過去のホテル見学会
(2021年~2006年)ホスピタリティ・マネジメント講座

ホスピタリティの現場を体感できるホテル見学会を毎年行っています(対象:講座受講生)。
2021年11月4日(木)ホテルニューオータニ(東京)
日本が世界に誇る老舗ホテルの一つ、千代田区紀尾井町のホテルニューオータニを見学しました。外資系ホテルの開業ラッシュ、宿泊産業の多様化など荒波の中、開業50年以上たった今も変わらず、その圧倒的な規模を維持し、世界各国の国賓をもてなす迎賓の場として選ばれ続ける理由は何なのか。普段の講義ではなかなか学べない、ホスピタリティ従事者の心意気を教えていただきました。

【実施概要】
・日時:2021年11月4日(木)14:00~16:30
・場所:ホテルニューオータニ(東京)
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生18名、橋本俊哉所長、観光研究所スタッフ2名
・見学場所:Red Rose Garden、ザ・メイン(本館)ロビーフロア、宴会場「鶴の間」(即位の礼晩餐会のテーブルセッティング再現)、エグゼクティブハウス 禅 ラウンジ、スイートルーム
・ホテルご担当者(5名)による講義(於 ザ・メイン(本館)「ACERO(アーチェロ)」):ホテルの沿革について、即位の礼 晩餐会について、Forbes 5星獲得プロジェクトについて、SDGsへの取り組みについて、本学OBによる「ホスピタリティについて」
・サステナブルカクテル(ノンアルコール)試飲

【見学者の感想】
日本を代表する老舗ホテルが、時代に合わせて常に進化し続けていることと、それを支える従業員の方々の熱い思いが、一番の印象である。たとえばSDGsの一環として発案されたカクテル「Re.Pear」は、バーテンダー世界王者の吉田氏の力とお聞きし、各部門がSDGsに対して真摯に取り組んでいることが感じられた。試飲した時に、その思いが喉ごしに染みた。味だけでなくストーリーを売る、それも世界一番の関心事であるSDGsとは、素晴らしい着想である。
またForbes五つ星を目指したプロジェクトでは、全社一丸となって取り組んで目標達成とは、素晴らしい個人の能力と組織力である。トップホテルに勤めているというプライドだけでなく、それを維持し進化させようという、従業員の思いの結晶であろう。ご説明いただいた全員の方々から、話の内容だけでなく、態度や表情、声にそのような自負や思いを感じた。「ニューオータニここにあり」である。独特の技で殴り込みをかけた新入幕のメズム東京と、横綱ながら常に工夫と鍛錬を怠らないニューオータニ、対照的な2つを見学させていただいて大いに勉強になった。(2021年度受講生 勝山正昭)

最も印象に残ったのは、ホテルニューオータニの人材の質の高さです。参加する前は、館内を歩きながら廻り施設の説明を受ける程度だろうと思っていましたが、わざわざ宴会場を一部屋ご用意いただき、何人もの社員の方々の貴重なお時間を割いて、しっかりと座学の時間まで作っていただいたことに大変驚きました。ここまでコストをかけてしっかりご対応いただいたこと自体にまず、一流ホテルのホスピタリティを感じました。また、ご説明頂いた社員の方たちのお話の内容と熱量から、ホテルに対する誇りと仕事に対する真摯な姿勢をお持ちであることが伝わり、本当に自分のホテルを良くしたいというマインドが社員一人一人に根付いていることを感じました。うわべだけのサービスは必ずお客さまに分かってしまうため、人に奉仕する仕事は実はそうしたプロ意識を持っていることが非常に重要な要件となりますが、ニューオータニは社員教育がきちんと行き届いたプロ集団であり、この人的資源こそまさに一朝一夕では真似できない老舗の強みなのだと感じました。以上のように最も印象に残ったのは、人材の質の高さです。ご説明頂いた内容の中では、環境への取り組みについてここまで積極的に推進されていることは知らなかったのでとても印象に残りました。中水造水プラントを自社で作り、排水を日本庭園やローズガーデン、トイレなどで100%リサイクルしていること、そもそもローズガーデンが「鶴の間」屋上のヒートアイランド現象を防ぐ目的で作られたことには驚きましたし、更にはそれが魅力的なチャペルや客室からの眺めという付加価値となって集客の目玉となり、しっかりマネタイズに繋げていることは大変素晴らしいと感じました。(2021年度受講生 社会人)

Red Rose Gardenと本館

サステナブルカクテル「Re.Pear」

ACEROにて

2021年10月7日(木)・12日(火)メズム東京、オートグラフ コレクション
今年度からホテル見学会は施設見学後、ホテル関係者に講義をしていただくスタイルにバージョンアップしました。その第1回目は、業界でカリスマ支配人として有名な生沼久氏率いる「メズム東京、オートグラフ コレクション」を訪問しました。メズム東京はJR東日本グループの日本ホテルとマリオット・インターナショナルが初提携し、東京・港区「ウォーターズ竹芝」内に2020年4月にオープンしたホテルです。「メズム」という名前は「mesmerize (魅了する)」という言葉に由来。その名の通り、日本ならではのホスピタリティとジャパンクオリティにこだわったクリエイティブなコラボレーションなど、五感を魅了する仕掛けがつまったホテルでした。そして「将来子どもたちの憧れの職業にしたい」というホテル愛に溢れた生沼総支配人のエネルギッシュなお話に大きな刺激を受けた見学会でした。
※感染対策として参加者を少人数に制限し、同じ内容で2回実施しました。

【実施概要】
・日時:2021年10月7日(木)・12日(火)14:00~17:30
・場所:メズム東京、オートグラフ コレクション
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生8名×2回、観光研究所スタッフ2名
・見学場所: 客室(4タイプ)、宴会場、フィットネス、ロビー、レストラン「シェフズ・シアター(Chef's Theatre)」
・総支配人による講義 

【見学者の感想】
マリオットの中のオートグラフ コレクションというカテゴリの中で、日本ホテルがmesmというブランドを立上げそのブランドが目指すもの、手放さないものについて理解できました。ユニフォーム、音楽、TOKYO WAVES、ミッドナイトブルー、マルチタスク、すべての拘りがmesmというブランドにつながっていることを感じました。インディビュジュアリストというターゲット層を狙う中で、今のコロナ禍の日本では苦戦を強いられているかもしれませんが、様々な分野で日本を牽引し、担っていくミレニアム世代のフラッグシップ的なホテルになるのではないかとワクワクして聞いていました。アジアを代表するホテルになるポテンシャルを感じています。マルチタスクを取り入れたのは、生産性をあげるためではなく、お客様に寄り添う、働く人にとっても自己価値、スキル・キャリアアップにつなげたいというお話も印象的でした。社員の成長の視点を手放さず、お客様目線での導入ということに納得感を感じました。
何よりも生沼支配人のコミットしてやりきる気持ち、リーダーシップを感じます。これだけのホテルの立ち上げは物凄い責任とプレッシャーがあったと思いますが、生き生きと話されるのに感動しました。マネジメントスキルよりもリーダーシップが大切というのも自分の今の立場にとても意識させられる言葉でした。(2021年度受講生 塩見恭司)

生沼総支配人のお話や食事会場のキッチンスペース、全室にある電子ピアノなど印象的だった点は数点ありますが、まずスタッフの制服はもちろんマスクまでが黒色だったことがホテルのコンセプトを視覚的に感じられる最初の点でした。黒マスクというのは、正直威圧的な印象を受けるのですが、それよりもメズム東京のコンセプトを重視されていて、芯が強く軸がブレないホテルだと思いました。
フロントがあるスペースで毎晩ライブパフォーマンスが開かれることもこのホテルならではの魅力だと思います。フロントで流れる音楽はBGMではなくFGM (Foreground Music)だというお話がありましたが、音楽がよく聴こえるように響くような音響環境を整えていたり、パフォーマンスをしたいお客様には無料でスペースを貸し出していたり、“感性”の部分に重きを置いていることが目に見えて分かりました。
最も印象に残っているのは、生沼様の情熱のあるお話です。これは満場一致だと思います。若くして経験が多いことや総支配人を務めていらっしゃることからすごく優秀な方だということは分かりますが、ホテルに対する熱意が並々ならぬものでした。(2021年度受講生 設楽未来)

エントランス

ロビー

生沼久総支配人

2020年11月24日(火)アロフト東京銀座
2020年度2回目のホテル見学会はマリオット・インターナショナルグループが10月に開業した「アロフト東京銀座」を訪問しました。アートとミュージックそしてテクノロジーを融合させた新世代のライフスタイルホテルは今までのホテルの概念を大きく変える新鮮さに溢れていました。当日はホスピタリティ・マネジメント講座の講師としてご登壇頂いている小杉眞弘総支配人と本学OGであり、本学ビジネスデザイン研究科で兼任講師としてお勤めでもある外村彩さんのお二人にご案内いただく贅沢な見学会となりました。


【実施概要】
・日時:2020年11月24日(火)15:00~16:30
・場所:アロフト東京銀座(中央区銀座6丁目)
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生7名、観光研究所スタッフ2名
・見学場所:Roof Dogs(屋上バー)、The WAREHOUSE(レストラン)、W XYZBar(ミュージックライブ・ランチ・カクテル)、Re:Charge(フィットネス)、客室(アロフトキング、サヴィーツイン、アロフトスイート)

【見学者の感想】
アロフト東京銀座を見学する中で最も印象に残ったのはロビーラウンジやバー、客室などいたるところに設置されたアートです。特にレストランの壁一面に描かれたアートとエレベーターホールのプロジェクションマッピングは他のホテルにはない新しい挑戦だと思いました。大胆なアートとテクノロジーの融合に加えて、東京の雑踏の音を取り入れたBGMなど初めて訪れた人でも感じることができるコンセプトへの忠実さもこのホテルの魅力の一つだと思います。またテクノロジーの点に関してはプロジェクションマッピングなどの視覚的要素に加えて、モバイルキーという従来のルームキーを必要としないシステムをすでに導入していることも現時点では他ホテルとの差別化を推し進める要素であると思いました。しかし最先端のテクノロジーは時間がたつにつれて普遍化することも予測されるため、今後どのように進化をしていくのかに関心があります。(学生・田邉萌々子)

エントランス

レストラン壁画

エレベーターホール

2020年10月27日(火)庭のホテル 東京
新型コロナ感染症の影響を非常に強く受けたホスピタリティ産業ですが、今年度の第1回ホテル見学会はWITHコロナ・AFTERコロナ時代を見据え、世界最大級の試験・検査・認証機関ビューローベリタスが定めた国際的基準を満たす施設に全世界共通で発行される“SAFEGUARD(セーフガード)ラベル”を日本国内のホテルとして初めて取得した「庭のホテル 東京」を訪問しました。

【実施概要】
・日時:2020年10月27日(火)15:00~16:30
・場所:庭のホテル 東京(千代田区神田三崎町)
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生8名、観光研究所スタッフ2名
・見学場所:客室(スタンダードセミダブル、スーペリアツイン、スーペリアダブル、コンフォートツイン)、リフレッシュラウンジ、ワークアウトルーム、レストラン(ダイニング流) 

【見学者の感想】
 あらゆる面でコンセプトがしっかり表現されている点が印象に残りました。ホテル周辺はオフィスビルや学校などがありどちらかといえば雑然とした環境に位置するにもかかわらず、一歩足を踏み入れると一瞬にして空気が変わったようでした。庭の景色の見え方、廊下や客室の絨毯の模様、部屋の柱の意味、客室内備品、内装デザイン、どれをとっても無駄がなく統一感があり、上質な和モダンを感じました。
 また、置いてあるパンフレットやチラシの選別にもセンスの良さを感じました。周辺地域の情報をくまなく案内するのであれば、数えきれないほどの種類が存在するものの、自ホテルのコンセプト(それはもちろん利用するお客様を考慮してのことだとは思いますが)に沿ったものを選別なさっているように見受けられました。
 そして、講座でもご説明があった「近隣との関わり」についても大変参考になりました。予期せぬ社会情勢に見舞われた本年ですが、今後賑わいを戻し新たな歴史を築いていくにはホテル単体だけでなく周辺との関わり方にも更なる工夫の余地があるだろうと考えており、今回の見学で改めて実感させていただき感謝申し上げます。(社会人・山崎理香)

エントランス

客室イメージ

中庭

2019年11月26日(火)The Okura Tokyo
【実施概要】
・日時:2019年11月26日(火)15:00~16:30
・場所:The Okura Tokyo(旧 ホテルオークラ東京本館)
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生15名、観光研究所スタッフ3名
・見学場所
 プレステージタワーロビー:宴会場2タイプ、バーラウンジ、客室2タイプ、チャペル、オールデイダイニング
 へリテージウイング:ロビー、客室、日本料理山里、茶室

【見学者の感想】
私が最も印象に残った部分は、洋を取り⼊れながらも和を感じさせるホテルオークラの空間です。客室はもちろんのこと、フロントロビーの椅⼦やテーブル、パーティ会場等も洋⾵であったにも関わらず、ホテル全体の印象として⾃分の中に真っ先に「和」が浮かんだという点に驚きました。特にフロントロビーやレストランにおいては、⽊材を中⼼としたシンプルな造りでしたが、その中で和の空間がさりげなく構成されていることに魅⼒を感じました。私は今まで、旅館が和であるのに対してホテルは洋であるというイメージを持っていました。ですが、今回The Okura Tokyoを訪れたことによってそのイメージが⼤きく変わりました。主張しすぎない質素な和が、違和感なく洋を空間の中に溶け込ませており、正にわびさびといった⽇本の精神がホテルの空間に現れていると感じました。このような空間は訪⽇外国⼈、⽇本⼈宿泊者どちらにとっても大変居⼼地の良い空間となるのだろうと感じました。(学生・吉田 夢)

「初めて来た私も大切にしてくれるホテル」「温かい笑顔のスタッフがいるホテル」、これがThe Okura Tokyoで印象に残ったことです。
初めて足を踏み入れた為、あえてスタッフの様子を観察し、積極的に質問をする機会を作りました。スタッフからは必ず笑顔で「いらっしゃいませ」との声掛けがあり、急いでいる様子のスタッフでさえ、すれ違う際には立ち止まり、声掛けがありました。遠くに立つスタッフも、常にお客様の様子にアンテナを張っている為、直ぐに口角をあげて会釈をして下さいました。質問に答えるスタッフは、失礼のない言葉遣いかつ気さくな雰囲気で詳しくご説明下さいました。あるスタッフは、カウンター裏から表に出てきて、さりげなく目的地の方向へ一緒に歩きだし、お客様に寄り添う姿勢を体現して下さいました。これら全ての行動は、接客業に携わる者として出来て当たり前の事ではありますが、これを「常に」そして「すべてのスタッフが」行うことはとても難しいと存じております。オークラは完璧でした。正しく、「一流」と「そうでない所」の違いを拝見させて頂きました。(社会人・石井真理子)                       

ロビー

客室

外観

2018年12月11日(火)東京ステーションホテル
参加者:講座受講生23名、観光研究所事務局スタッフ2名
見学場所:客室、アトリウム(ゲストラウンジ)、バー、アーカイブバルコニー、外壁レンガ

※見学レポートは下記リンクから、立教大学観光研究所ニューズレター『観光研究所だより vol.15 2019』の7ページ目をご覧ください。

外観

アトリウム

ドーム

2018年2月20日(火)モクシー東京錦糸町
【実施概要】
日時:2018年2月20日
場所:モクシー東京錦糸町
参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生11名、観光研究所スタッフ2名
見学場所:バーラウンジ、ライブラリーエリア、フィットネスセンター、客室、アイロンルーム、ゲストランドリー

【見学者の感想】
 訪問前、「モクシー東京錦糸町」のイメージは、猥雑な街並みに尖ったセンスを持ち込んだ都会的なホテルが日本人には売れるの?というものであった。しかし訪問後は、自分でお金を出して泊まってみたくなった。
 客室は、木目と白を基調とし、オフィス仕様のクラシカルな窓が大きく、シンプルで暖かみを感じるデザインであった。備品も極力少なくする工夫がされていた。また、カフェやライブラリのファシリティは、気軽なハイチェア、くつろげるソファ、作業向きのデスクほか、非常にバラエティに富んでいた。カフェに並ぶジャーサラダがおしゃれで、壁のミラーアートにも遊び心があり、スタッフのユニフォームも普段着に近い。しかも、ホテルの方に聞いた平均価格は、リーズナブル!
 「モクシー東京錦糸町」は、背伸びしないと届かない、敷居の先のデザイナーズ空間ではなく、フレンドリーな空気が漂っており、気軽に遊びに行けそうだ。単身での出張、子供連れの週末、パートナーとの今更デート、それぞれのシーンで居場所が想像できるホテルであった。

【ホテル紹介】
客室について:
クローゼットがない代わりに、ペグウォールという壁掛けの収納スペースがございます。机や椅子もすべて壁掛けスタイルですので、必要に応じて取り外しして使うことによって、コンパクトなスペースでも個人の過ごし方に合わせた使い方ができます。またベッドはシモンズ製で寝心地は快適。シャワーブースにはバスタブはないものの、日本のホテルではなかなかみられないレインシャワータイプで湯量も水圧も◎。腰掛スツールもあります。
このように、過剰な備品やサービスは取り除き、スタイリッシュで機能性にもあふれたデザインでありながら、ベッドやシャワーなどお客様の快適なステイに関わる部分にはとことんこだわるのがMOXYスタイルです。

ラウンジについて:
毎週金・土の夜には、本格的なDJナイトを開催しています。お泊りでなくてもノーチャージで誰でもご参加頂けます。そのほかにも、大小いろいろなイベントやキャンペーンを企画しており、お泊りでない方が気軽に来やすい雰囲気になるよう考えています。

スタッフについて:
ユニフォームはユニクロ製です。

ホテル外観

バーラウンジ

客室

フィットネスセンター

アイロンルーム

2017年2月13日(月)ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町
【実施概要】
・日時:2017年2月13日(月)15:00~16:00
・場所:ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生16名、観光研究所スタッフ2名
・見学場所:ゲストルーム(デラックスキング、グランドデラックスコーナーキング、デザイナーズスイート)、SPA & FITNESS KIOI、レストラン(WASHOKU 蒼天 SOUTEN、All-Day Dining OASIS GARDEN、Sky Gallery Lounge Levita、THE BAR illmiid)

【見学者の感想】
ホテルの施設は、客室と、2つのレストランに2つのBAR、スパ&フィットネスの構成となっており、宿泊と料飲部門に絞り込んだビジネスモデルとなっている。今回のホテル見学会では、なかなか見ることの出来ないスイートルームを含め、これらの施設を効率よくかつ丁寧に案内していただき、たいへん参考になった。
全体的には、当ホテルのインテリアコンセプトである「Levitation(浮揚感)」と「Framed Kaleidoscopic View(額縁で切り取られた真万華鏡のような景色)」を感じさせる洗練されたデザインが随所にちりばめられており、さすがはプリンスホテルの最上級ホテルだと感じた。
特に、35、36階の2層吹き抜けに設けた「スカイギャラリーラウンジ レヴィータ」の天井から滝が流れ落ちる様を表現した壁面デザインは圧巻であった。照明の演出が映える夜間に一層感動を呼ぶ仕掛けになっている。また、客室の窓際に配置された「デイベッド」も浮揚感を感じさせる仕掛けとして非常に新鮮だ。
また、宿泊客専用の会議室である「ボードミーティングルーム」は、高級感の漂う一方で機能美を感じるデザイン空間を堪能した。スタッフの、「日本の代表としての自覚」と「ホテルの枠を超えたサービス」というお話に感動した。
2015年10月21日(水)庭のホテル 東京
実施概要
・日時:2015年10月21日(水)15:00~17:00
・場所:庭のホテル 東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生21名、観光研究所スタッフ2名
・見学場所:ファンクションルーム(燦<さん>、粋<すい>)、ゲストルーム(プレミアム、コンフォート、スーペリアダブル、スーペリアツイン、スタンダード)、リフレッシュラウンジ、ワークアウトルーム、レストラン(グリル&バー 流<りゅう>、日本料理 縁<ゆくり>)

インプレッション
本年度は、株式会社UHMの代表取締役 木下彩氏が総支配人を務める「庭のホテル 東京」を訪れました。木下氏は2012年度よりホスピタリティ・マネジメント講座の講師を務めてくださり、講座終了時のアンケートでは、印象的な講義として毎年挙げられています。
ロビーに一歩踏み入れると、床から天井まで届く大きな行燈のようなあたたかい照明に迎えられます。エントランスや中庭には手を入れすぎない自然な緑の木々の中に石が配され、流れる水の音に心癒されて、東京の真ん中とは思えない、静かな佇まいを感じます。そして、ホテルの名前のとおり二つのレストランからは中庭を眺めることができました。
客室は、障子や格子、鉄瓶など和風の小物を用いながらもモダンで洗練された和のしつらえで、ホテルの快適さと旅館の雰囲気を併せ持つ心地よい空間を作り出しています。海外からのお客様にとても人気があるのも納得できました。
「自分が心から泊まりたいと思うホテル」を作ろうとされた木下氏の思いに応えるように、「このホテルが大好きでここで働くことを誇りに思う」スタッフの、ゲストへの気遣いを感じるアイテムが溢れていました。
2014年10月15日(水)アンダーズ 東京
実施概要
・日時:2014年10月15日(水)14:00~15:00
・場所:アンダーズ 東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生11名、観光学部特任教授1名、観光研究所スタッフ3名
・見学場所:アンダーズ ラウンジ、客室スタンダードルーム(キング)、アンダーズ スタジオ、AO スパ アンド クラブ、チャペル

インプレッション
2014年6月11日にオープンしたばかりの虎ノ門ヒルズ内にあるアンダーズ 東京。アンダーズはヒンディ語で「パーソナル スタイル」を意味します。その名の通り、形式にとらわれないサービスと、友人の家のような、自由でバリアのない、居心地のよいホテルであり、ハイアットグループが展開する日本で初めてのライフスタイルホテルです。
友人宅のようにリラックスできるアンダーズ ラウンジ、広めの玄関周りとバスタブが特徴的な客室、52階にある「東京で最も空に近い」チャペルや東京タワーと東京湾を一望できる会議室アンダーズ スタジオなどを見学しました。
高級感のある洗練されたデザインの中にふんだんに取り入れられた和の要素と、名札をつけずゆったりとしたユニークな服装のスタッフの対応によって、居心地の良い親近感のある空間を演出していることが印象的でした。
また、参加者より、普段見ることのできない場所を、ホテルのスタッフの方の説明を受けながら見学することができ、大変有意義だったと好評をいただきました。
2013年10月28日(月)パレスホテル東京
実施概要
・日時:2013年10月28日(月)15:00~16:00
・場所:パレスホテル東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生4名、観光研究所スタッフ3名、観光学部特任教授
・見学した場所:ホテルロビー、客室2室(デラックス45m²、グランドデラックス55m²)、レストラン(和田倉、クラウン)ラウンジバー(プリヴェ)、プール&フィットネスルーム(エビアン スパ 東京)、結婚式場(チャペル、神殿)
インプレッション
2012年5月17日にグランドオープンした、丸の内1-1-1にそびえるパレスホテル東京を見学させていただきました。都心を眺望できる広々とした客室、日本初上陸となる「エビアン スパ 東京」や、カクテルコンペティションの世界大会で優勝された、女性バーテンダーが腕を揮うラウンジバー、旧パレスホテル時代から続く格調高い老舗レストランなども見学させていただきました。結婚式場のチャペルと神殿も、荘厳かつゲストへの真心を感じる温かい造りでした。
ホテルの内観もさることながら、ご対応いただきましたスタッフの方はもちろん、働いていらっしゃる皆様のおもてなしの姿勢がとても印象的なホテルでした。
2012年10月26日(金)東京ステーションホテル
実施概要
・日時:2012年10月26日(金)15:00~17:00
・場所:東京ステーションホテル
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生18名、観光研究所スタッフ2名、観光研究所所長
・見学した場所:駅舎前(ホテル外壁レンガ)、客室6室(23~72㎡)〔クラシック、パレスサイド、 ドームサイド、メゾネット(2タイプ)、スイート〕、ビジネスセンター(2階)、喫煙室(2階)、ゲストラウンジ(アトリウム、4階)
インプレッション
東京ステーションホテルは、国の重要文化財である赤煉瓦の駅舎やかつての文豪が愛した客室など大正時代からの伝統が息づくホテルです。東京の中心で、人や街の歴史を見守り続けておよそ100年の歴史を持つこのホテルが、2012年10月3日新しく生まれ変わりました。チェアやランプ、絨毯から筆記用具にいたる調度品の数々、さらにはスタッフの方々の洗練されたご対応から、伝統を重んじつつ、時代に求められる機能性も満たすホテルをめざして、新しい歴史の一歩が始まったように感じられました。
2011年10月17日(月)フォーシーズンズホテル椿山荘東京
実施概要
・日時:2011年10月17日(月)14:00~15:30
・場所:フォーシーズンズホテル椿山荘東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生10名、観光研究所スタッフ2名
・見学した場所:ホテルロビー、スパ&トリートメント「悠YU, THE SPA at Four Seasons」客室 スーペリア(45㎡:シティビュー)、客室 ロイヤルスイート(193㎡:ガーデンビュー)、客室 コンサバトリー(64㎡:ジュニアスイート)、Chef’s Table (シェフズ・テーブル:オープンキッチン付きダイニングルーム)、ブライズ・ルーム(新婦お支度室)、アンフィシアター(98名収容階段式会議室)、チャペル(70~80名収容)
インプレッション
アジア初のフォーシーズンズホテルとして開業し、来年で20周年を迎えるフォーシーズンズホテル椿山荘 東京。眼前に広がる2万坪という広大な日本庭園の自然が織りなす美しい景観は「目白の森」とも呼ばれ、都会のオアシスとしても名高い。ホテルロビーへとつながる正面外側玄関は手動(内側は自動)、自動販売機は館内に見当たらず、各施設の案内表示、エスカレーターやエレベーターも見えない。これらのこだわりは、非日常の中にも「家庭的」な雰囲気や、利用客との「家族的」なコミュニケーションを追求するホテルの姿勢にある。 館内のインテリアは全体的に深く、落ち着いた色調の中にオリエンタルな趣を湛え、心の安らぎを感じさせるものになっている。また、元スイートルームのオープンキッチン付ダイニングルームChef’s Tableでの試食会 、ゆったりとした気分で美容や衣装合わせといった婚礼準備を整えることのできるスーペリアクラスの客室13室を改装したブライズ・ルーム等、婚礼が年間約700件、ホテルの全売上の約3分の1を占めるというフォーシーズンズホテル椿山荘ならではの、ブライダル重視の設備投資にその個性が光った。
2010年10月13日(水)マンダリン オリエンタル 東京
実施概要
・日時:2010年10月13日(水)15:00~16:00
・場所:マンダリン オリエンタル 東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生8名、観光研究所スタッフ2名
・見学した場所:3階宴会場「メイプル」、同階バンケットキッチン、1階グルメショップ、38階ホテルレセプションロビー、30階客室(デラックス ルーム)、37階ザ・スパ・アット・マンダリン・オリエンタル東京等
インプレッション
2010年10月13日(水)15時より、約一時間強の行程で、世界初、六ツ星ホテルの称号を取得したマンダリン オリエンタル 東京にてホテル見学会を行いました。
「センス・オブ・プレイス」(その土地の文化や伝統を取り入れる)という理念のもとに、着物の街、日本橋として館内の布はすべてオリジナルで日本の自然美を意識したデザインで、壁紙や絨毯の色調、各種照明も月明かりをイメージしたもの等、一貫して落着いたトーンと、館内を一本の木と想定したストー リー性のあるインテリアが目を引きました。日本橋という土地柄を重視した和風の装飾、三井銀行時代の 金庫がそのまま残されている等、建物自体の持つ歴史や地域色が十分に生かされている点も印象的で、 外資系ホテルの特色を残しつつ、地域や異文化との見事な融合の形を見たという感じがしました。
2009年10月19日(月)ディズニーランドホテル
実施概要
・日時:2009年10月19日(月)13:00~14:30
・場所:ディズニーランドホテル
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生・13名、観光研究所スタッフ2名
・見学した場所:訪問先の希望により省略
インプレッション
爽やかな秋晴れに恵まれた10月19日(月)13時より、約一時間半の行程で
ディズニーランドホテルにてホスピタリティ・マネジメント講座課外活動の一環である
ホテル見学会が実施されました。今回の参加者は最終的に13名と少人数になりましたが、
それが功を奏して見学会を引率くださったホテルスタッフの皆さまと 積極的に話をする機会を得た、
非常に有意義な見学会となりました。
2008年11月10日(月)ザ・ペニンシュラ東京
<b>実施概要</b>
・日時:2008年11月10日(月)10:00~12:00
・場所:ザ・ペニンシュラ東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生・17名、観光研究所スタッフ2名
・見学した場所:客室3タイプ/ 24Fレストラン&バー「Peter」/ 2F レストラン「ヘイフンテラス」 等
<b>インプレッション</b>
オープンして1年数か月・・・ザ・ペニンシュラ東京を見学させて頂いた。
ゲストルームやレストランからは皇居外苑や日比谷公園が一望できる絶好のロケーション!!
ザ・ペニンシュラ東京のおもてなしはハード面にも反映されお客様をお迎えする心遣いが感じられた。
ホテル内は洋風なデザインの中に日本文化を感じるデザインが見事に調和され自然な印象を受けた。
2007年10月17日 (水)ザ・リッツカールトン東京
実施概要
・日時:2007年10月17日(水)13:45~14:45
・場所:ザ・リッツ・カールトン東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生・21名、観光研究所スタッフ5名
・見学した場所:客室2種類≪デラックスルーム(52㎡)・カールトンスィート(120㎡)≫、表玄関、45階ロビー、ラウンジ&バー、など
インプレッション
オープンして半年と、間もないのにも関わらずリッツ・カールトンのブランド力で好調な客室稼働率を保っている、六本木ミッドタウン内に位置する「ザ・リッツ・カールトン・東京」を見学させて頂いた。
どのゲストルームからも都内の素晴らしい眺望が楽しめ、また45階のロビーのラウンジの天井の高さ、豪華なシャンデリアが印象的だった。
2006年10月18日(水)ホテルオークラ東京
実施概要
・日時:2006年10月18日(水)14:00~16:00
・場所:ホテルオークラ東京
・参加者:ホスピタリティ・マネジメント講座受講生25名、観光研究所スタッフ5名
・見学した場所:客室3種類≪ロイヤルスィート・グランコンフォート階のルーム・スタンダードルーム≫、ワインルーム“バロン”、ロビー、シガーバー、お茶室、宴会場(中、小)、チャペル、大蔵集古館(周りより)
インプレッション
当日はホテル客室100%稼動で大変お忙しい中、管理部人事の方々、事業部の方のご案内のもと、3グループに分かれて館内見学させていただいた。
お客様第一主義のホテル精神が社員の皆様にいき渡っていることが感じられ、参加者の皆さんは大変満足した様子だった。
参加者からの質問にも確実にお答えいただき感激した。

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