文学科 ドイツ文学専修

MESSAGE

文学や哲学、音楽から
科学、アートまで、
ドイツ文化を探究する

Department of Letters
Course in
German Literature

立教大学
池袋キャンパス

OBJECTIVE

ドイツ語圏の文学・文化を探究し、
知性豊かな国際人を育てます。

ドイツ文学専修の3つの特色

この専修で学べることとは?

  • ドイツ語の習得と、
    充実した留学支援。

    1

    ドイツの公的なドイツ語検定資格の取得につながるカリキュラムを2年次までに集中的に学びます。またテュービンゲン大学やベルリンのフンボルト大学、ボン大学などへ毎年留学生を派遣しています。

  • ドイツ語圏の文化を
    幅広く学ぶ。

    2

    ドイツ文学はもちろん、ウィーンの音楽やスポーツ、デザイン、環境への取り組みなどについても探究します。また、日本の近代化に大きな影響を与えた存在としてのドイツ文化も学びます。

  • 発信型のドイツ語が学べる。

    3

    演習では、多様な学びの領域から自分の研究テーマを見つけ、研究発表や討論に参加することで、ドイツ語で論述できるようになることを目指します。

文学科は5つの専修から1つを選択。
他専修の科目も興味に応じて履修可能です。

立教大学文学部の文学科は、英米文学専修、ドイツ文学専修、フランス文学専修、日本文学専修、文芸・思想専修の5つの専修で構成されており、入試や合否の判定は専修ごとに行います。

学生は各専修に所属してそれぞれの専門科目を学びながら、同時に他専修の科目も履修することができます。また、他学科の単位も取得が可能です。

ドイツ文学専修で
身に付く能力・知識

この専修で育める力とは?

  • ドイツ語の実践的運用能力。

    ドイツ語圏で使われる教材やネーティブ・スピーカーが担当する演習、さらにはドイツ語検定対策、ドイツ語作文の授業など。充実した語学プログラムにより、実践的なドイツ語力が身に付きます。

  • ドイツ文学や文化に根付いた多角的な視野。

    詩、戯曲、小説、児童文学、思想などの文学や、美術、建築、映画、音楽など。ドイツの文学や文化を国際関係や異文化比較の視点から捉えることで、自分自身の言葉や考え方を客観的に見つめることができるようになります。

  • ドイツ語を読み、書き、
    自分自身を表現する力。

    文章を読み、書くということを何よりも重視。そのため、各自が読み解き、発表し、議論する授業を多数用意しています。これらの学びを通して、確かな表現力が身に付きます。

Q.「ドイツ文学専修で学ぶ」とは、
どういうこと?

A.多彩な顔を持つドイツについて、
多彩な視点から学べることです。

「ドイツ」と聞くと、あなたは何を思い浮かべますか。日本人選手も活躍しているサッカーでしょうか? あるいは、メルセデスやBMWなどの自動車、それともソーセージ?

古代ローマ時代からの長い歴史とさまざまな顔を持つドイツ。第二次世界大戦後40年間、東西に分割され、統一後はEU(欧州連合)の中核を担ってきました。ドイツ文化が中部ヨーロッパ全体に広がっていることや、現在のドイツがヨーロッパの中で果たしている重要な役割を考えると、ドイツ文化をヨーロッパ全体の中に位置づけて理解していくことが大切です。
またドイツは、第二次世界大戦の敗戦国から今日の経済大国にいたる歩みについて、日本と比較されることが多い国でもあります。日本は近代化にあたってドイツ文化の影響を強く受けてきましたし、ドイツ語圏における日本への関心も高まっています。

文学をはじめ、哲学、音楽、科学、アートなど、さまざまなドイツ語圏の文化について知ることで、幅広い知識や視点、考え方を学びます。

知っているようで知らない
メルヘンの真実。

童話的なかわいらしいイメージを連想させる言葉「メルヘン」は、ドイツ語の「メルヒェン」からきています。それはドイツで生まれた空想的な物語のことで、非常に古く、重要な文学形式の一つです。

その代表格が、グリム兄弟による『グリム童話』。有名な「シンデレラ」「白雪姫」「赤ずきん」「ヘンゼルとグレーテル」なども、グリム童話の中に収められています。ちなみにこれらの物語は、グリム兄弟が創作・執筆したものではありません。人々の間で、口頭で伝承されてきた物語を、彼らがまとめ直したものなのです。

ドイツ文学専修では、グリムをはじめとするドイツ語圏の子ども向け文学も学びます。メルヒェンはどのようにして成立したのか、そして現在の私たちにとってどのような意味を持つのか、などについて一緒に考えていきます。知っているようで知らないメルヒェンの世界は、新しい発見とたくさんの刺激に満ちています。

例えば、
こんなことも
ドイツ文学専修の
学びです。

ドイツ文学専修の教員と演習テーマ

教員一覧を表示する
※大学案内(2024年度版)より転載。
氏名 演習テーマ リンク
井出 万秀 言語文化:アイデンティティー形成にとって必須のアイテムとされた文化遺産や政治社会体制に対する評価変遷を検証 研究者情報
坂本 貴志 比較文化:ドイツと日本の文化を地理的・歴史的拡がりの中で位置づける 研究者情報
古矢 晋一 メディア文化・表象文化:ドイツ語圏の文学・思想・社会・歴史を対象に、さまざまな集団的現象を考察する 研究者情報
吉田 治代 メディア文化、ユダヤ文化:ドイツの近代文化を、異文化との関わりから読み解く 研究者情報
宮崎 麻子 ジェンダー文化・フェミニズム(近現代)、冷戦期以降の現代ドイツの文学・文化 研究者情報
Muelenz-Goli, Katharina 多言語主義、言語意識、音声学 研究者情報

こんな学科もあります

ドイツ文学専修に興味がある人は、こちらの学科にも興味を持っています。

文学作品に登場する人物の心情や性格を想像したり、授業で学んだことを結び付けたりしながら、テーマと自分との接点を探しました。そうすることにより、さまざまな事象を積極的に学ぶ姿勢が養われ、知見を広げることができたと感じます。

ドイツ文学専修 竹内 和音さん大学案内2024より

文法と会話の授業を並行して行うカリキュラムのおかげで着実に語学力を磨くことができました。ネイティブの先生による会話の授業は特に効果的で、習った文法を実際の会話に取り入れることで実践的に使える語学力が身につきました。

ドイツ文学専修 伊藤 勇哉さん大学案内2023より

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