多様な視点からアイデアを生み出し、企画やキャッチコピーへと昇華。広告コンテストで数々の賞に輝く

文学部文学科文芸・思想専修4年次 川之上 慎さん

2025/11/07

立教生のキャンパスライフ

OVERVIEW

広告会社のインターンシップに参加したことをきっかけに、コピーライティングや広告制作の面白さに目覚めた川之上慎さん。「課題に対してアイデアが浮かんだ瞬間の気持ちよさは格別です。そして、それを説得力と魅力がある提案へと昇華させる過程に、大きなやりがいを感じます」と語る。2年次から公募型広告コンテストに挑戦し、腕を磨いてきた。

「第62回宣伝会議賞」の贈賞式。ELNETというネットサービスを認知してもらうためのコピー『読みたい記事だけ、得るネット』が学生賞を受賞

「着想の段階で多様な視点を得られるように、まずは数多くのアイデアを出すことを心掛けています。また幅広い企業の案件に応えられるようになりたいので、自分が知らない分野の課題にも積極的に取り組んでいます」

努力が実を結び、「第9回日本学生BtoB新聞広告大賞※1」(2024年)で金賞と協賛企業賞、「2024年度Metro Ad Creative Award※2」で学生部門賞を受賞。さらに、日本最大規模の公募広告賞「第62回宣伝会議賞※3」(2025年)では学生賞に輝いた。

「宣伝会議賞は60万点以上の応募がある中で選ばれて光栄でした。尊敬するコピーライターの方々が審査員を務めるコンテストで評価されたことが何よりうれしかったです」と振り返る。川之上さんは広告制作に向き合う中で、貴重な学びを得てきた。

「臆せず自分の発想を口にできるようになりました。チームで課題に取り組む時は、何が良いのかを丁寧に、多角的に伝えるようにしています。ビジュアルを添えて提案すると共有しやすいので実践しています」

文学部文学科文芸・思想専修では、日々の学びを通して表現力を高めている。「母が絵本作家で、幼い頃から文章の創作に関心がありました。企画やコピーを考える上では、さまざまな着眼点がほしいので、大学の授業は全て自分の糧にしたいと考えています」と話す。川之上さんは将来に向けて歩みを進めている。

「学生という立場ではなく、プロのコピーライターとして仕事をすることを意識し、今年は広告会社で働く方と組んでコンテストに挑戦しています」


※1 日本学生BtoB新聞広告大賞:学生がBtoB企業の新聞広告を制作し、BtoBビジネスへの理解と広告表現力を高めることを目的としたコンテスト。
※2 Metro Ad Creative Award:協賛企業が提示する商品・サービスの課題に対し、東京メトロの交通メディアを最大限活用した解決策となるアイデアを募集。
※3 宣伝会議賞:60年以上の歴史を持つ公募型広告賞。広告表現のアイデアをキャッチフレーズまたは絵コンテ・字コンテという形で募集。

「第9回日本学生BtoB新聞広告大賞」の表彰式(左から5番目が川之上さん)。

「第9回日本学生BtoB新聞広告大賞」の金賞に輝いた作品『今は、アルミの時代』。アルミニウムの元素記号「Al」と人工知能「AI」をかけ、AI生成画像を活用して仕上げた

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