「ALLとしま×立教 WAKUWAKU防災フェス2026」の開催報告

社会連携・地域連携

2026/10/01

トピックス

OVERVIEW

5月10日、立教学院は豊島区との共催で「ALLとしま×立教 WAKUWAKU防災フェス2026~池袋キャンパスで楽しみながら防災を学ぶ、地域連携・体験型イベント~」を開催しました。未来型防災に関する講演会をはじめ、学生による研究発表、被災地支援活動を行った学生による写真展、地域復興応援物産展、池袋消防署によるVR防災体験・はしご車搭乗体験など、多彩なプログラムを展開しました。

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ダイジェスト動画

※ イベントのダイジェスト動画をYouTube「立教大学 公式チャンネル」で公開しています。

「ALLとしま×立教 WAKUWAKU防災フェス2026」は、立教大学池袋キャンパスを会場に、地域住民や学生、企業、行政が一体となり、子どもから大人までが楽しみながら「防災」「減災」について学ぶイベントです。3回目を迎えた今回のメインテーマは、AIやデジタル技術を駆使した「未来型防災」。最新の技術と防災意識が融合する、密度の高い一日となりました。

池上彰氏特別講演会・シンポジウム

タッカーホールでは特別プログラムを実施。「未来型防災ノススメ」と題した講演会・シンポジウムなどが行われました。

福田裕昭立教学院理事長による開会のあいさつでは、3年目となる本イベントの歴史、協力してくださる皆さまへの感謝の言葉が述べられました。高際みゆき豊島区長は、日常のあらゆる場面で災害を「自分事」として捉える重要性を訴えつつ、豊島区が進める新たな取り組みについて紹介。岡部卓海池袋消防署長は、「防災という言葉を難しく考えず、イベント名の通り、ワクワクしながら楽しく学んでほしい」と来場者に呼びかけました。

福田裕昭立教学院理事長

高際みゆき豊島区長

岡部卓海池袋消防署長

池上彰客員教授

特別講演会では、ジャーナリストで本学客員教授の池上彰氏が登壇。自身がNHKの災害班で勤務していた時に立ち会ったさまざまな災害現場での経験から、「想定外は必ず起きる」という教訓と、備えることの重要性を強調しました。また、日本の避難所での生活の質やプライバシーを「人権問題」として捉え直す視点、進化し続ける防災グッズや災害対策など、日々アップデートされる防災や減災の考え方について言及しました。

シンポジウムのパネリスト

続いて、各界のスペシャリストによるシンポジウムを実施。池上彰氏を進行役に、東京都総務局総合防災部の鈴木伸介氏、合同会社デロイトトーマツの浜名弘明氏、一般社団法人日本防災プラットフォームの高田佳紀氏、日本放送協会(NHK)の加藤大和氏らが、それぞれの実務領域から「未来型防災」のあり方を議論しました。

議論の焦点は、デジタル技術を活用してあらゆる情報を統合し、「被災地への支援」から「一人一人の被災者に寄り添う支援」へと転換する可能性について。東京都が導入した東京都帰宅困難者対策オペレーションシステム(通称「キタコンDX」)や能登半島地震で構築された防災プラットフォームの構築を例に最新の事例が紹介されました。
最後には「予測できる災害に対して、備えないという選択肢をなくす」という提言がなされ、デジタル技術を「自分事」のアクションにつなげることが、未来型防災の本質であると結論づけられました。

官公庁による広報・体験プログラム

池袋キャンパス内では警察、自衛隊による非常時に活躍する車両の展示や、消防署による体験プログラムが実施されました。
はしご車搭乗体験や警察、自衛隊によるバイク・特殊車両への乗車体験は、日夜、安全を支えるプロフェッショナルの活動を肌で感じられる機会となり、多くの方でにぎわいました。
ほかにも消火活動体験やVR防災体験など、楽しみながらも非常時について考えるきっかけとなる体験も催されました。

左:白バイ乗車体験、右:はしご車搭乗体験

左:模擬消火器体験、右:VR防災体験

立教学院の各校による研究・活動発表

立教大学ボランティアセンターによる石川県七尾市和倉地域での活動報告をはじめ、大学生や立教池袋中学校・高等学校の生徒たちによる発表・展示が行われました。キャンパスで被災した際の対応方法に関する研究成果や、和倉地域での住民と社会をつなぐためのボランティア活動の歩みを自らの言葉で発信しました。

左:立教池袋中高の生徒によるVR防災体験コーナー、右:立教生による能登の和倉での被災地支援ボランティア写真展

左:理学部化学科箕浦研究室による「ひかるスライム」づくり、右:社会学部砂川ゼミによる発表

先端技術と体験を融合させた企業出展

左:業務用大型ドローンが60kgの荷物を運ぶデモ飛行、右:AEDの体験・紹介コーナー

企業ブースでは、最新の災害用ドローンを用いた実演や、避難時の動きを体験できるVR迷路、災害時に役立つ最新製品の展示などが行われました。製品紹介に留まらない参加型の展示を通じ、来場者は楽しみながら防災知識を深めました。

復興支援と地域交流

左:買って応援! 食べて応援! 地域復興応援物産展、右:さまざまなキャラクターが集まった撮影会

被災地復興支援を目的とした物産展では、能登や熊本の特産品が並び、多くの来場者が買い物を通して被災地へ思いを寄せました。また、池袋周辺のキャラクターたちが登場する撮影会も開催され、会場は笑顔に包まれました。
池袋キャンパスの至る所で防災の「今」と「未来」に触れる、意義深い一日となりました。

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