OBJECTIVE.
彗星探査計画「コメットインターセプター(Comet Interceptor)」は、2019年6月19日に欧州宇宙機関の新しいFast Class計画として選定されました。
European Space Agency(ESA)http://www.esa.int/Our_Activities/Space_Science/ESA_s_new_mission_to_intercept_a_comet

ESAによって作成されたロゴマーク。3つの探査機が新しい彗星の観測に挑む。3つのうちの1つの小型探査機を日本から提供することが検討されている。ESA提供
これまでの彗星探査計画は、短周期彗星、つまり太陽系の内側まで何回も訪れている彗星を調査するためのものでしたが、コメットインターセプターは太陽系の内側に初めて訪れる彗星に初めて近づいて調査を行います。2028年に系外惑星観測専用望遠鏡ARIELと一緒に打ち上げられる予定で、地球-太陽の重力のつり合いの位置であるラグランジュ点(L2)に待機、探査可能な彗星が訪れるのに合わせて出発して近くから彗星の撮影、成分分析を行います。いつ、どこから来るか分からない彗星の探査のために地上から打ち上げを行うことは難しいですが、地球重力圏から離れた場所であれば柔軟に対応することが可能です。
立教大学(理学部・亀田真吾教授ら)は、2018年7月に欧州宇宙機関からFast Class計画の提案募集が開始されるのに合わせ、提案代表者であるGeraint Jones氏(University College London)や、Colin Snodgrass氏(The University of Edinburgh)らとともに検討に着手。日本から小型探査機と観測装置の提供を検討してきました。また本学では、開発した観測装置ライカ(LAICA)によって2015年に彗星水素ガスの観測に成功(https://www.rikkyo.ac.jp/news/2017/01/18705.html)し、この実績と経験が評価され今回採択されたコメットインターセプター計画でも、LAICA同様の水素ガス観測装置が搭載機器の候補として挙げられています。
その他に本学が参加する小惑星探査計画「はやぶさ2」(http://www.hayabusa2.jaxa.jp)や火星衛星探査計画「MMX」(http://mmx.isas.jaxa.jp/science)での開発実績・経験を活かし、彗星探査計画「コメットインターセプター」の成功を目指します。
立教大学(理学部・亀田真吾教授ら)は、2018年7月に欧州宇宙機関からFast Class計画の提案募集が開始されるのに合わせ、提案代表者であるGeraint Jones氏(University College London)や、Colin Snodgrass氏(The University of Edinburgh)らとともに検討に着手。日本から小型探査機と観測装置の提供を検討してきました。また本学では、開発した観測装置ライカ(LAICA)によって2015年に彗星水素ガスの観測に成功(https://www.rikkyo.ac.jp/news/2017/01/18705.html)し、この実績と経験が評価され今回採択されたコメットインターセプター計画でも、LAICA同様の水素ガス観測装置が搭載機器の候補として挙げられています。
その他に本学が参加する小惑星探査計画「はやぶさ2」(http://www.hayabusa2.jaxa.jp)や火星衛星探査計画「MMX」(http://mmx.isas.jaxa.jp/science)での開発実績・経験を活かし、彗星探査計画「コメットインターセプター」の成功を目指します。