スーパーグローバル大学創成支援事業総括シンポジウム開催報告

立教大学

2026/05/22

RIKKYO GLOBAL

OVERVIEW

11月11日、2014年度から10年間にわたり採択された文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援事業」(TGU事業)を総括するシンポジウムを開催しました。当事業が日本の大学に与えた効果・影響を振り返るとともに、立教大学の国際化への取り組みを総括し、今後の展開を考察する重要な機会となりました。

シンポジウムには、TGU事業立ち上げ当初から深く関わってこられた文部科学省高等教育局の佐藤邦明参事官を招き、基調講演をいただきました。また、当事業採択時に本学総長を務めた吉岡知哉名誉教授(現・独立行政法人日本学生支援機構理事長)に登壇いただき、パネルディスカッションを実施しました。

佐藤邦明参事官による基調講演

パネルディスカッション(左より、松井秀征立教大学国際化推進機構長、吉岡知哉元本学総長、佐藤邦明文部科学省高等教育局参事官)

佐藤参事官による基調講演では、TGU事業が日本の大学の国際化に与えた影響が総括されました。TGU採択大学における留学生の受け入れ数は1.6倍、日本人学生の海外派遣数は1.8倍に増加。当事業は、日本の大学の国際指標のポイント向上に大きく貢献したと認識されています。しかし、日本の大学生の留学経験者はわずか4%、留学生の受け入れ比率も6%にとどまることから、国際化はまだ道半ばであると指摘されました。

パネルディスカッションでは、TGU事業で推進された国際化の意義を深掘りし、リベラルアーツ教育との関係性が議論の中心となりました。共有されたのは、国際化は、個人、組織、社会の成長と発展のための「手段」であるという認識。留学は、異なる価値観や文化に触れるリアルな経験を学生に提供し、自分自身の弱さや、他者と共に生きる力を身に付ける上で重要であることが強調されました。

国際化やリベラルアーツ教育は、学生に多様な成長の基盤を与え、「人類のため」という共通の山頂を目指すための基礎となるものです。大学は、その教育を通じて、社会の仕組みや評価軸に対して批判的に向き合い、それを変えていく力を学生に与える役割を担っているとまとめられました。

西原廉太立教大学総長によるあいさつ

浜崎桂子副総長(国際化推進担当)による総括

パネルディスカッション質疑応答の様子

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