「異文化コミュニケーション学部1年生秋学期キックオフ」開催レポート

異文化コミュニケーション学部4年 若林 将人さん

2020/10/28

立教生のキャンパスライフ

OVERVIEW

異文化コミュニケーション学部では、今年度入学した1年生のために「秋学期キックオフ」を開催しました。このキックオフでファシリテーターを務めた若林将人さん(異文化コミュニケーション学部4年)がイベントの様子を報告します。

アイスブレイク

2020年9月8日(火)9日(水)の二日間、異文化コミュニケーション学部では、一年生のためのワークショップを開催しました。本来であればウェルカムアワーとして4月の前期授業開始前に行われるはずでしたが、新型コロナウイルスの影響でやむなく断念し、後期授業開始前での実施となりました。

4月と比較すればコロナウイルスの感染者数および各指標は落ち着いてきているものの、依然予断を許さない状況が続く中での開催であったため、我々ファシリテーターも細心の注意を払って運営に当たりました。

参加者である一年生には、対面での参加・オンラインでの参加のどちらかを選択してもらいました。多くの方が対面を選択し、クラスメイトと仲を深めていました。オンライン参加者にはZoomを利用して参加してもらいましたが、実地にいる学生と同じ班でディスカッションしてもらったため、活発にコミュニケーションをとる事ができていたように思います。

「オンライン学生生活でできる体験や学びを創り出す可能性を考える」というプログラムのゴールに至る間にも、ファシリテーターとしては特に「一年生にできるだけ多くの友人を作ってもらう」「先輩との交流を通じて、とにかく孤独でないことを感じてもらう」点に注力しました。

参加者の多くが、「入学後初めてキャンパスに足を踏み入れた」「前期は履修登録やサークル探しを一人でやらねばならず孤独だった」「留学の情報等を聴く先輩がおらず苦労している」など、この未曾有の状況で感じた苦悩を赤裸々に共有してくれました。私が一年次に身を置いていたらとても耐え忍ぶ事ができなかっただろう状況の中で、一年生は「いまできること」を懸命に模索していました。

個人発表

グループワーク

終了後には一年生から、「画面上でしか会話ができなかった友人と実際に対面で話すことができ、不安が解消された」「先輩から多くの話を聞くことで、履修登録や留学に関する疑問を解決できた」など嬉しい声を多数いただきました。

また、運営に携わった二年生から四年生までの14名のファシリテーターにとっても、今回のキックオフイベントは貴重な体験となりました。どうすれば一年生に満足して帰ってもらえるかを真剣に考え、議論を重ねました。結果、回を重ねる毎に活発なディスカッションを生み出すことができました。四年生である私は、もう卒業するまでキャンパスに行けないかもしれないと思っていましたが、こうした機会で仲間たちと一つのイベントを作り上げられたことを嬉しく思います。

最後に、この状況下で対面実施という難しい決断をし、ディスカッションのお手伝いをしてくださった先生方、異文化生のために一から企画をし、運営、感染症対策等にご協力いただいた学部の方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

ファシリテーターのみなさん

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