社会福祉研究所Rikkyo University Institute of Social Welfare

所員・研究員による研究例会の開催、共同研究の推進、公開講演会「社会福祉のフロンティア」および連続セミナーの開催、紀要『立教社会福祉研究』およびニューズレター「立教社会福祉ニュース」の発行など、研究の推進と公開を行っています。

研究所からのお知らせ

2023.12.09 第57回社会福祉のフロンティア「がんになっても生きやすい「社会」をつくるには?——サバイバーとサポーターたちが挑む社会改革」※事前登録要
【日時】
2023年12月9日(土)13:30~16:30

【場所】
立教大学池袋キャンパス 15号館マキムホール2階 M201教室

【内容】
「日本人の2人に1人が生涯でがんになる」とも言われる昨今、がんは誰にとっても身近な病気です。近年はがん医療の発展により、がん患者の生存率は改善しつつあり、がんと向き合いながら生きる人が増えています。とりわけ2000年代以降は「がんサバイバーシップ」に注目が集まり、がんと向き合いつついかに「社会」で生きていくかが問われるようになりました。いまや、がんサバイバーやそのサポーターたちが積極的に働きかけ、社会改革を試みる活動も見られます。この講演会は、この領域に先駆的に取り組んでこられた研究者と実践者の取り組みを共有することを通じて、がんになっても誰もが生きやすい「社会」とは、どうあればよいのかを展望する機会を提供します。

【講師】
◆基調講演 
髙橋 都氏(NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク代表理事、岩手医科大学客員教授、東京慈恵会医科大学客員教授)

◆実践報告
長谷川 一男氏(NPO法人肺がん患者の会ワンステップ理事長)
上田 暢子氏(一般社団法人ピアリング代表理事、株式会社リサ・サーナ代表取締役)
月村 寛之氏(株式会社電通BXクリエイティブ・センター グロースアーキテクト部部長、LAVENDER RING共同創始者)

【主催】
立教大学社会福祉研究所

【対象】
学生、教職員、校友、一般
※学内、学外問わずどなたでもご参加ください

【申込】
事前登録制
下記リンクよりお申込みください

【申込締切】
2023年12月7日(木)正午

【問合せ】
立教大学社会福祉研究所事務局 r-fukushi@rikkyo.ac.jp

研究所について

設立の趣旨
社会福祉研究所は、立教大学の建学の精神(キリスト教に基づく教育)を具体的に実現する拠点として1967年に設立されました。以後、従来の「社会福祉」という概念にとらわれることなく、広く総合的な視点にたって「人間福祉」—ひとりひとりの幸福—の実現に寄与するための活動を続けてきました。特に、自由で活力のある個人のあり方を可能にする対人関係、家族の問題に焦点をあて、社会学、心理学、社会福祉学はもとより、法学、経済学、そして、哲学、精神医学など多角的な観点から理論的実証的研究と実践活動を行っていることが、当研究所の大きな特色なっています。

子どもや障害者や高齢者だけでなく、女性、雇用不安定下の男性、さらには在日外国籍者など、現在、日常生活上の福祉的問題は複合化の度合いを強めており、わが国の諸制度との間に深刻な乖離現象が生じています。当研究所はこうした社会の変化に迅速に対応した研究活動を行ってまいります。

当研究所は、家族—地域—医療をつなぐ援助体制の確立を念頭に、社会制度の拡充と実践的援助に関心のある方々の拠点として開かれた場でありたいと願っています。
目的
社会福祉に関係する諸問題を理論的に研究するとともに、その成果により社会福祉分野における実際的諸問題の解決に貢献することを目的とする。その目的を達成するために次の事業を行う。

  1. 社会福祉に関する基礎的及び応用的調査研究の実施及び指導
  2. 調査研究の成果及び資料の刊行
  3. 内外の関係図書・資料の収集、整備、保管及びインフォメーションサービス
  4. 内外の関係諸機関及び関係諸施設との連絡と協力
  5. 研究会、講演会、セミナー等の開催
  6. 社会福祉関係の研究調査に関する国際協力の推進
組織(2023年度)
所長
菅沼 隆
副所長
前田 泰樹
所員
石川 良子
神橋 一彦
河野 哲也
菅森 朝子
首藤 若菜
庄司 洋子
野呂 芳明
福山 清蔵
逸見 敏郎
本多 真隆
湯澤 直美
横山 麻衣
特任研究員
浅井 亜希
一ノ瀬 佳也
伊藤 尚子
大津 唯
金 在根
酒本 知美
汐見 和恵
菅野 摂子
杉浦 浩美
須永 将史
田中 聡一郎
丹野 清美
土屋 裕子
新嶋 聡
新田 雅子
深田 耕一郎
福冨 律
百瀬 優
研究員
青木 尚人
織田 孝裕
梶原 はづき
金 敏貞
小松 恵
齋藤 公子
関根 未来
前田 有香
松原 玲子
事務局
齋藤 公子

講演会・セミナー・研究会

社会福祉のフロンティア
研究活動の還元と交流を目的に、学内外を問わず参加できる無料公開講座「社会福祉のフロンティア」を1991年度から開催しています。
社会福祉セミナー
2015年より、研究活動の還元と交流を目的に、学内外を問わず参加できる「社会福祉セミナー」を開催しています。
DVセミナー
2023年より、DVの相談支援に従事する専門家だけでなく、学生・若者など一般の方々も対象としたDVセミナーを開催しています。
家族援助技術セミナー
家族療法が日本に導入され十数年が経った1992年より、福祉をはじめ様々な現場で対人援助業務に携わる専門家を対象に、広くその理論と実際を紹介し、体験していただく「家族援助技術セミナー」を開催しています。
家族コミュニケーションセミナー
2013年から2014年にかけて、家族イメージ法やジェノグラムなどの様々なワークを用いて、日ごろの家族関係を振り返りつつ家族援助の在り方について考える「家族コミュニケーションセミナー」を開催しました。
対人援助技術セミナー
1995年から2008年にかけて、ピアカウンセリングやロールプレイングなどを主題に対人援助技術の手がかりをえるための「対人援助技術セミナー」を開催しました。
公開講演会
国内外から講師を招き、単発の講演会を不定期で開催しています。
公開講座「質的研究法」
2002年と2004年に、福祉や看護領域における質的研究法として注目され用いられてきたグラウンデッド・セオリー・アプローチを学ぶための公開講座「質的研究法」を開催しました。
研究例会
1995年度より年に数回、所員・研究員による研究会を開催し、研究発表および意見の交換を行っています。2008年度より、大学院生の研究支援・教育活動の一環として、立教大学の大学院生に研究例会への参加を呼びかけております。
ジェンダー・ファミリー研究会(GF研)
2012年春に誕生したジェンダー・ファミリー研究会(通称GF研)では、月に1回、主に「家族」についてさまざまな視点から考え、活発な意見交換を行なっています。
研究プロジェクト
  • 自立と福祉をめぐる制度・臨床への学術的アプローチに関する研究
    立教大学学術推進特別重点資金(立教SFR)自由プロジェクト研究(2012~2013年度)
  • 自立とソーシャルワークの学術的研究
    科学研究費補助金 基盤研究(B)(2009~2011年度)
  • 女性の修行継続に関する調査研究—妊娠期の職場環境と出産後の保育の見通しに着目して—
    立教大学総合研究センタープロジェクト研究(2006年度)
  • 高齢夫婦世帯における夫の家事・介護参加プロセスに関する研究
    立教大学総合研究センタープロジェクト研究(2003年度)
  • 町田市老人保健強化推進特別事業(2000年)

刊行物

ニューズレター
「立教社会福祉ニュース」は、研究所のニューズレターとして、年2回(9月・3月)発行しています。
紀要
1978年度より研究成果の公表の場として紀要『立教社会福祉研究』を年刊で発行しています。

お問い合わせ

社会福祉研究所

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