立教大学

今年で98回を迎える本大会には、全国から社会人を含む56団体、185クルー、約650人が参加し、日本一を競いました。

フォア種目は、漕手4人が一本ずつオールを漕ぎボートを進めます。「男子舵手なしフォア」は、舵手がいない男子漕手4人1組で構成されます。
決勝では、社会人相手にレース中盤からラストスパートまで粘り、4位と大きな差をつけて3位でゴール。大学生では同種目ナンバーワンとなりました。

「女子エイト」は、漕手8人が一本ずつオールを漕ぎ、かじをとる舵手1人を含めて女子計9人でボートを進めるボート競技最速の種目。
決勝レースはスタートで出遅れたものの、焦ることなく当初のレースプランを進め、予選では敗れた仙台大学を残り500mから一気に抜いて3位入賞を果たしました。

ボート部が同大会の「男子舵手なしフォア」と「女子エイト」で共にメダルを獲得するのは２年連続になります。

なお、卒業生の角谷真緒さん（アイリスオーヤマ所属、2020年コミュニティ福祉学部卒 ）は同大会の女子ダブルスカルのメンバーとして出場し、優勝しました。

ボート部主将　橋本 太一 さん（コミュニティ福祉学部スポーツウェルネス学科4年次）
全日本選手権の男子舵手なしフォアという種目で3位入賞を果たせたのは、このコロナ禍にもかかわらず日頃からご支援ご声援くださる皆様、そして今まで対校クルーとして強いなしフォアを実現し僕たちを引っ張ってくださっていた先輩方のおかげです。ありがとうございました。新型コロナウイルス感染症拡大防止策により活動が自粛され、練習もままならない日々が続いておりました。そんな中、我々男子舵手なしフォアを含む3種目（男子ダブルスカル、女子エイト）がこの全日本選手権決勝に進むのは創部初のことで、その歴史的瞬間にクルーの一員として出漕できたこと誇らしく思います。しかしながら目標であった優勝には届くことができず、悔しい思いをしたのも事実です。次は今シーズンの最後の試合である全日本大学選手権が控えています。この悔しさをバネに目標である優勝を果たし、有終の美を飾りたいと思います。最後まで諦めることなくチーム一丸となって、頑張って参りますので変わらぬご支援ご声援よろしくお願いいたします。

ボート部女子部主将　櫻井 菜々 さん（コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科4年次）
2連覇を目標としていましたが、昨年の優勝を繋げられなかったことを大変申し訳なく思います。
しかし、自分達9人は今回の結果を素直に嬉しく感じています。
数年前までは、早稲田や立命館と並べる事なんて想像すらできなかった私たちが、同じ舞台に立って戦う事ができた、本当に幸せで楽しいレースでした。
レース展開は序盤は出られましたが、そこで全員が焦る事なく落ち着いて自分達の決めたプラン通りに進める事が出来ました。本当に悔いのない最高のレースが出来たと思います。
自粛が明けてからの3ヶ月、厳しいルールのもとみんなが真摯にトレーニングに向き合い、全日本を目指してきました。とりわけ、体育会活動奨励金で購入していただいたエイトに乗って無事に大会が開催されたことを本当に嬉しく思います。
そして、レースが終わってから、本当に沢山の方々にメッセージを頂きました。無観客試合という異例な状況でありながら、こうして違った形で皆様の応援を受け選手一同本当に頑張れました。
この悔しさは２週間後のインカレでしっかりと晴らしたいと思います。