2023/10/05 (THU)

シンポジウム「『市民活動資料』収集・整理・活用の現場から—法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ、立教大学共生社会研究センター、市民アーカイブ多摩」(2023年11月18日)開催のお知らせ

ローカルな、またはグローバルな課題に取り組む市民の活動が生み出す多様な資料——それを「市民活動資料」と呼ぶとすれば、そうした資料は現在どのように収集・整理・活用されているのでしょうか。また、考え・声を上げ・行動し・つながる市民たちの姿は、「市民活動資料」にどのように記録されているのでしょうか。そして「市民活動資料」が保存されていることは、今を生きる市民の活動にどれほど役に立っているのでしょうか—。

このシンポジウムでは、「市民活動資料」を多数所蔵する3つの資料館—法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ、立教大学共生社会研究センター、市民アーカイブ多摩—の現場から、各館の歴史、コレクションの個性、収集の現状、寄贈者との関係性、資料との向き合い方、利用者との相互作用などについてお話いただきます。そして、そこから浮き彫りになる共通点と差異を手がかりに、各館が直面する課題への取り組み、市民社会が生み出した資料をコレクションの境界を超えてつなぐためにできること、そして「市民活動資料」を保存・活用するという活動が、市民のネットワークを新たにつむいでいく可能性などについて、参加者のみなさんと議論したいと思います。

どうぞ、ふるってご参加ください。

イベントの詳細

日時:2023年11月18日(土)13:30~16:30
会場:法政大学市ヶ谷キャンパス 富士見ゲートG501教室


スピーカー(報告順):
加藤旭人さん(法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ リサーチ・アシスタント) 

一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。環境アーカイブズRAとして「東京都立多摩社会教育会館旧市民活動サービスコーナー所蔵資料」を担当。東京都多摩地域における障害者運動の研究を通じて、アーカイブズと出会う。著書に、『障害者と健常者の関係形成の社会学—障害をめぐる教育、福祉、地域社会の再編成と障害のポリティクス』(2023年、花伝社)。

宇野淳子さん(法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ 専門嘱託(アーキビスト))
学習院大学大学院人文科学研究科アーカイブズ学専攻博士後期課程単位取得退学。修士(歴史学)。國學院大學のスタディツアーでタイ東北部に行ったことをきっかけに市民活動資料に出会う。大学や自治体の資料保存機関勤務を経て現職。環境アーカイブズでは資料管理や利用提供業務を担当。共著に『地域と人びとをささえる資料』(2016年、勉誠出版)など。

江頭晃子さん(ネットワーク・市民アーカイブ運営委員・事務局)
東京都立多摩社会教育会館・市民活動サービスコーナーに勤務し、ミニコミ資料群に出合う。2002年に同サービスコーナーが事業廃止となり、NPO法人市民活動サポートセンター・アンティ多摩を設立。多摩地域の市民活動情報誌『市民活動のひろば』発行や、市民活動サービスコーナー資料の保存と新たな資料センターづくりの運動に取り組み、2016年「市民アーカイブ多摩」開設に関わる。

平野 泉(立教大学共生社会研究センター アーキビスト) 
学習院大学大学院人文科学研究科アーカイブズ学専攻博士後期課程単位取得退学。修士(アーカイブズ学)。埼玉大学経済学部社会動態資料センターでのアルバイトを通して、住民・市民運動が生み出す資料のおもしろさを知る。2010年より立教大学共生社会研究センター勤務、資料関連業務全般を担当。共訳書に、『続・アーカイブズ論—記録のしくみと情報社会』(2023年、明石書店)。

主催:法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ
共催:立教大学共生社会研究センター、ネットワーク・市民アーカイブ
申込:不要(定員 120名、先着順)
*感染対策について:このイベントのスタッフはマスクを着用します。参加者のマスク着用はご自身の判断に委ねますが、会場では他の方との適度な距離の確保や大声での会話を控えることに協力をお願いいたします。

法政大学市ヶ谷キャンパスマップ

法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ ウェブサイト

市民アーカイブ多摩 ウェブサイト

お問い合わせ

立教大学共生社会研究センター

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