戻る

l***l

立教大学アメリカ研究所主催 第8回「アメリカの社会とポピュラーカルチャー」研究会

 

2016/11/26
モハメド・アリとは誰か
―「アメリカン・レジェンド」の虚実―

 

 

 

1126poster
日時:
2016年11月26日(土)14:00~17:00
場所:
立教大学池袋キャンパス本館(モリス館/1号館)2階1202教室
キャンパスマップ
講師:
藤永 康政 氏
(日本女子大学文学部准教授)
  中村 寛 氏
  (多摩美術大学美術学部准教授)
コメント:
坂下 史子 氏
  (立命館大学文学部准教授)
司会:
南 修平
(弘前大学人文社会科学部准教授、立教大学客員研究員)
対象:
研究者・学生・教職員・一般
申込:
立教大学アメリカ研究所(ramins@rikkyo.ac.jp)までE-mailにて①ご氏名、②ご所属、③連絡先を明記してお申し込みください。
参加費:
無料
   
主催:
立教大学アメリカ研究所
(ramins@rikkyo.ac.jp 03-3985-2633)

 

 

 

 
内容

本研究会では6月に亡くなったモハメド・アリの人生とその時代に焦点をあて、アリの「ヒーロー」像の虚実を検討し、そこから現代アメリカ社会のリアルな姿を浮かび上がらせる。会ではそれぞれ分野の異なる専門家が講演及びコメントを行い、その後登壇者相互での議論やフロアを交えたディスカッションを行う。

藤永康政「モハメド・アリの生涯とその遺産――ブラック・パワー運動との関連で」
多くの人びとから愛され、それと同時にまた多くの人びとから憎まれた「偉人」の実像に迫るのは困難です。またそのような「実像」というものはほんとうのところ存在しないでしょう。モハメド・アリという「グレートな男」は、そのように、多くの人びとから愛され、また実のところ憎まれた人物でした。本報告では、同時代的な文脈のなかでモハメド・アリ(カシアス・クレイ)の来歴を確認しながら、上の前提を強く認識しつつも可能な限り「実像」へ接近し、この「グレートな男」がわれわれに何を残したのかを、ブラック・パワー運動との関連のなかで考えてみたいと思います。

中村 寛「モハメド・アリという現象――ストリート的所作、イスラームの魂、黒い身体」
「モハメド・アリ」は、ひとつの時代の象徴であり社会現象でした。たとえば彼は、「ストリート文化」の象徴であり、「黒人」や「抵抗」の象徴でありつづけてきました。そして、そうした象徴としてのアリの一面は、ネイション・オブ・イスラーム(ネイション)やマルコム・X、あるいは公民権運動やキング牧師などと同様に、動的な複数の声の混じりあうひとつの現象として語ることができるように思います。本報告では、理想化と外在的批評との誘惑をなるべく避けながら、とりわけ1950~70年代にかけてのアメリカでのイスラームの展開と受容との関係や、同時期のストリート上での文化表現との関係のなかで、象徴としてのアリの姿を捉えなおしてみたいと思います。



 

 

講師紹介

◆藤永 康政 氏(日本女子大学文学部准教授)

神戸市外国語大学卒業後、シカゴ大学歴史学研究科博士課程、ミシガン大学アフリカン・アフロアメリカン研究所客員研究員(フルブライト)。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究博士課程単位取得満期退学。修士(学術)。山口大学人文学部准教授を経て、2016年より現職。訳書に『モハメド・アリとその時代――グローバル・ヒーローの肖像』(マイク・マークシー著、未来社、2001年)、共著に『流動する〈黒人〉コミュニティ――アメリカ史を問う』(彩流社、2012年)などがある。

◆中村 寛 氏(多摩美術大学美術学部准教授)

一橋大学大学院社会学研究科・地球社会研究専攻博士後期課程修了。博士(社会学)。専門は文化人類学。ニュー・スクール大学客員研究員、コロンビア大学東アジア文化・言語センター日本語科ティーチング・アソシエイト、多摩美術大学造形表現学部講師、准教授を経て、2014年より現職。著書に『残響のハーレム――ストリートに生きるムスリムたちの声』(共和国、2015年)、編著に『芸術の授業――Behind Creativity』(弘文堂、2016年)、訳書に『アップタウン・キッズ――ニューヨーク・ハーレムの公営団地とストリート文化』(大月書店、2010年)などがある。

◆坂下 史子 氏(立命館大学文学部准教授)

神戸女学院大学卒業後、同志社大学大学院アメリカ研究科博士課程後期課程単位取得退学、ミシガン州立大学大学院文芸研究科アメリカ研究プログラム博士課程修了。博士(アメリカ研究)。関西外国語大学外国語学部講師を経て、2014年から現職。共著にGender and Lynching: Politics of Memory (Evelyn M. Simien, ed., Palgrave Macmillan, 2011)、『変容するアメリカの今』(大阪教育図書、2015年)などがある。


 

 

 

 


立教大学アメリカ研究所ホームページにご意見をお寄せ下さい。

[Send e-mail
ramins@rikkyo.ac.jp

封筒の画像をクリックしてください。

171-8501 豊島区西池袋3-34-1

立教大学アメリカ研究所


電話:03-3985-2633
FAX
03-3985-0279

運営:立教大学アメリカ研究所