化学科
MESSAGE
世界を変える物質を
発見する喜び、
創り出す楽しさ
Department of Chemistry
立教大学
池袋キャンパス
OBJECTIVE
化学の「なぜ?」に対して自ら考え
化学的原因を解明する力を育てます。
化学科の3つの特色
この学科で学べることとは?
-
実験で化学を深く学ぶ。
1少人数制を生かして1年次から実験科目を実施。「有機化学」「無機化学」などの基本的な実験を行います。2年次からはより専門的な実験へと段階的に学んでいきます。多くの実験科目を通して物質に直接触ることで、化学を深く学びます。
-
着実にステップアップして
学ぶ。2高校と大学の化学をつなぐ入門科目を用意しており、スムーズに基礎から学ぶことができます。2年次以降は専門科目へステップアップするとともに、自らテーマを設定して調査を進める演習科目も用意。段階を踏んで確実に修得していきます。
-
最新の話題も学べる
幅広い選択科目。3環境問題や材料開発、知的財産権など、化学領域の広がりに対応する幅広い選択科目から、最新の話題を学べます。また、「化学の最前線」の講義では、各教員の最新の研究を知ることができます。
化学科で
身に付く能力・知識
この学科で育まれる力とは?
-
実験・計算技術と
レポート技法。実験科目では準備から実習、結果の解析、レポート作成までを一貫して実施。実験・計算の技術とコンピューターを活用したレポート技法を身に付けます。
-
科学的な視点。
化学を理解する上で大切なのは、物質に直接触れることです。そのために多くの実験科目を通し、さまざまな事象を体感として把握する中で、論理的に理解する能力を鍛えます。
-
疑問を見つけ、
深く探究する力。「なぜ、この反応が起きるんだろう?」「なぜ、この物質には特別な機能があるの?」。目の前の事象や現象の「なぜ?」を解明するためには、講義や実験で得た知識を生かして、深く探究する力を養います。
Q.大学で「化学を学ぶ」とは、
どういうこと?
A.物質の変化をはじめとした基本原理を理解し、
数十年先にも通用する化学の知識を身に付けることです。
「錯体化学」を応用して
環境・エネルギー問題の
解決を模索。
「金属錯体」という物質を知っているでしょうか?
これは鉄や銅などの金属イオンに、他のイオンや分子が結合した物質のこと。金属の種類や、金属に結合する分子を変えることで、発光させたりエネルギーを移動させたりといったさまざまな機能を発現することができます。この金属錯体を扱うのが「錯体化学」。和田亨准教授の研究室では、錯体化学が「環境・エネルギー問題を解決するのでは?」と考え、研究に取り組んでいます。
自然界には、植物が太陽光エネルギーを用いて二酸化炭素と水からグルコースと酸素を作り出し、そのグルコースと酸素を動物たちが吸い込んでエネルギーを取り出し、二酸化炭素と水を排出する……という、エネルギーの循環があります。
このような循環を人工的に作り出すことで、循環型のエネルギーシステムが作り出せるのではないかと考えているのです。具体的には、太陽光エネルギーで二酸化炭素と水からメタノールと酸素を作り出し、そのメタノールと酸素を燃料として燃料電池で発電する、というサイクルです。そのために必要な触媒を、金属錯体で開発しています。
例えば
こんなことも
化学科の
学びです。
化学科の教員と専門分野
教員一覧を表示する氏名 | 専門分野 | リンク |
佐々木 直樹 | 分析化学・生体物質化学 | 研究者情報 |
永野 修作 | 高分子化学・分子組織化学 | 研究者情報 個人サイト |
松下 信之 | 錯体化学・固体物性化学 | 研究者情報 個人サイト |
三井 正明 | 光物理化学・分子分光学 | 研究者情報 |
箕浦 真生 | 有機元素化学・物理有機化学 | 研究者情報 |
宮部 寛志 | 解析分離化学・分離機能化学 | 研究者情報 |
望月 祐志 | 計算分子科学・プログラム開発 | 研究者情報 |
森本 正和 | 有機光化学 | 研究者情報 個人サイト |
山中 正浩 | 有機化学・計算化学 | 研究者情報 |
和田 亨 | 錯体触媒化学 | 研究者情報 個人サイト |
藤原 宏平 | 薄膜物性化学・機能物質化学 | 研究者情報 |
田邉 一郎 | 界面分光化学 | 研究者情報 |
田渕 眞理(2025年3月退職予定) | ナノテクノロジー・ナノバイオ分析 | 研究者情報 |
菅又 功 | 有機元素化学 | 研究者情報 |
石﨑 裕也 | 高分子化学 | 研究者情報 |
上野 那美 | ケモメトリックス・高分子化学 | 研究者情報 |
土居 英男 | 計算分子化学 | 研究者情報 |
西村 涼 | フォトクロミズム | 研究者情報 |
横森 創 | 錯体化学 | 研究者情報 |
章 逸汀 | 分析化学・生体関連化学 | 研究者情報 |
高校化学では試験のために、ひたすら教科書の内容を覚えていました。大学での化学の学びは、自分で考えながら新たな疑問を解決していくことの繰り返しのため、暗記とは正反対の思考回路が鍛えられました。複雑で奥深い化学の世界に踏み入り、「なぜ?」を解決するための知識を吸収する楽しさとやりがいを感じる毎日です。
化学科 小荒井 奏さん大学案内2025より
父が製薬会社で研究をしていたことから、子どもの頃から科学に興味を持っていました。高校に進学してからは、身の回りのさまざまな現象を説明でき、世の中で役立つ素材を生み出せる化学の面白さに没頭。進路を決める際に、少人数で手厚い指導を受けられ、研究環境も充実している本学科を知り、進学を志望しました。
化学科 高木 美紀さん大学案内2024より
起こった現象をメインに扱っていた高校までの化学と異なり、「なぜ」その現象が起こるのかを深く掘り下げていきます。なぜその化学反応が起こるのか、化学結合自体の性質に着目し、自然の真理を探究できる時間はとても貴重で充実しています。
化学科 寺床 優花さん大学案内2023より
関連リンク
理学部化学科に関する詳しい情報はこちらからもご覧頂けます。