キャリアセンター主催シンポジウム「これからの採用活動のあり方〜リアルな学生の声に向き合う〜」開催レポート

立教大学キャリアセンター

2020/02/04

キャリアの立教

OVERVIEW

1月15日(水)池袋キャンパス11号館にて、企業等の人事担当者を対象としたシンポジウム「Rikkyo Career Conference 2020」を開催しました。

キャリアセンター部長 佐々木 宏教授

このイベントは、企業人事担当者の方々に立教生、大学(教育)の今を知っていただくことで、これまで以上に大学と企業(社会)のより良い関係を構築したいと考え、昨年7月31日の開催に引き続き、キャリアセンターが企画・実施したものです。

第2回目の開催となる本シンポジウムでは、「これからの採用活動のあり方~リアルな学生の声に向き合う~」をテーマに、企業の採用担当者と学生のミスマッチを防ぐため、企業学生大学のそれぞれの視点からの講演と意見交換が行われました。

冒頭、キャリアセンター部長を務める佐々木 宏教授(経営学部)からご挨拶があり、シンポジウムの趣旨や概要の説明がありました。

社会学部メディア社会学科 砂川 浩慶 教授

続いて行われた基調講演では社会学部の砂川浩慶教授が登壇。「今どきの若者の情報収集」をテーマに、メディア研究を専門とする研究者、そして実際の学生と接する機会のある大学教員ならではの視点で、変貌を遂げる情報収集手段や学生の就職活動の仕方の変化についてお話がありました。

キャリアセンターによるキャリア・就職支援プログラムについての説明を挟んで行われた話題提供では、株式会社ワンキャリアの北野唯我氏が登壇。「現代における強い会社の条件」と題した講演が行われ、データに基づいた近年の採用状況に関する分析を踏まえながら、近年の企業の人材育成に関する取り組みなどにも踏み込んでお話しいただき、参加者が熱心にメモをとる様子が見られました。

株式会社ワンキャリア取締役 北野 唯我 氏

最後に行われたパネルディスカッションでは、北野氏に加えて三井物産株式会社の古川智章氏、株式会社電通国際情報サービスの今西裕之氏、そして在学生から経営学部経営学科4年次の山本奈々さんが登壇しました。ディスカッションのテーマは「学生の声と向き合う採用のあり方」と題され、なぜ今学生の声に向き合うべきか、学生が企業に言えないホンネはどのようなものか、学生のキャリア観と情報収集の実情、学生の声と向き合う採用のために出来ることなど、幅広いトピックについて意見が交わされました。

古川氏からは自社の特徴的な採用方法を紹介されながら、学生に対して企業側も採用担当者から魅力やビジョンが伝わるようにすべきというお話を頂きました。今西氏からは自身が採用担当になってから取り組まれていること、意識していることなどをお話し頂き、学生と企業の相互理解が深まるようなコミュニケーションが大事ではないかというお話を頂きました。山本さんからは学生ならではの視点で、就活に対する本音や採用する企業側に対する要望として企業のリアルな姿を知りたいというお話がありました。北野氏からは話題全般に対して登壇者とコミュニケーションを取られながら、採用する企業の本音と学生の本音を隠すことなく互いに共有し合うことが社会の流れとなっており、今後にも重要であるというお話を頂きました。

当日は約300人の企業担当者の参加があり、プログラム終了後も各登壇者に個別質問や名刺交換のため長蛇の列ができるなど、参加者の関心の高さが伺えました。

(左から)経営学部経営学科4年次 山本 奈々さん、株式会社電通国際情報サービス 管理本部人事部採用グループ 今西 裕之 氏、三井物産株式会社 人事総務部人材開発室室長 古川 智章 氏

(左から)北野氏、立教大学キャリアセンター 林良知

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