社会に出ていない声をしっかり拾い、
これからの世代に響くドキュメンタリーを

日本放送協会(NHK) 酒井 有華子 さん

2019/06/09

立教卒業生のWork & Life

OVERVIEW

大学で専攻した多文化共生やマイノリティーの社会学を学ぶゼミが、今の私の土台となりました。

社会で起きている問題、大きい力とそこに抗えない小さい力、それぞれの立場から見る術を養えたと思います。3年次にはアメリカの大学に派遣留学して社会福祉学について学び、学内のフィリピンリレーションシップサークルでは現地の山岳地帯の人々との文化交流に参加。異国での出会いは、人前で意見を言うことの大切さと、日常において忘れがちな心の豊かさを教えてくれました。

海外を視野に入れ、商社を中心に就職活動をしましたがなかなか実らず、「世のために何かしたい」という思いはNHKの面接で互いに響いたように感じます。入社後は沖縄局に赴任し、ディレクターとして企画、取材、編集、時にはナレーションまで、さまざまなジャンルの番組を制作しました。中でも米軍基地建設で家をなくされた方のドキュメンタリーは深く印象に残っています。

現在は東京へ異動してNHKスペシャルやクローズアップ現代+などの制作を担当。「今、社会に出ていない声は何か」を念頭に、大学で得た視点を忘れず、取材者に真摯に向き合うことを心がける日々です。

※本記事は「立教大学大学案内2018」をもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

プロフィール

PROFILE

酒井 有華子 さん

日本放送協会(NHK)
2009年社会学部 現代文化学科卒業

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