数学科

MESSAGE

古代ギリシアから続く
世界最古の学問を
現代から未来へ

Department of
Mathematics

立教大学
池袋キャンパス

OBJECTIVE

数学の基礎から最先端の知識を身に付け、
論理的かつ粘り強く考える力を育てます。

数学科の3つの特色

この学科で学べることとは?

  • 少人数制教育&充実の設備と指導体制。

    1

    学生数に対する教員数の比率の高さは、全国の私立大学数学科の中でも最高水準。少人数クラスできめ細かな指導を受けることができます。

  • 基礎から専門へ、
    知識を掘り下げる。

    2

    数学を支える3本柱「代数」「解析」「幾何」を3年次までに修得。4年次には卒業研究を通じて専門知識を深く掘り下げ、学問の面白さに触れていきます。また、中学校・高等学校の「数学」と「情報」の教員免許が取得できます。

  • 純粋数学と情報科学の
    両分野を学ぶ。

    3

    数学という学問を追究する「純粋数学」をはじめ、情報サービスや研究などに役立つ「情報科学」が学べます。数学を実社会で役立つツールとして活用する術を身に付けます。

数学科で
身に付く能力・知識

この学科で育まれる力とは?

  • 課題を解決する力。

    数学は、自然科学の諸分野とも密接に関係しながら発展してきた全ての学問の基本といえます。数学の専門知識を持つことは、幅広い領域で課題を解決する力になります。

  • 粘り強く考える力。

    数学は「仮説を立て」「数式を解き」「証明していく」学問です。証明するために、数千もの式を解いていく必要があり、演習や少人数のゼミを通じて、粘り強く考える力をしっかりと養います。

  • 論理的に分かりやすく
    表現する力。

    講義や演習科目を通じて、議論を繰り返したり、研究の過程や結果を論理的な文章にしたりする訓練を重ね、論理的に分かりやすく表現する力を身に付けます。

Q.大学で「数学を学ぶ」とは、
どういうこと?

A.論理的に考える力を身に付け
「未知」を解明していくことです。

高校までの数学では、与えられた定理や定義を使って答えを導き出すのが主であるのに対し、大学の授業では定理や定義自体を理解していくことが中心となります。そのため、授業の課題はほとんどが証明問題。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、論理的に考える力が身に付いてくると、数学の奥深さや面白さが実感できるでしょう。
卒業研究では各自の興味に応じたテーマで、数学の「未知」に取り組みます。過去には「グレブナー基底」を題材に研究していた学生が、それまでにない発見をして論文を書き、定理として雑誌に載ったこともありました。現在も、数学には未知の部分がたくさんあります。証明や検証を通じてそれらを解明していく喜びを、数学を通じて感じることができます。

数学がファッションや建築分野で
活躍するそのワケとは?

数学は理論の解明や情報処理に用いられるばかりでなく、立体形状の解析にも応用されています。

図形情報処理の研究を行う長島忍教授の研究室では、他大学と共同で「人体の画像・座標の情報処理」を研究しています。具体的には、測定器で測った座標データをもとに、微分方程式を当てはめ、人間の身体の形状をシミュレーション。洋服を当てた時の形状を求めることで、自動的な生成に利用することを目指しています。この研究は、洋服だけでなく建築など幅広い立体形状のシミュレーションに応用できるものです。

数学科の研究室は、大きく4つの研究グループに分かれています。
長島研究室はそのうち、「幾何系」に属しています。

▼その他の研究グループ
・代数系/整数論やガロア理論など長い歴史を持つ研究分野を探究する
・解析系/微積分を応用することで物理や経済などさまざまな分野の現象を解析する
・計算数学系/現代の情報化技術の基礎となるアルゴリズムや暗号理論を扱う

例えば、
こんなことも
数学科の
学びです。

数学科の教員と研究分野

教員一覧を表示する
※2022年5月時点。最新情報は理学部公式WEBサイト参照。
氏名 研究分野 リンク
青木 昇 整数論 研究者情報
トーマス ガイサ 数論幾何学 研究者情報
筧 三郎 数理物理学(可積分系) 研究者情報 個人サイト
安田 雅哉 暗号数理 研究者情報 個人サイト
野呂 正行 計算機代数 研究者情報
野海 正俊 可積分系の代数解析・表現論・特殊函数 研究者情報
杉山 健一 数論的トポロジー 研究者情報
横山 和弘 計算機代数・代数的組合せ論 研究者情報
小森 靖 数理物理学・解析的数論 研究者情報
西納 武男 幾何学(ミラー対称性) 研究者情報
佐藤 信哉 関数解析学(作用素環論) 研究者情報
山田 裕二 数理物理学(可解格子模型) 研究者情報
斉藤 義久 代数解析学・表現論 研究者情報
小山 民雄 代数統計・数値解析 研究者情報
鈴木 雄太 解析的整数論 研究者情報
松澤 陽介 代数幾何・数論幾何 研究者情報

こんな学科もあります

数学科に興味がある人は、これらの学科にも興味を持っています。

高校の頃は理解が至らなかった本質的な部分に迫ることができ、とても刺激的でした。その一方、先生方や先輩方と議論を繰り返す中で、新たな概念に出合い、数学の奥深さを実感することも多々ありました。数学は1人で突き詰めるものだという固定観念がありましたが、他の人と意見を交わしながら学ぶことで、より理解を深められることに気づかされました。

数学科 寺本 拓海さん大学案内2023より

授業では問題に取り組むだけでなく、数学が社会でどのように応用されているかを知ることができます。経済学における「ゲーム理論」や、仕事・プロジェクトの効率化を図るための「クリティカル・パス法」など、数学をベースにしたツールの仕組みを学び、数学が現代社会のあらゆる分野を支えているのだと実感しました。

数学科 邉見 莉奈子さん大学案内2022より

ゼミで、積分法の一種であるルベーグ積分について研究を行っています。これは実解析という分野の一部なのですが、その中でも理論に関する領域に惹かれ、このテーマを選択しました。本学科の学びをとおして、論理的に物事を考える力、俯瞰的な視点で分析する力が磨かれたと感じています。

数学科 石川 果林さん大学案内2021より

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