児童書の素晴らしさと
キャラクターを世界に広め 
こどもの笑顔を輝かせる仕事を。

株式会社ポプラ社 重野 麻里沙さん

2018/07/18

立教卒業生のWork & Life

OVERVIEW

コミュニティ福祉学部福祉学科を卒業し、現在は株式会社ポプラ社コンテンツ事業部で働く重野 麻里沙さんからのメッセージです。

実習で出会ったこどもたちが本気で人と向き合う力をくれた

大学時代は、コミュニケーションの重要性を実感する機会に恵まれた4年間でした。とくに印象深いのが、3年次、福祉学科の実習で児童養護施設と母子生活支援施設に2週間ずつ通ったこと。そこでときに拒絶されながら、本気でこどもと関わった経験は私の大切な一部です。人と向き合うことの意味を私はこどもたちに教わりました。また、ソーシャルワークの専門家としてご自身の経験談を交えながら、寄り添うように指導してくださる先生方の存在も心強いものでした。福祉は、介護や医療、保健をはじめ、すべての人の生活に不可欠なもの。そのような福祉の精神を学んだことで、自分の世界がグッと広がりました。

キャラクターの世界観を守ることもライセンスアウトの大切な使命

現在は、出版社のポプラ社でライセンスアウトの仕事をしています。具体的には、「かいけつゾロリ」や「おしりたんてい」などの弊社プロパティ(キャラクター)に対して、メーカー様や広告代理店様から「グッズを作りたい」「イベントを行いたい」といったお話をいただいたとき、その使用の可否の判断や制作物の監修などを行うことです。判断にあたっては、作家の思い、キャラクターのイメージ、さまざまな側面を考慮します。というのも、ライセンス管理には"キャラクターの世界観を守る"という使命があるからです。キャラクターが本を飛び出して新たな世界で動きはじめ、それに接したこどもたちや親御さん方の笑顔に出会えたとき、深い幸せを感じます。

心の声に添って自由な選択ができる立教の環境が今につながっている

大学在学中から「こどもと関わる仕事をしたい、児童書の素晴らしさを広めたい」と考えていたので、毎日が本当に楽しいです。実は、卒業後は福祉にも出版にも関係のない業界に就職したのですが、どうしても夢を叶えたくて2015年10月にポプラ社に転職しました。最初の職場での経験が現在にも活きているので遠回りしたとは思いません。迷いながらも自分で選んできた道、そして、決まったレールではなく自身の心の声に添って自由な選択ができる立教の環境が今をつくり、支えてくれています。今後は弊社のプロパティを世界にも展開し、世界中のこどもの笑顔を生みだすイベントや商品化を企画・実現していきたいです。
※本記事はスタディサプリに載せた記事をもとに再構成したものです。記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。

プロフィール

PROFILE

重野 麻里沙 さん

株式会社ポプラ社
コンテンツ事業部
コミュニティ福祉学部福祉学科/2012年3月卒

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