコストパフォーマンスの高さに驚きました。皆様、最新の課題や工夫等を丁寧に実践的にご講義いただき、毎回が真剣勝負でした。すぐに人材育成研修に活用できる内容も多く、仕事上も非常に有用でした。また、多方面のプログラムから思考の幅を広げることもできました。毎週3回という濃密な研修のおかげで、受講生同士、何度も顔を合わせる内に講義の感想やお互いの受講目的などを講義前後に話したことをきっかけに、交流が始まりました。多業種の皆様と情報交換できる関係が築けたことは、今後に続く大きな財産となりました。様々な人と出会い、交わり、更に大学図書館で知識の補強ができた、最高の3か月間でした。(社会人・女性)

誰でも学べる熱意ある講座

ホテルを不動産や収支という観点から捉える仕事に携わっていますが、偶然、本講座の案内を目にして、ホテルに関する幅広い知識を身につけたいと思い、受講を決意しました。日頃、ホテルを限られた側面からしか見ていませんでしたが、それぞれの分野で活躍されている先生方の講義を受け、多様な専門分野と奥深さを知りました。また、多業種の方が受講されていることから、他の受講生との会話も新鮮で、本講座で知り合えた方々との繋がりは、他には代え難いものであると感じています。3ヶ月間、週3回の時間の捻出は大変でしたが、集中講座だからこそ、講座で得た知識がすぐ身になっていくことを実感できました。これで採算が合うのだろうかと、こちらが心配になるほど、受講料に対して充実の内容でしたが、この不釣り合いの理由は、先生方の熱意に他ならないと感じました。幅広いテーマの熱い講義だからこそ、どのような年齢、職種、立場の人でも何かしら新しいことに気付いて、学ぶことができ、間違いのない講座であると、自信を持って薦めることができます。(社会人・男性)

書籍や業界誌だけでは得難い最前線についての学びの場

私はホテルで働いて21年になりますが、ホスピタリティ産業について体系的に包括的に学んだことがありませんでした。本講座がその様々な分野について学べると知り、自分の学びの不足分を学べると考え受講を申し込みました。各分野の中心で今まさに活躍中のそうそうたる講師の皆様方による講義では、書籍・業界誌等では得られない講師の皆様の信念・意気込み・経験談等や質問に対するご意見を直接伺えて、本当に貴重な経験になりました。講師の皆様、事務局の皆様、鋭い質問により新たな気づきを与えてくださった受講生の皆様、私を講座に送り出してくれた職場の皆様、応援してくれた家族に感謝いたします。至らぬ点ばかりの私ですが、講義での学びを胸に講義での出会いを大切にして、お客様にいつも喜びや感動を提供できるような人材になることを目指して参ります。本講座が、今後もホスピタリティを学ぶ皆様に末永く開かれ続けていくことを祈念いたします。(社会人・男性)

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