2020/07/22 (WED)
共生研センター メール・インタビュー(10)
立教大学共生社会研究センター リサーチ・アシスタント
今井麻美梨さん
はじめに
共生社会研究センターのリサーチ・アシスタントのみなさんをご紹介するメール・インタビュー、いよいよ第2弾です。
今回は、この春博士後期課程に進学された今井麻美梨さんを、現在修士論文に取り組んでいる安藤直之さんがインタビューしてくださいました。
今回は、この春博士後期課程に進学された今井麻美梨さんを、現在修士論文に取り組んでいる安藤直之さんがインタビューしてくださいました。
メール・インタビュー センターRA・今井麻美梨さん ーセンターでの仕事を通して、「運動の美しさ」に触れるー
みなさんこんにちは。
今回のメール・インタヴュアーは、本センターRAの安藤直之(立教大学文学研究科教育学専攻博士課程前期課程所属)が務めさせて頂きます。インタヴュイーは同じく本センターRAの今井麻美梨(立教大学文学研究科歴史学専攻博士課程後期課程所属)さんです!今井さんに、ご自身の研究について詳細に語って頂きました。
今回のメール・インタヴュアーは、本センターRAの安藤直之(立教大学文学研究科教育学専攻博士課程前期課程所属)が務めさせて頂きます。インタヴュイーは同じく本センターRAの今井麻美梨(立教大学文学研究科歴史学専攻博士課程後期課程所属)さんです!今井さんに、ご自身の研究について詳細に語って頂きました。

- まずは、今井さんの研究テーマ、もしくは、関心を持っていることについてお聞かせ願えますか?
私は近代アメリカ史が専門で、研究テーマは「19世紀ボストンの出版文化と社会運動—物語作家L.M.チャイルドの観察眼を通して」です。
私の研究対象地域ボストンは、東海岸入植地であるため、先住民の歴史文化と関わりが深く、大西洋奴隷貿易港として発展し、本国イギリスから独立を果たした革命拠点でもありました。また独立以降は、ボストンを中心にアメリカの出版文化が形成され、ハーバード大学やアメリカ最古の公共図書館などの文化施設が充実している地域です。そうした知的基盤を足場にして、奴隷制即時廃止運動、先住民権利運動、女性権利運動が19世紀のボストンで活発に展開されました。
そして研究対象人物であるL.M.チャイルドは、まさにボストンの多面的特色を濃縮したような存在でした。L.M.チャイルドはボストンで活動する物語作家であり、社会運動家であり、政治活動家であり、倹約する主婦でもありました。そうした彼女の活動領域の広範性は、出版活動にも表れ、先住民小説、アメリカ革命の物語、女性の伝記、家政本、児童文学、奴隷制廃止を訴えた著書など、多岐にわたる著書を出版しています。
-なるほど。では、 大学院に入ろうと思ったきっかけは何ですか?
私は当初から研究者を目指していたわけではなく、大学院に進学するか就職するかでとても悩みました。その為どちらも選択できるように、ぎりぎりまで就活と院進準備を並行していました。最終的に大学院への進学を選択しましたが、その理由は以下の三点です。
第一に、歴史研究は「時間」を扱う学問であり、他分野にはない魅力があるからです。
第二に、歴史研究はグローバルな空間を領域横断的に扱うことができ、私たちが自明視していた国境・国家枠組み・非対称な国家関係に揺さぶりをかけることができます。
第三に、歴史研究は、歴史的に構築された「私たち自身のバイアス」に自覚的に生きることを促し、一人一人の意識に介入する、能動的な学問だからです。私たちは日々、過去の無数の出来事を解釈しながら、現在を有機的に再構築して生きており、歴史研究と生きることとは決して切り離すことはできないと気が付きました。
このように、私にとって歴史研究は、きわめて動的で、可変的で、実践的で、アクティブな学問として映っていたため、大学院への進学を選択しました。
-どのようなアーカイブ機関を利用されたことがありますか?
一つ目は、フィールドワークで訪れたサンフランシスコ公共図書館での、Zineコレクションの閲覧です。サンフランシスコは先住民や、移民(ラテン系、日系、中国系、イタリア系)、プロテスタントやカトリック宗教、LGBTQの歴史文化、カウンターカルチャーの歴史文化が交錯する街でした。街の歴史的背景に、LGBTQのZineコレクションを位置づけて分析することができました。
二つ目は、予備論文でアメリカの通販カタログ研究をしていた際に訪れた石川武美記念図書館で、近代アメリカの雑誌史料を閲覧しました。
三つ目は、所属するゼミで扱ったハーバード大学のHOLLISというデジタル・アーカイブです。アメリカ人女性医師のファミリー・コレクションを、家族構成・史料形態・年代別の分類に即して、構造的に読み解く練習をしました。
四つ目は、人文系の学生が就職活動をするにあたり、歴史学的思考を応用できないかと考え、神奈川県立川崎図書館の社史コレクションを用いて、企業の歴史的分析を試みました。
五つ目は、現在私が注目している「Sabin Americana1500-1926」という南北アメリカの新データベースです。「Sabin Americana」には、L.M.チャイルドの史料コレクションの他、彼女と関わる神学者、政治家、文学作家、運動家たちの史料や、先住民の虜囚体験記、探検記、旅行記、聖書、説教集、訪米体験記録、奴隷制や奴隷貿易に関する著作など、L.M.チャイルドをとりまく環境や人的ネットワークの情報が凝縮されています。
このように資料館やデジタル・アーカイブズには、複数の活用方法がありますが、現地ボストンでの史料調査を「事前に模擬体験できるツール」として「Sabin Americana」を活用してみたいと思っています。
-ご自身の研究や研究においてどのような史料を用いますか?また、本センターとどのような関わりがありますか?
修士論文では、L.M.チャイルドの多様な出版物のうち、家政本『倹約する主婦』というユニークな一次史料を中心に研究をしてきました。
従来の先行研究では、女性史やジェンダー史の文脈で家政本を捉えていましたが、自身の研究では19世紀ボストンの複雑な社会構造の中で家政本を読み直すことを試みました。その結果、19世紀ボストンで描かれた家政本は、単なる料理本ではなく、「没落中産階級の節約本」であり、本国イギリスとは異なる「アメリカ的家政本」であり、「独立物語を継承する家政本」であり、アメリカ市民としての「勤勉性やリスペクタビリティを問う家政本」として位置づけることができました。
このように研究の視野を広げていく過程において、センタースタッフの平野さんからJAWE(日本女性学習財団)という公益財団を紹介していただきました。JAWEを訪問すると、「家庭科学」のパネル展示の説明と資料の閲覧をさせていただき、女子教育としての家政や、科学技術を応用した家政を見ることができました。この訪問は自身の研究初期段階において、女性史としての家政から、科学や社会と結びつく家政へと踏み出し視野を広げていく際に、大変参考になりました。
そして今後は、家政本だけでなく、L.M.チャイルドが執筆した先住民小説、アメリカ革命の歴史物語、奴隷貿易や奴隷制を批判した著書、児童文学、女性の伝記、ニューヨーク滞在記録、政治運動や社会運動史料を用いて更なるアウトリーチを試みます。
L.M.チャイルドの史料コレクションには様々な市民運動史料が残されており、州境や国境を越え、海をまたいだヨーロッパ世界を参照しながらアメリカの在り方を模索する様子が伺えます。こうした社会運動の越境性・共振性・相対的位置関係性は、共生センターの市民運動史料にも見受けられ、自身の研究と重なるところがあります。
今後は、社会運動のグローバルなネットワークを媒介させることで、L.M.チャイルドの人物史研究から、ボストン史、アメリカ史、大西洋史へと展開させていく予定です。
-RAとしてどのような仕事をしてきたか。あるいは、そうした仕事を通じて気が付いたことや面白かったことは何かお聞かせください。
私は、戦後日本の市民運動家の吉川勇一さんの資料整理に携わってきました。資料を整理していると、つい目の前の作業に没頭しがちですが、途中で自分たちの作業全体を振り返り、どこが作業の節目であったのかを整理することで、資料の全体構造が見える瞬間があります。そうした資料の全体構造や階層性が浮かび上がって見えたときに、アーカイブズの魅力を実感することができます。
また作業の途中で、興味深い史料に出会うこともよくあります。吉川勇一の資料を整理している際に、「白船アメリカ大陸横断キャラバン」という興味深い史料を見つけました。この「白船キャラバン」計画は、市民運動発祥の地サンフランシスコを出発点に、先住民居留区、聖地アルカトラズ島、国連本部を経由しながら、直接民主主義を生み出したイロコイ連邦を最終地点にアメリカを横断し平和を訴えるという企画です。「白船」という名前はペリーの「黒船」に対抗して付けられたもので、黒船の来航以降の明治維新、大政奉還、廃藩置県、敗戦後安全保障といった対米従属を批判し、その延長線上に沖縄の米軍基地問題を位置づけています。この白船キャラバンには、沖縄・日本・アメリカ(先住民)から総勢160名が参加し、国境を越え、海をまたいで人々が共鳴し合う運動となりました。
各地域でバラバラに展開されていた平和運動が、「一つの太い帯」として可視化され、センターでの仕事を通してこうした「運動の美しさ」にも触れることができます。
-これからセンターで取り組みたいことはありますか?
この共生社会研究センターというアーカイブズ機関の特徴は、資料を管理保管するだけでなく、「資料を活用する」ことまで視野に入れている点です。
近年歴史研究において「パブリック・ヒストリー」研究が注目を集めており、歴史学の研究動向とセンターの実践的取り組みには重なるところがあります。パブリック・ヒストリーとは、専門的な歴史家だけでなく、一般市民(公衆)を含む多種多様な歴史実践の担い手たちに着目し、博物館、文書館、史跡、歴史公園、歴史教材政策、歴史ドラマ、歴史ゲーム、歴史映画、地域コミュニティの歴史、家族の歴史など、「公共空間」へと歴史実践の場を開いていく研究です。
センターでは定期的に、「市民運動のビラ」を用いて詩をつくりブルース調の歌にして資料を活用するイベントや、当時の市民運動参加者にインタビューや聞き取りをするオーラル・ヒストリーや、センターの一次史料を日本近代史ゼミに活用するなど、歴史実践を行っています。そのため共生センターでの活動は、パブリック・ヒストリーの延長線上に位置づけることができると思います。
今後もRAとして、資料の活用方法を思考し、「歴史実践の場」としてもセンターを活性化させることができたら幸いです。
私は近代アメリカ史が専門で、研究テーマは「19世紀ボストンの出版文化と社会運動—物語作家L.M.チャイルドの観察眼を通して」です。
私の研究対象地域ボストンは、東海岸入植地であるため、先住民の歴史文化と関わりが深く、大西洋奴隷貿易港として発展し、本国イギリスから独立を果たした革命拠点でもありました。また独立以降は、ボストンを中心にアメリカの出版文化が形成され、ハーバード大学やアメリカ最古の公共図書館などの文化施設が充実している地域です。そうした知的基盤を足場にして、奴隷制即時廃止運動、先住民権利運動、女性権利運動が19世紀のボストンで活発に展開されました。
そして研究対象人物であるL.M.チャイルドは、まさにボストンの多面的特色を濃縮したような存在でした。L.M.チャイルドはボストンで活動する物語作家であり、社会運動家であり、政治活動家であり、倹約する主婦でもありました。そうした彼女の活動領域の広範性は、出版活動にも表れ、先住民小説、アメリカ革命の物語、女性の伝記、家政本、児童文学、奴隷制廃止を訴えた著書など、多岐にわたる著書を出版しています。
-なるほど。では、 大学院に入ろうと思ったきっかけは何ですか?
私は当初から研究者を目指していたわけではなく、大学院に進学するか就職するかでとても悩みました。その為どちらも選択できるように、ぎりぎりまで就活と院進準備を並行していました。最終的に大学院への進学を選択しましたが、その理由は以下の三点です。
第一に、歴史研究は「時間」を扱う学問であり、他分野にはない魅力があるからです。
第二に、歴史研究はグローバルな空間を領域横断的に扱うことができ、私たちが自明視していた国境・国家枠組み・非対称な国家関係に揺さぶりをかけることができます。
第三に、歴史研究は、歴史的に構築された「私たち自身のバイアス」に自覚的に生きることを促し、一人一人の意識に介入する、能動的な学問だからです。私たちは日々、過去の無数の出来事を解釈しながら、現在を有機的に再構築して生きており、歴史研究と生きることとは決して切り離すことはできないと気が付きました。
このように、私にとって歴史研究は、きわめて動的で、可変的で、実践的で、アクティブな学問として映っていたため、大学院への進学を選択しました。
-どのようなアーカイブ機関を利用されたことがありますか?
一つ目は、フィールドワークで訪れたサンフランシスコ公共図書館での、Zineコレクションの閲覧です。サンフランシスコは先住民や、移民(ラテン系、日系、中国系、イタリア系)、プロテスタントやカトリック宗教、LGBTQの歴史文化、カウンターカルチャーの歴史文化が交錯する街でした。街の歴史的背景に、LGBTQのZineコレクションを位置づけて分析することができました。
二つ目は、予備論文でアメリカの通販カタログ研究をしていた際に訪れた石川武美記念図書館で、近代アメリカの雑誌史料を閲覧しました。
三つ目は、所属するゼミで扱ったハーバード大学のHOLLISというデジタル・アーカイブです。アメリカ人女性医師のファミリー・コレクションを、家族構成・史料形態・年代別の分類に即して、構造的に読み解く練習をしました。
四つ目は、人文系の学生が就職活動をするにあたり、歴史学的思考を応用できないかと考え、神奈川県立川崎図書館の社史コレクションを用いて、企業の歴史的分析を試みました。
五つ目は、現在私が注目している「Sabin Americana1500-1926」という南北アメリカの新データベースです。「Sabin Americana」には、L.M.チャイルドの史料コレクションの他、彼女と関わる神学者、政治家、文学作家、運動家たちの史料や、先住民の虜囚体験記、探検記、旅行記、聖書、説教集、訪米体験記録、奴隷制や奴隷貿易に関する著作など、L.M.チャイルドをとりまく環境や人的ネットワークの情報が凝縮されています。
このように資料館やデジタル・アーカイブズには、複数の活用方法がありますが、現地ボストンでの史料調査を「事前に模擬体験できるツール」として「Sabin Americana」を活用してみたいと思っています。
-ご自身の研究や研究においてどのような史料を用いますか?また、本センターとどのような関わりがありますか?
修士論文では、L.M.チャイルドの多様な出版物のうち、家政本『倹約する主婦』というユニークな一次史料を中心に研究をしてきました。
従来の先行研究では、女性史やジェンダー史の文脈で家政本を捉えていましたが、自身の研究では19世紀ボストンの複雑な社会構造の中で家政本を読み直すことを試みました。その結果、19世紀ボストンで描かれた家政本は、単なる料理本ではなく、「没落中産階級の節約本」であり、本国イギリスとは異なる「アメリカ的家政本」であり、「独立物語を継承する家政本」であり、アメリカ市民としての「勤勉性やリスペクタビリティを問う家政本」として位置づけることができました。
このように研究の視野を広げていく過程において、センタースタッフの平野さんからJAWE(日本女性学習財団)という公益財団を紹介していただきました。JAWEを訪問すると、「家庭科学」のパネル展示の説明と資料の閲覧をさせていただき、女子教育としての家政や、科学技術を応用した家政を見ることができました。この訪問は自身の研究初期段階において、女性史としての家政から、科学や社会と結びつく家政へと踏み出し視野を広げていく際に、大変参考になりました。
そして今後は、家政本だけでなく、L.M.チャイルドが執筆した先住民小説、アメリカ革命の歴史物語、奴隷貿易や奴隷制を批判した著書、児童文学、女性の伝記、ニューヨーク滞在記録、政治運動や社会運動史料を用いて更なるアウトリーチを試みます。
L.M.チャイルドの史料コレクションには様々な市民運動史料が残されており、州境や国境を越え、海をまたいだヨーロッパ世界を参照しながらアメリカの在り方を模索する様子が伺えます。こうした社会運動の越境性・共振性・相対的位置関係性は、共生センターの市民運動史料にも見受けられ、自身の研究と重なるところがあります。
今後は、社会運動のグローバルなネットワークを媒介させることで、L.M.チャイルドの人物史研究から、ボストン史、アメリカ史、大西洋史へと展開させていく予定です。
-RAとしてどのような仕事をしてきたか。あるいは、そうした仕事を通じて気が付いたことや面白かったことは何かお聞かせください。
私は、戦後日本の市民運動家の吉川勇一さんの資料整理に携わってきました。資料を整理していると、つい目の前の作業に没頭しがちですが、途中で自分たちの作業全体を振り返り、どこが作業の節目であったのかを整理することで、資料の全体構造が見える瞬間があります。そうした資料の全体構造や階層性が浮かび上がって見えたときに、アーカイブズの魅力を実感することができます。
また作業の途中で、興味深い史料に出会うこともよくあります。吉川勇一の資料を整理している際に、「白船アメリカ大陸横断キャラバン」という興味深い史料を見つけました。この「白船キャラバン」計画は、市民運動発祥の地サンフランシスコを出発点に、先住民居留区、聖地アルカトラズ島、国連本部を経由しながら、直接民主主義を生み出したイロコイ連邦を最終地点にアメリカを横断し平和を訴えるという企画です。「白船」という名前はペリーの「黒船」に対抗して付けられたもので、黒船の来航以降の明治維新、大政奉還、廃藩置県、敗戦後安全保障といった対米従属を批判し、その延長線上に沖縄の米軍基地問題を位置づけています。この白船キャラバンには、沖縄・日本・アメリカ(先住民)から総勢160名が参加し、国境を越え、海をまたいで人々が共鳴し合う運動となりました。
各地域でバラバラに展開されていた平和運動が、「一つの太い帯」として可視化され、センターでの仕事を通してこうした「運動の美しさ」にも触れることができます。
-これからセンターで取り組みたいことはありますか?
この共生社会研究センターというアーカイブズ機関の特徴は、資料を管理保管するだけでなく、「資料を活用する」ことまで視野に入れている点です。
近年歴史研究において「パブリック・ヒストリー」研究が注目を集めており、歴史学の研究動向とセンターの実践的取り組みには重なるところがあります。パブリック・ヒストリーとは、専門的な歴史家だけでなく、一般市民(公衆)を含む多種多様な歴史実践の担い手たちに着目し、博物館、文書館、史跡、歴史公園、歴史教材政策、歴史ドラマ、歴史ゲーム、歴史映画、地域コミュニティの歴史、家族の歴史など、「公共空間」へと歴史実践の場を開いていく研究です。
センターでは定期的に、「市民運動のビラ」を用いて詩をつくりブルース調の歌にして資料を活用するイベントや、当時の市民運動参加者にインタビューや聞き取りをするオーラル・ヒストリーや、センターの一次史料を日本近代史ゼミに活用するなど、歴史実践を行っています。そのため共生センターでの活動は、パブリック・ヒストリーの延長線上に位置づけることができると思います。
今後もRAとして、資料の活用方法を思考し、「歴史実践の場」としてもセンターを活性化させることができたら幸いです。
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