開講科目・講師紹介ラテンアメリカ講座

開講科目

講義

『ラテンアメリカ論Ⅰ』(4単位)ラテンアメリカの音楽と社会 
 石橋 純   土曜 / 13:25~15:05
音楽をてがかりにラテンアメリカ地域にアプローチします。サウンドや歌詞の背景にある文化と社会について論じます。
授業内容
春学期は、テーマを決めて、体系的にラテンアメリカ音楽を聴いていきます。まず総論としてラテンアメリカ音楽の特徴、スペイン・ポルトガル音楽との相違点、文化混淆と音楽などについて論じます。つぎにキューバを一例としてとりあげ、この島の伝統音楽が国際的に広まり、こんにちのサルサへと変貌し、グローバルマーケットに受容されるまでを論じます。中盤では「うた」に着目し、ロマンティック歌謡や社会批評の歌などを、地域横断で聴いていきます。このシリーズではとりわけ歌詞に着目します。秋学期は、さまざまな地域の音楽をとりあげ、論じます。
講師の得意分野はベネズエラをはじめとするカリブ海域の音楽です。折にふれ、ゲスト講師や音楽家もお招きする予定です。春学期の内容は例年とほぼ同一、秋学期は来日アーティストの公演日程などと絡めて新しい内容を盛り込みます。
教材
プリント配布。
成績評価
毎回のリアクションペーパー(60%)。加えて春学期は口頭発表(20%履修者全員)。秋学期はレポートあるいは口頭発表のいずれかを選択(20%)。
講師よりメッセージ
ラテンアメリカ愛好家は日本に数多くいますが、国やジャンルの枠を超えてこの地域の音楽を幅広く聴く人は少数です。授業を通じていろいろな音源を聴いていただくことで、ラ米音楽の楽しみがいっそう増すことでしょう。
『ラテンアメリカ論Ⅱ』(4単位)ラテンアメリカの政治 
 磯田 沙織   土曜 / 10:45~12:25
ラテンアメリカの政治について学ぶことで、日本でも取り上げられるニュースの背景に迫ります。
授業内容
ラテンアメリカの政治史、政治体制、民政移管後の諸問題について、現地での体験を交えながらわかりやすく解説します。
春学期は、ラテンアメリカに共通する政治の特徴を取り上げます。独立後に大統領制を採用したラテンアメリカでは、独立後の混乱を経て、寡頭支配体制、ポピュリストの台頭、軍事政権の誕生、民政移管等を経験しました。こうした共通点や、政治統合、経済統合等との関連を含め、広い視点からラテンアメリカの政治について論じます。
秋学期は、ラテンアメリカの主要な国に焦点をあて、個別の事例分析を深めます。さらに米国トランプ政権とメキシコを中心としたラテンアメリカ諸国との関係についても、最新の動向を紹介します。
なお、本講義においても、昨年度までの「ラテンアメリカ論Ⅱビジネスの世界」で好評だった、現地経験豊かな受講生による体験報告を実施したいと考えています。また春学期、秋学期ともに、ラテンアメリカ政治の専門家をゲスト・スピーカーとして招き、最新情勢を語って頂く予定です。
教材
毎回、講義内容の概要をまとめた資料を配布します。
成績評価
毎回のリアクションペーパー(70%)とレポート提出または授業での体験報告(30%)によって評価します。レポートの場合は、各自関心を持ったテーマを選び期末に提出して下さい。
講師よりメッセージ
本講義の内容は、日本ではあまりなじみのない学問分野ですが、政治は経済や社会等の様々な分野と関連しているため、ラテンアメリカについて包括的に理解する足がかりとなります。本講義を通じて、ラテンアメリカへの理解を深めましょう。
『ラテンアメリカ文学』(4単位)「ブーム」とそれ以後
 柳原 孝敦   土曜 / 8:50~10:30
授業の目標
ラテンアメリカの文学作品を読みながら、ラテンアメリカ文学が扱ってきた問題を考えると同時に、文学の楽しみにも触れる。
授業内容
20世紀の後半、ラテンアメリカ文学の「ブーム」があった。「ブーム」を牽引した作家たちの多くは日本でも読者を獲得している。本講では、まず春学期に「ブーム」の作品を、そして秋学期にはブーム以後のもっと若い世代の作品を読んでいく。つまり、両学期を通じて二篇の長篇小説を読む。内容を味わいつつ、歴史や社会的背景にも触れていきたい。
いずれも日本語訳を基本とするが、スペイン語の原文を(可能なものは)配布する予定で、時には原文と翻訳とを比較しながら進めることもする。
教材
受講者と相談の上、決定する。
成績評価方法
参加点50%、学年末の課題50%で評価する。
講師よりメッセージ
文学作品を読む楽しみのひとつは、その作品について人と語り合い、いかにひとつの作品に対する理解が多様かを知ることにあります。それを知って驚きたい人、自分の理解によって誰かを驚かせたい人の参加を期待します。

語学

『ポルトガル語中級(文法)◆』(2単位) 
 神田 工   金曜 / 15:20~17:00
授業の目標
ポルトガル語の初歩的な文法を学習したことのある人や、これから学ぶ人を主な対象として、日常会話レヴェルの文法を学び、読解、会話等に運用できるようになることを目指します。

受講レベル目安

直説法現在形の動詞を使った、簡単な構造の文章を理解できる程度の文法のレベルに到達していることが望ましいと思いますが、スペイン語を既習であれば中級からの受講でも容易に授業についてくることができると思います。また、初めて学習する方でも熱意があればキャッチアップ可能だと思います。
授業の内容
テキストにそって文法事項を解説していくことと並行して、プリント教材を使って文法の練習問題や読解に取り組んだり、参加者にペアになってもらい簡単なポルトガル語の会話練習を行います。また、読解や会話の基礎となる例文の暗唱も行います。今年度は、1.動詞の直説法不完全過去、2.直説法現在完了、3.直説法過去完了、4.直説法未来、5.直説法過去未来、6.接続法現在、7.接続法不完全過去、8.接続法完全過去、9.接続法過去完了、10.接続法未来といった事項を中心に学んでいきます。できれば受講者は、テキストの前半、特に動詞の直説法現在、直説法完全過去や、名詞、形容詞の性数変化といった事項に関するページにあらかじめ目を通しておいてください。
教材
香川正子『ニューエクスプレス ブラジルポルトガル語』(白水社、2007)
成績評価方法
出席(50%)と授業への参加度(50%)で評価します。
講師よりメッセージ
今年度はテキストの中途からのスタートとなります。引き続き受講している方や基本からもう一度ポルトガル語を勉強しなおしたい人にはもちろんのこと、初めてポルトガル語を学ぶ人にも十分配慮しますので、奮って参加してください。
『ポルトガル語中級(会話とリスニング)』(2単位) 
 NAKAGAWA, Sonia   土曜 / 15:20~17:00
Objetivos
A meta principal é fazer com que o aluno se comunique, amplie o vocabulário e ganhe confiança para interagir em situações do cotidiano.
Nível de português
Este curso é destinado a pessoas que têm noções do português básico, mas desejam reforçar tanto a escrita quanto a conversação antes de ingressar no nível Avançado.
Conteúdo
Vamos balancear exercícios individuais de fixação gramatical com dinâmicas de grupo para estimular a conversação. Também faremos uso de jogos e dramatização. (Explicações gramaticais serão feitas em japonês e português levando em consideração os diferentes níveis do grupo).
Material
オリジナルプリント
Avaliação
Participação em sala de aula, frequência mínima de 80% e eventuais testes para checagem do conhecimento.
Mensagem da professora
Cada aula é um aprendizado também para mim. Conto com a colaboração de todos para que tenhamos um ambiente descontraído e aconchegante onde todos se sintam motivados a interagir em português.
『ポルトガル語上級』(2単位) 
 NAKAGAWA, Sonia   土曜 / 13:25~15:05
Objetivos
Promover a fluência na comunicação oral, estimular a compreensão auditiva e aprimorar a capacidade de leitura e redação.
Nível de português
Este curso se destina a pessoas que já conhecem as estruturas da língua portuguesa mas desejam se aperfeiçoar.
Conteúdo
O enfoque será o aprofundamento dos pormenores da língua portuguesa e a apresentação de aspectos da cultura brasileira. Faremos uso de filmes, documentários, músicas e demais materiais colhidos nos meios de comunicação do Brasil para promover o debate e a troca de ideias. Também faremos leitura comparativa de textos literários em português e as suas respectivas versões em japonês. (Durante a aula o uso de japonês será restrito ao mínimo.)
Material
オリジナルプリント
Avaliação
Participação em sala de aula, frequência mínima de 80% e eventuais tarefas como redação e apresentação oral sobre determinado tema.
Mensagem da professora
No estudo de uma língua estrangeira a persistência é fundamental. Farei o possível para que cada aula seja um estímulo para um contínuo aperfeiçoamento. Vamos trocar ideias e experiências que sejam enriquecedoras e inspiradoras no processo do intercâmbio cultural.
『スペイン語初級Ⅰ』(2単位)初歩から学ぶスペイン語 
 中西 智恵美   土曜 / 10:45~12:25 
授業の目標
スペイン語を初めて習う方が対象の講座です。動詞の活用(現在形・過去形・未来形等)や基本的な文の作り方を学び、簡単な日常会話ができるレベルを目指します。
受講レベル目安
今までスペイン語を勉強されたことがない方。「少しかじったことはあるが再度しっかり基礎固めをしたい」という方や、リピーターの方も大歓迎です。
授業の内容
スペイン語の基本を学びます。動詞の活用を中心に基礎的な文法事項を学習し、練習問題と簡単な会話練習で力をつけていきます。例文は旅行などですぐに使えるものを中心に出します。チリ、メキシコ、ペルーなどでの体験談も交えながら、楽しく授業を進めていきます。
教材
1.木村琢也『響く音(ね)! スペイン語』¡Así suena!(朝日出版社、2019)
2.オリジナルプリント等
成績評価方法
「出席8:授業参加度・宿題提出等2」をベースとします。
講師よりメッセージ
教科書のほかにも練習問題を沢山出しますので、しっかり毎回の授業の予習・復習をしてください。(配布されたプリントはなくさないようにお願いします。)また、わからない点はどんどん質問してください。
『スペイン語初級Ⅱ』(2単位) 
 SANTAMARIA, Teresa   土曜 / 15:20~17:00
授業の目標
本授業は、スペイン語での日常のコミュニケーションができるようになることを目標とします。様々な話題に合わせて、自分の考えを伝えることを大切にする授業です。
受講レベル目安
基本的な文法は習得済みであるが、今のところ会話する機会が無く、この授業を機に改めてスペイン語会話を学びたい方。
授業の内容
会話主体の授業です。映像、配布物、ゲームなどを通じて会話をし、スペイン語を習得していきます。楽しく考えや意見を交換し、話しやすく、リラックスできる雰囲気を目指します。会話重視ですが、文法学習も行いながら、伝わるスペイン語を学んでいきます。読む力、書く力は宿題を通じて伸ばしていきます。少しずつでもみなさんの発言を期待しています。
参考テキスト
山村ひろみ『スペイン語24課』24 lecciones de español(白水社、2016)
(授業では使用しません)
成績評価方法
出席、宿題、授業への参加で評価します。
講師よりメッセージ
会話を楽しむことを目標とする授業です。文法も大切ですが、考えを伝えることを授業ではみなさんと学習していきます。
『スペイン語中級Ⅰ』(2単位) 
 佐藤 空子   土曜 / 08:50~10:30
授業の目標
初級で学んできた直説法を掘り下げ、他の直説法の時制を学び、最終的には直説法を制覇します。使い分けや細かいニュアンスなども学びます。
受講レベル目安
初級文法をしっかり理解、使用できることが大前提です。特に不規則動詞の活用や使い方、目的人称代名詞、そして文型が理解・使用できていないと厳しいかもしれません。 
授業の内容
皆さんが初級で学んできた文法は中級に進むための屋台骨です。本年度はそこを更に奥まで踏み込みながら、直説法の時制を全て網羅します。一つ一つ丁寧に学んでいきます。また、何よりも受講生からの疑問を大切にし、文化や語彙の背景などを紹介しながらテキストや辞書以上に授業を広げて行くので、一緒にこのような側面も楽しんで頂ければ幸いです。
教材
『総合スペイン語コース 中級 改訂版』Entre amigos 2 -2a edición-(朝日出版社、2015)
成績評価方法
出席50%、予習/課題提出/授業への参加50%
講師よりメッセージ
授業のふとした瞬間に受講生の皆さんが投げ掛けて下さる質問が楽しみです。そこから世界が広がって行くことも多く、単なる「座学」ではない講座になっています。西語の文法学習はとにかく気長にのんびりと、そして何よりも楽しく!
『スペイン語中級Ⅱ』(2単位) 
 PARTIDA, Francisco   土曜 / 15:20~17:00
Objetivos
Conocer mejor algunos aspectos culturales de Latinoamérica y mejorar las destrezas necesarias para perfeccionar su entendimiento y comunicación en español.
Nivel de español
Comprender los puntos principales de textos, orales y escritos, relacionados con el trabajo, el estudio o la vida cotidiana. Asimismo, deben poder producir textos sencillos y coherentes.
Contenido
En Latinoamérica no hay una cultura sino muchas, que no cesan de transformarse. En esta clase trataremos aspectos de la vida cotidiana, las condiciones de vida, las relaciones personales, los valores y creencias sobre algunos temas, y otros temas más, con los cuales los alumnos podrán aprender mucho sobre cultura relacionada con el español de Latinoamérica.
Material
・『Todas las voces, curso de cultura y civilización A1/A2』( Difusión、2012)
・Fotocopias
Evaluación
Se valorará la asistencia, la participación y colaboración en clase. Durante el curso, los estudiantes tendrán que realizar deberes que equivaldrán a un 40% de la calificación total.
Mensaje de la profesora
Vamos a aprender español de forma que no sólo permita mejorar las habilidades de comunicación, sino que también nos abra una nueva perspectiva hacia la cultura de Latinoamérica.
『スペイン語講読(上級)』(2単位)スペイン語小説を読む 
 柳原 孝敦     土曜 / 10:45~12:25
授業の目標
一年かけてスペイン語で書かれた短めの長編小説もしくは中編小説を読み終えることを目標とします。言葉のパフォーマンスとメタ情報の扱いにおいて文学作品は格好の教材だからです。
受講レベル目安
最上級者を対象としたスペイン語講読クラスです。接続法過去完了までの文法をひととおり学んだ学習者を対象としています。体系的な文法の復習はしません。中級レベルを修了したばかりの方には少々ハードルが高いので、予習時間を確保してください。
授業の内容
小説を読むといっても、文学として味わうという以前に、ともかく、書かれていることを理解するということを第一の目標として、毎回5-10ページほど読んでいくことにします。継続的に一定量読むことはまた、小説に限らず、1冊の本を読み通すための秘訣でもあります。
教材
プリント使用
成績評価方法
参加点50%、学年末の課題50%で評価します。
講師よりメッセージ
文学作品の本質のひとつは曖昧さにあります。解釈がひとつとは限りません。またたまにはわからない箇所もでてきます。そうした難しい箇所を話し合って参加者各自の理解の幅を広げることがみんなでひとつのものを読む楽しみです。
『ラテンアメリカスペイン語(上級)』(2単位)Recorrido cultural por Latinoamérica 
 PARTIDA, Francisco   土曜 / 13:25~15:05
Objetivos
Comprender e interpretar cualquier tipo de textos en español (orales y escritos e información audiovisual). Conocer y ampliar con profundidad el conocimiento de las diversas culturas y países de América Latina.
Nivel de español
Es necesario conocer suficiente gramática y vocabulario para entender los materiales que se usarán. Se requiere voluntad para expresarse e interactuar oralmente en la clase.
Contenido
Las clases son en español. Al comienzo se comenta una noticia de actualidad más relevante de la semana. Seguidamente se desarrolla el tema de la clase. Éste puede ser sobre la historia, la sociedad, la política, la literatura, u otro de interés de un país latinoamericano. En cada clase se necesita cooperar con los compañeros de la clase para trabajar en parejas o en grupo.
Material
Lecturas preparadas por el profesor de textos periodísticos, académicos o literarios así como una noticia preparada por el alumno. Sobre temas relevantes de los países de Latinoamérica.
Evaluación
Asistencia, la participación activa en la clase y resúmenes de noticias. Al final de cada semestre se presentará un reporte final sobre uno o más de los temas estudiados.
Mensaje del profesor
Se tratará de hacer una clase activa, para esto prepare un resumen de una noticia que compartirá con sus compañeros. Sobre el tema que el profesor lleve, trate de opinar, comentar o preguntar. Mientras más participe, será más interesante para todos. Equivocarse es de humanos, rectificar es de sabios.
  1. ◆印科目は立教大学全学共通科目のため、本学の学部学生と共通のクラスとなります。それにともない、内容や設定レベルに若干の変更が生じる場合があります。
  2. 語学クラスにおいては、受講希望者が定員30名を超える場合には、抽選を行います。

講師紹介

  • 石橋 純(東京大学教授/ラテンアメリカ文化研究、文化人類学、民衆文化、ポピュラー音楽研究、 音源/コンサートのプロデューサー経験あり)
  • 磯田 沙織(筑波大学人文社会系助教/ラテンアメリカ政治)
  • 神田 工(拓殖大学兼任講師/ブラジル文学)
  • NAKAGAWA, Sonia(NHK国際放送ポルトガル語アナウンサー/ブラジル出身)
  • 中西 智恵美(立教大学ラテンアメリカ講座講師/法廷通訳)
  • PARTIDA, Francisco(立教大学ラテンアメリカ講座講師/メキシコ出身)
  • SANTAMARIA, Teresa(立教大学ラテンアメリカ講座講師/スペイン出身)
  • 佐藤 空子(学習院大学非常勤講師/西語・英語通訳・翻訳家)
  • 柳原 孝敦(東京大学教授/現代ラテンアメリカ文学研究)
※所属/専門分野または出身国 ABC順

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立教大学ラテンアメリカ研究所