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立教大学アメリカ研究所設立70周年記念レクチャーシリーズ
<Native American Dialogue>
II

立教大学アメリカ研究所設立70周年記念レクチャーシリーズ「Native American Dialogue」の一環として行う本講演会は、著名なアメリカ先住民学者であり活動家であったVine Deloria, Jr.を父にもち、自身も現在先住民研究の第一人者であるPhilip J. Deloria(President of the American Studies Association)が、数十年にわたり取り組んでいるデロリア家の「家族史」について語ります。主に祖父母(Vine Deloria, Sr. and Barbara Deloria)とアメリカ先住民初の民族学者である大伯母(Ella Deloria)の個人史を通して、彼らが負ったさまざまなトラウマは、先住民世界と白人世界のふたつを生きたゆえ直面せざるを得なかった諸問題によって生じたことを解き明かします。60分ほどの講演に引き続き、質疑応答やディスカッションの時間も設けます。
開催日時、場所などの詳細は以下のとおりです。予約不要・入場無料ですので、奮ってご参加ください。

 

2009/6/3
Crossing the Indian Color Line: A Family Memoir

 

 

 

ポスター
日時:
2009年6月3日(水)17:00-18:30
場所:
立教大学池袋キャンパス14号館D501教室
 
講演:
Dr. Philip J. Deloria
(ミシガン大学教授、President of the American Studies Association)
   
司会:
阿部珠理(立教大学教授、立教大学アメリカ研究所所長)
言語:
英語(通訳なし)
対象:
学生、教職員、一般
予約:
不要
入場:
無料

 

 

 

 
報告

デロリア氏は祖父母と大伯母の個人史を語ると同時に、彼らが人種を隔てる境界線を越えてきた歴史を繙いていった。まずアメリカ先住民初の民族学者である大伯母エラ・デロリアの歴史を物語る中で、デロリア氏はエラの人生が地理・人種・性別といった様々な境界を越え続けたことを明らかにした。また祖父ヴァイン・デロリア・シニアについては、天性のアスリートであったことや米国聖公会の寄宿学校で学んだことを紹介し、先住民の血を引く彼が学生時代から異文化の中で育まれたことを詳らかにした。そして祖母バーバラ・スロート・イーストバーンは典型的な入植者にルーツを持つ白人一家に生まれたが、幼少時から先住民文化に親しんでいたことを挙げ、その過程でエラとイーストバーン一家の交流があったとした。後にエラの紹介でヴァインとバーバラが知り合い結婚するに至るが、サウス・ダコタでの結婚生活においてはお互いの人種が顕在化する事態が頻発し、人種の境界線を越える際に起こり得る負の側面が提示された。

(文責 奥村理央)

 

 

 

 

講師紹介
Philip J. Deloria

◆Philip J. Deloriar(University of Michigan, President of the American Studies Association)

1994年にイェール大学にて博士号取得。現在、ミシガン大学歴史学部教授。American Studies Association会長(May 2008-May 2009)。アメリカ先住民などの文化史を中心に研究を進める。主な著作にIndians in Unexpected Places (University Press of Kansas, 2004); Playing Indian (Yale University Press, 1998); The Blackwell Companion to American Indian History, co-edited with Neal Salisbury (Cambridge: Blackwell, 2002)などがある。

 

 


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