2006年度立教大学アメリカ研究所主催公開講演会

 立教大学アメリカ研究所は、2006年11月にアリゾナ州立大学のDonald Fixico教授をお招きします。Fixico教授はアメリカ先住民の歴史、とりわけ19世紀から20世紀にかけての合衆国とインディアンの関係、そしてオーラル・ヒストリーを専門領域とされています。本講演では、インディアン社会におけるリーダーシップの歴史的変容について論じます。みなさま、奮ってご参加ください。

11/22

American Indian Leadership in History to the Present

日時: 2006年11月22日(水)18:30-20:00
場所: 立教大学池袋キャンパス8号館1階8101教室
講師: Prof. Donald Fixico(アリゾナ州立大学教授)
司会: 阿部珠理(立教大学教授・アメリカ研究所所員)

使用言語:

英語(同時通訳あり:先着100名様)
予約不要・入場無料

報告

本講演の冒頭を、Fixico教授がご尊父のエピソードから始められたことは印象的であった。その語り口は、“story telling”という伝統が意識・無意識のうちに健在であることをうかがわせた。インディアン・リーダーシップは、主流文化との歴史的かかわりの中で相互に影響し合い、しかし独自の特徴を持つ。たとえば「リーダーは常にコミュニティーへの貢献を意図し、またコミュニティーから支持される人物であること」(コミュニティーの重要性)や「宇宙や自然界における一要素である人間としての視点から、あらゆる関係性を考慮して決断すること」(生命の輪という世界観) などである。また、リーダーの資質として「美を愛でる心」を挙げ、「愛でた美しいものから返されるエネルギー」が疲労したリーダーを活性化させるとの締めくくりには、形而上的概念 (超自然の要素やビジョンなど) を日常の活動と密接にとらえる北米先住民文化の哲学がリーダーシップのあり方にも現れていることを実感した。

小林加奈子(立教大学大学院社会学研究科社会学専攻博士課程後期課程)

 


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