2020/10/06 (TUE)

現代心理学研究科映像身体学専攻前期課程の石田智哉さんの作品が「PFFアワード2020」グランプリを受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

9月25日(金)、「第42回ぴあフィルムフェスティバル」のコンペティション部門「PFFアワード2020」の表彰式が開催され、現代心理学研究科映像身体学専攻前期課程1年次の石田智哉さんの作品『へんしんっ!』が、グランプリを受賞しました。

表彰式(前列中央が石田さん)

ぴあフィルムフェスティバルは、新しい才能の発見と育成、新しい映画の環境づくりをテーマに1977年にスタートした自主映画のコンペティションをメインプログラムとした映画祭です。1年以内に完成した自主映画であれば、年齢、性別、国籍、上映時間、ジャンルを問わない自由なコンペティションです。
第42回を迎える今年は、480本もの応募の中から厳正な審査を経て17作品が入選。最終審査員やPFFパートナーズ各社により審査され、表彰式にてグランプリなど各賞が発表されました。

受賞者は、PFFが製作から劇場公開までをトータルプロデュースする長編映画製作援助システム「PFFスカラシップ」への挑戦権を獲得します。
また、入選作品17本は10月31日(土)までオンラインで配信されています。
『へんしんっ!』

作品場面

監督:石田智哉
車椅子とカメラ、人と人の関わりが拡張する、表現の可能性
車椅子に乗った監督が、しょうがい者の表現活動の可能性を探ったドキュメンタリー。映画製作を通じて様々な人と関わりあう中で、多様な"違い"を発見してゆく。周囲の人を巻き込む、彼の映画の作り方にも注目。

2020年/カラー/93分
監督・企画・編集:石田智哉/プロデューサー・録音:藤原里歩/撮影:本田 恵、壺井 濯、柗下仁美
キャスト:石田智哉、砂連尾理、佐沢(野崎)静枝、美月めぐみ、鈴木橙輔
(「第42回ぴあフィルムフェスティバル」WEBページより)

なお、石田さんは本学入学後、映像制作系のゼミに所属し、ボランティアサークルでは「バリアフリー映画上映会」も行っています。
※「バリアフリー映画上映会」とは、しょうがいの有無に関わらず、共に楽しむことができるよう環境を整えた映画会です。本学では2009年から毎年、新座キャンパスで開催してきました。この映画会では、通常視覚しょうがい者の方だけがヘッドフォンで聴く音声ガイドを来場者全員にスピーカーで聴いていただいたり、上映作品に関係する会場掲示文章の読み上げや、触って体感できる展示物の制作、また休憩時には参加者全員によるストレッチタイムなど、バリアフリー映画会の可能性を模索しながら実施しています。

コメント

COMMENT

現代心理学研究科映像身体学専攻前期課程1年次
石田 智哉さん

この度、監督した『へんしんっ!』がぴあフィルムフェスティバルにて、グランプリをいただきました。伝統ある映画祭で賞をいただいたこと、大変光栄に思います。

映画祭が行われた2週間、自分の映画を大きなスクリーンで観たり、他の上映作品を鑑賞したり、会場で観客や運営スタッフの姿を見たりする中で、改めて映画がもつ力について考えていました。
1つの映画ができあがり、届けられるには、本当に多くの方が携わっており、自分の作品のエンドロールを観ているときには、これまで出会ったあらゆる人の姿が頭にうかんでいました。また、上映後にあらゆる形で皆さんから感想をいただく中で、この作品に新たな想いが宿り、大きくなって拡がっているように感じました。この映画に込めた「作ることの楽しさ」が多くの人に伝えられたことはこの上ない喜びです。

「何かを作り届けること」。その喜びと尊さを今回の映画祭に参加することで実感しました。
今回、貴重な経験をさせていただきましたこと、心より感謝申し上げます。