OBJECTIVE.
コミュニティ福祉学部福祉学科の牧田俊樹助教の著書『「障害とは何か」という問いを問い直す——「事実」から「有用性」に基づいた障害定義の戦略的・実践的使用へ』(生活書院、2024年5月)が「日本社会福祉学会学会賞(学術賞)」を受賞しました。
本賞は、社会福祉研究の一層の発展を図るための研究で顕著な研究業績をあげた者に授与されます。
著書『「障害とは何か」という問いを問い直す——「事実」から「有用性」に基づいた障害定義の戦略的・実践的使用へ』(生活書院、2024年5月)
本書は、「障害とは何か」という問いを、クワインやローティの言語に関する論考をもとに、吟味・再構築することを目的としています。そして、この問いに対する多様な答えをどのように「使用」すべきかを、「真偽」からではなく、障害当事者にとっての「有用性」から考察するものです。
授賞式は、2025年10月4日(土)に開催された日本社会福祉学会第73回秋季大会にて行われました。
著書『「障害とは何か」という問いを問い直す——「事実」から「有用性」に基づいた障害定義の戦略的・実践的使用へ』(生活書院、2024年5月)
本書は、「障害とは何か」という問いを、クワインやローティの言語に関する論考をもとに、吟味・再構築することを目的としています。そして、この問いに対する多様な答えをどのように「使用」すべきかを、「真偽」からではなく、障害当事者にとっての「有用性」から考察するものです。
授賞式は、2025年10月4日(土)に開催された日本社会福祉学会第73回秋季大会にて行われました。
受賞著書
牧田俊樹助教
コメント
このたびは、このような栄誉ある賞をいただき誠に光栄です。本書に関係してくださった皆様、本当にありがとうございました。
わたしの行っている研究は、一般的に基礎研究・理論研究と呼ばれるものです。しかし、社会福祉学領域では、基礎研究・理論研究が少なくなってきていると聞いています。これはすぐに役立つ研究が求められ、基礎研究があまり評価されなくなってきたからかもしれません。しかし、その役立つかどうかわからないという不確定性・偶然性も研究の魅力の一つであると考えています。
これを機にこれまで以上に、読んで面白いと思っていただける論文や書籍を執筆していく所存でございますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
わたしの行っている研究は、一般的に基礎研究・理論研究と呼ばれるものです。しかし、社会福祉学領域では、基礎研究・理論研究が少なくなってきていると聞いています。これはすぐに役立つ研究が求められ、基礎研究があまり評価されなくなってきたからかもしれません。しかし、その役立つかどうかわからないという不確定性・偶然性も研究の魅力の一つであると考えています。
これを機にこれまで以上に、読んで面白いと思っていただける論文や書籍を執筆していく所存でございますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。