2019/08/09 (FRI)

企業等の人事担当者を対象とした「Rikkyo Career Conference 2019」を開催

キーワード:社会・地域連携

OBJECTIVE.

7月31日(火)、池袋キャンパスAB01教室にて企業等の人事担当者を対象とした「Rikkyo Career Conference 2019」を開催しました。

キャリアセンター部長 佐々木 宏教授

初めての開催となる本イベントはキャリアセンターにより主催されたものです。大学と企業が相互理解を深めた上で、社会の担い手となる若者を共に育むことを目指し、その第一歩として、キャリア・就職支援に力を入れる立教大学の教育研究と、キャリア・就職支援の実践を人事担当者にご紹介する場を設けることを目的とし、経営学部との連携のもと企画・実施されました。

当日は330名の人事担当者の参加があり、業種もメーカー、商社、IT系企業など、さまざまな業界からご参加いただきました。また、開始前に希望者を対象に行われたキャンパスツアーでは、学生ガイドが梅雨明けの池袋キャンパスをご案内しました。

経営学部長 山口 和範教授

冒頭、キャリアセンター部長を務める佐々木 宏教授(経営学部)から、プログラムの概要や目的について説明があったのち、経営学部長の山口 和範教授から、従来から大きく変化している現在の大学教育について、説明がありました。

続いて行われた基調講演では、経営学部の中原 淳教授が登壇。人材開発・組織開発を専門とする同教授から、「企業で活躍する人材を育てる-BLPの試み-」と題した講演が行われ、経営学部経営学科のコアカリキュラムであるビジネス・リーダーシップ・プログラム(BLP)について紹介がありました。教育機関と仕事を如何につなぎ、社会で活躍できる人材を育てることができるかといったテーマに参加者が熱心に耳を傾ける様子が見られました。

(左から)経営学部国際経営学科 山本 元気さん、経営学部経営学科 岡部 優希さん、経営学部 中原 淳教授、トヨタ自動車株式会社人材開発グループ長 唐澤 俊章氏

キャリアセンターによるキャリア・就職支援についての説明を挟んで行われた話題提供では、トヨタ自動車株式会社人材開発グループ長である唐澤 俊章氏が登壇。「変わり続ける採用と人材開発」というテーマで、主にトヨタ自動車の採用の変遷、自動車業界を取り巻く環境、トヨタ自動車が今後取り組もうと考えていることについてわかりやすく企業側視点でお話いただきました。

最後には唐澤氏、中原教授、そして経営学部の学生を交えてパネルディスカッションが実施されました。テーマは大学の教育、企業の人材開発のこれからについて(企業の求める人物像/大学の教育/キャリアディベロップメント/就職活動スケジュール(新卒一括採用・ジョブ型採用の観点から)/若者に対する期待)。唐澤氏からは、企業が求める人物像とは一体どういったものなのか、また今の若者に不足していることは何かという点について話題提供をいただきました。それを受けて中原教授からは、経営学部のBLP教育がどのように人材育成に役立っているのかという点について段階的なトランジションという視点から紹介がありました。経営学部生の山本元気さん、岡部優希さんからは、BLPを通じてどのような能力が身についたのかについて話がありました。その他にも就職活動スケジュールの早期化やインターンシップ等が活発化している中で、学生生活を充実させていくことの難しさについても触れられ、プログラムの開催主旨でもある大学と社会(企業)が連携していく必要性を強く感じることのできる内容となりました。

プログラム終了後も各登壇者に個別質問のため長蛇の列ができ、参加者の関心の高さが伺えました。

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