アプリ開発を通してデザインの力に着目。
UI/UXデザイナーとして新たな道を切り開く
観光学部観光学科4年次 飯倉 大渡さん
2022/04/12
立教生のキャンパスライフ
OVERVIEW
複雑な機能を搭載せず、紙の手帳のような使いやすさにこだわったスケジュール管理アプリ『LooSche』。「ルーズに予定を管理できる」という一風変わったコンセプトが多くのユーザーから支持を集め、1.5万ダウンロード※1を突破した。開発者の飯倉大渡さんは、立教大学で観光学を学ぶ傍ら、アプリ開発者兼UI/UX※2デザイナーとして精力的に活動している。
※2 UI/UX:UI(User Interface)は、ユーザーと商品やサービスとをつなぐ「顧客接点」。デザインやレイアウトだけではなく、操作性や機能性なども含まれる。UX(User Experience)は、ユーザーが商品やサービスを通して得られるすべての「顧客体験」を指す。
スケジュール管理アプリ『LooSche』。開発のきっかけはデジタルネイティブの友人が紙の手帳を使っていたこと、と飯倉さん
ズボラな人のための日記・予定管理ツール『Zubora』。かわいらしいペンギンのアイコンや優しい色使いで癒されるデザイン
そこからSNSよりコストがかからないアプリの開発に専念することを決意。「初めてiOSアプリをリリースしたときは、喜びも満足度も高かったのですが、公開から1カ月経ってもダウンロード数が全く伸びず……。あらためて自分で使ってみたところ、デザイン性に問題があることに気付きました」と振り返る。以降、アプリ開発と同じくデザインについても書籍やインターネットを駆使して独自に勉強。そうした中、観光学部のある授業が飯倉さんに大きな刺激を与えた。
大学1年次のアメリカ留学中には初の一人旅を経験。警察官に撮ってもらった1枚
2022年からカナダに留学する予定の飯倉さん。現地の専門学校でUIデザインについて学んだ後、関連業務に携われる仕事を探して一定期間働くつもりだという。
「より多くのユーザーに共感するために、まずは他者を知らなければなりません。多文化都市のバンクーバーで経験する出会いの数々が、私の視野を広げ、デザイナーとしての成長を促してくれると考えています」
※本記事は季刊「立教」259号(2022年2月発行)をもとに再構成したものです。バックナンバーの購入や定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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