大学卒業後に落語の道へ。勢いを増す立教出身の噺家(はなしか)たち

落語家 柳家 小はださん、林家 咲太朗さん

2026/06/22

立教卒業生のWork & Life

OVERVIEW

落語家で、コミュニティ福祉学部福祉学科の卒業生の柳家小はださん、法学部政治学科の卒業生の林家咲太朗さんにお話を伺いました。

小はだ 落語家を志したのは大学生の時です。昔からお笑いが好きで、人間関係が上手くいかず悩んでいた時期に笑いの力に救われた経験もあります。また、浮世絵など江戸時代から続く文化にも関心がありました。これらの要素を兼ね備えた仕事に就きたいと考えて、進んだのが落語の世界です。

咲太朗 父が落語家だったため、幼い頃から落語は身近な存在でした。本格的に目指すようになったのは大学入学後です。父が開催する落語会を手伝う中で、落語が自身の活力になっていることに気付きました。そんな風に人の生きる原動力になれる落語の力を実感したことが、この道を選んだ理由です。

小はだ 立教大学には、多様な個性を受け入れてくれる懐の深さがありますね。そこから生まれるつながりは卒業後も広がりを見せ、落語界でも校友(卒業生)が増えています。「立教出身者で興行をしよう」という話も出ています。

咲太朗 寄席でも「自分も立教出身だよ」とお客さまから声をかけていただく機会も多く、母校の存在が支えです。

小はだ 私は2020年5月に、修業期間である前座から「二ツ目」に昇進したのですが、コロナ禍の真っただ中で、寄席が中止に。「どうにかせねば」と趣味を生かしてコーヒー豆を焙煎し、販売したところ、「コーヒー屋をやっている落語家がいる」と話題になりました。「面白そう」と感じたらまずやってみる。その積み重ねが自分の強みになる気がします。「枝葉を伸ばせば幹が太くなる」という師匠の教え通り、いろいろなことに挑戦しながら自分に合ったスタイルを見つけていきたいです。

咲太朗 私は2025年の5月に「二ツ目」に昇進し、今は自分でイベントの企画や営業などを行っています。全て自分でやる大変さはありますが、芸事で生計を立てるやりがいは大きいです。伝統を守りながらも、落語を面白くする、お客さまを楽しませる姿勢を大切にしています。師匠たちのような格好いい噺家はなしかの姿や、先輩方から受けた教えを、自分も後輩たちに伝えていきたいですね。落語は難しそうと思われがちですが、誰にでも楽しめる文化です。ぜひ気軽に寄席に遊びにきていただけるとうれしいです。

プロフィール

(右)柳家 小はださん、(左)林家 咲太朗さん

柳家 小はださん
落語家
2015年コミュニティ福祉学部福祉学科卒業。卒業後に柳家はん治に入門。2016年に前座となり、2020年に二ツ目に昇進。

林家 咲太朗さん
落語家
2019年法学部政治学科卒業。同年、父である林家たい平に弟子入り。「さく平」となる。2020年に前座となり、2025年に二ツ目に昇進し「林家咲太朗」に。
『立教大学校友会報No.471』より抜粋しています。
インタビューの全文は、校友会報Webマガジン「セントポール・プラス」でご覧いただけます。

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