2004年度立教大学アメリカ研究所主催 連続公開講演会

検証!アメリカン・ポップ・カルチャー

(全4回)

 立教大学アメリカ研究所では、2004年度、現代のアメリカ大衆文化について文学、音楽、映画などの視点から読み解く連続公開講演会「検証!アメリカン・ポップ・カルチャー」を開催いたします。11月18日の文学編を皮切りに、12月2日のディズニー編、さらに12月11日の音楽編と12月20日の映画編でそれぞれの分野の研究者をお招きし、多角的に検討することで、アメリカ文化の今の姿を解き明かします。

  

11/18

文学からみたアメリカン・ポップ・カルチャー

青山南

 

日時: 2004年11月18日(木)18:30-20:00
場所: 立教大学池袋キャンパス7号館7102教室
講演者: 青山南(早稲田大学教授・翻訳家)
司会: 小林憲二(立教大学文学部教授・アメリカ研究所所員)
予約不要・入場無料

 

報告

全4回で構成される2004年度のアメリカ研究所公開講演会シリーズ「検証!アメリカン・ポップ・カルチャー」の第1回(文学編)では、アメリカ文学の研究者であり、数々の翻訳を手掛ける青山南氏をお招きし、「文学からみたアメリカン・ポップ・カルチャー」というタイトルで講演をいただいた。青山氏は、アメリカン・ポップ・カルチャーは「消費文化」全般を含んでいるという視点から講演を行った。まずAndy WarholeやRoy Lichtensteinらの作品を画像を交えて紹介し、ポップ・アートの世界から見える消費文化の姿を指摘した。そしてアメリカで本格的な大量生産や消費文化が台頭してきた1950年代に注目し、そのなかで文学の面では、Norman MailerやJohn Updikeらが消費文化をテーマとした作品を発表し、アメリカン・ポップ・カルチャーに対してまじめに、あるいは挑戦的に取り組んだと論じた。さらに文学上の消費文化の帰結点として、Raymond Carverに代表される1980年代のKマート・リアリズムの動きに触れ、アメリカ文学とポップ・カルチャーの関係性の展開について検討を加えた。

奥村理央

立教大学アメリカ研究所

参加者の声

 グローバライゼーションといって国境を越えたボーダーレスの時代へ移行している現代社会であるが、いくらボーダーレス化といってもその規準・元になるものが必要である。その中心となるのが、やはりアメリカ文化である。アメリカ文化の歴史を1950年代から現代にわたって聞いてきたが、昔から消費文化であることに変わりはない。今後もアメリカを中心とした文化が世界に普及していく動きは変わりないと思うので、アメリカ文化の今後の動きに非常に興味を持った。

立教大学社会学部現代文化学科

 「ポップ・カルチャー」という意味も分からないまま講演に来ましたが、言葉の説明(由来)やそこから広がっていくものについて理解できました。ゼミで「消費文化」をやっているので興味深かったです。文化をつくりだす「ヒント」はそこら中に転がっているのだなあと思いました。ノーマン・メイラーの「Advertisement for Myself」という本を探してみようと思っています。「文学=かたい」イメージがありましたが、講演を聞いて新しいイメージが湧いてきました。

立教大学社会学部現代文化学科

 ポップ・アートに代表されるロイ・リキテンシュタイン、ジャスパー・ジョーンズらは大衆文化や広告板などの消費文明の産物を題材とした作品を作ったが、その消費するモノを更に消費してコラージュしたモノを生産する。その延々と循環して決してアメリカという国のなかから出ることが出来ない芸術に、消費文化の限界(経済的、社会学的な観点ではなく)を強く感じた。

立教大学学部生

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