立教大学の言語教育立教大学の教育の仕組み

2024年度から「複言語・複文化主義」に基づく第2外国語の新たなカリキュラムがスタート。
社会の中にさまざまな言語が存在する「多言語」に対し、「複言語」とは一人の人間の中に複数の言語が共存している状態を指します。
グローバル化する世界の流れを踏まえた新たな第2外国語のカリキュラムについて、その特長、また複数言語を学ぶことの意義をご紹介します。

4年間を通して、専門+英語+第2外国語が学べる

※CLIL科目:Content and Language Integrated Learningの略。学部の専門科目を外国語で学ぶための土台をつくる科目。

第2外国語を「RIKKYO Learning Style」に組み込み、「導入期(1年次春学期)」「形成期(1年次秋学期~2年次秋学期)」「完成期(3年次春学期~4年次秋学期)」の各段階に適した科目を配置しました。
必修科目(1年次)
1年次の必修科目には、20人程度の少人数で表現力を養うアウトプット中心クラスと、40人程度で基礎力を養うインプット中心クラスの2科目を配置。全学部生が学びたい言語を自ら選択し、週2回の科目(表現・基礎)で土台づくりを行います。いずれの科目も、言語知識の獲得のみならず、言語の4技能(読む、聞く、書く、話す)全てにおいて場面や状況に応じて適切に運用できる能力を身に付けるため、内容を相互に連携させることで高い教育効果を狙います。

将来の目標や興味・関心に合わせて学べる4領域

自由科目は、目的に応じた履修ができるよう4領域に分類されています。
また、CEFRセファール(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づく、言語の習熟度を6段階で示す「共通参照レベル」を導入することで、異なる言語間においても共通した目標を設定し、教育内容や指導法の統一化を図ります。
留学に行きたい
異文化を深めたい、文化をもっと知りたい
仕事・ビジネスに役立てたい
専門的なリサーチ・研究に興味がある
目的に応じて自ら学びをデザインする
自由科目はこれまで2年次以降しか履修できませんでしたが、「留学準備領域」は1年次から履修が可能になりました。
これにより、それぞれのニーズにあった自由度の高い学びを実現します。

目的に沿った履修のモデルケース

なぜ「第2外国語」を学ぶのか

英語+1の理由
英語が必要なのはいまや疑いのないところとはいえ、そもそも世界には英語が通じない国や地域も多く存在します。言語と文化は深く関係しており、海外でも日本でもさまざまな背景を持つ人々と共生していくためには、多様な言語を知ることが重要です。
英語+1のメリット
さまざまな言語を知ることで、情報を得たり発信したりする手段は多チャンネル化し、あなたの視野は格段に広がります。また、自らの言語や文化を客観的に捉えられるようになり、さまざまな言語や文化に対する寛容性が身に付きます。
英語+1で育まれるもの
多様な言語や文化が共存する社会の中で、複数の言語を用いて異文化間での交流ができる「複言語・複文化能力」を身に付けることがこのカリキュラムの大きな目標です。さまざまな言語や文化を学ぶことが、あなた自身の新しい可能性の発見にきっとつながるはずです。

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