開講科目・講師紹介ラテンアメリカ講座

開講科目

講義

『ラテンアメリカ論Ⅰ』(4単位)ラテンアメリカの音楽と社会 
 石橋 純   土曜 / 13:15~14:45
音楽をてがかりにラテンアメリカ地域にアプローチします。サウンドや歌詞の背景にある文化と社会について論じます。
授業内容
春学期は、テーマを決めて、体系的にラテンアメリカ音楽を聴いていきます。まず総論としてラテンアメリカ音楽の特徴、スペイン・ポルトガル音楽との相違点、文化混淆と音楽などについて論じます。つぎにキューバを一例としてとりあげ、この島の伝統音楽が国際的に広まり、こんにちのサルサへと変貌し、グローバルマーケットに受容されるまでを論じます。中盤では「うた」に着目し、ロマンティック歌謡や社会批評の歌などを、地域横断で聴いていきます。このシリーズではとりわけ歌詞に着目します。秋学期は、さまざまな地域の音楽をとりあげ、論じます。
講師の得意分野はベネズエラをはじめとするカリブ海域の音楽です。折にふれ、ゲスト講師や音楽家もお招きする予定です。春学期の内容は例年とほぼ同一、秋学期は来日アーティストの公演日程などと絡めて新しい内容を盛り込みます。
教材
プリント配布。
成績評価
毎回のリアクションペーパー(70%)とレポート(30% 通年で1本)。授業中に口頭発表することでレポートに代替することが出来る。
講師よりメッセージ
ラテンアメリカ愛好家は日本に数多くいますが、国やジャンルの枠を超えてこの地域の音楽を幅広く聴く人は少数です。授業を通じていろいろな音源を聴いていただくことで、ラ米音楽の楽しみがいっそう増すことでしょう。
『ラテンアメリカ論Ⅱ』(4単位)ビジネスの世界 
 星野 妙子   土曜 / 10:45~12:15
ラテンアメリカのビジネスや経済について学ぶことで、新聞の経済面に載るラテンアメリカの記事にうんちくが傾けられるようになることを目指します。
授業内容
ラテンアメリカの経済とビジネスの特徴、ラテンアメリカと日本の経済関係を、身近な話題や日常生活の体験を交えながら、わかりやすく解説します。ラテンアメリカは富の集中が著しい格差社会です。春学期は格差構造の頂点に位置する財閥に焦点を当てて、そのルーツや工業化において果たしてきた役割、近年の国際的事業展開、家族関係や政治との関係などについて論じます。財閥の台頭は1990年代以降の世界に共通する現象です。財閥のラテンアメリカならではの特徴を理解するとともに、財閥を通してラテンアメリカの経済、社会、政治の特徴を理解することを目指します。後半は日本とラテンアメリカのモノ、カネ、ヒトのつながりを、いくつかの産業や企業に焦点を当てながら論じます。さらに昨年以来物議をかもしている米国トランプ政権とラテンアメリカの関係についても、最新の動向を紹介します。なお、過去4年間の講義で講評だった現地経験豊かな受講生による体験報告を、本年度も実施したいと考えています。また前期、後期1回ずつ、ラテンアメリカ経済の専門家をゲスト・スピーカーとして招き、最新情勢を語ってもらう予定です。
教材
毎回、講義内容の概要をまとめた資料を配布します。
成績評価
出席率(70%)と、レポート提出または授業での体験報告(30%)。レポートの場合は、講義内容の中から各自関心を持ったテーマを選び期末に提出。
講師よりメッセージ
これまでと同様、講義のテーマは、春学期が財閥、秋学期は日本との経済関係と産業・企業ですが、取り上げる財閥、産業・企業、話題を変え、データを最新化することで、新しさを出そうと考えています。
『ラテンアメリカ文学』(4単位)ラテンアメリカ文学の「ブーム」をたどり直す 
 柳原 孝敦   土曜 / 9:00~10:30
授業の目標
ラテンアメリカの文学作品を読みながら、ラテンアメリカ文学が扱ってきた問題を考えると同時に、文学の楽しみにも触れる。
授業内容
今ではすっかりスタンダードとして定着した作家たちの作品を読みながら、受講者全員で討議を重ねる形で進めたい。
20世紀の後半、ラテンアメリカ文学の「ブーム」があった。「ブーム」を牽引した作家たちの多くは日本でも読者を獲得している。本講ではそうした代表的な作家たちの作品を読んでいく。
春学期には短篇を毎回、一、二篇ずつ読んでいく。二十世紀の「ブーム」を代表する作家たちの短篇を読むことによって、当時の文学状況全般をも振り返ることになる。秋学期には長篇小説を読んでいく。
いずれも日本語訳を基本とするが、スペイン語の原文を(可能なものは)配布する予定で、時には原文と翻訳とを比較しながら進めることもする。
教材
受講者と相談の上、決定する。
成績評価方法
参加点50%、学年末の課題50%で評価する。
講師よりメッセージ
文学作品を読む楽しみのひとつは、その作品について人と語り合い、いかにひとつの作品に対する理解が多様かを知ることにあります。それを知って驚きたい人、自分の理解によって誰かを驚かせたい人の参加を期待します。

語学

『ポルトガル語初級(文法)◆』(2単位) 
 神田 工   金曜 / 15:00~16:30
授業の目標
ポルトガル語を初めて学ぶ人や初歩的な文法を学習した人を主な対象として、日常会話レヴェルの文法を学び、読解、会話等に運用できるようになることを目指します。

受講レベル目安

初めてポルトガル語を学ぶ、つまり受講時にこの言語に関してまだ全く知識を持っていない人にあわせたレベルで、授業を進めています。また、スペイン語を既習であれば余裕を持って授業についていけると思いますが、スペイン語未習であっても問題なく参加していただけるレベルです。
授業の内容
テキストにそって文法事項を解説していくことと並行して、プリント教材を使って文法の練習問題や読解に取り組んだり、時には、作文をやったり、参加者にペアになってもらい簡単なポルトガル語の会話練習を行います。また、読解や会話の基礎となる例文の暗唱も行います。今年度は、1.文字と発音、2.名詞の性数、3.人称代名詞、4.形容詞、指示詞、所有詞、5.重要な不規則動詞の直説法現在、6.規則動詞の直説法現在、7.動詞の直説法完全過去といった事項を中心に学んでいきます。できれば受講者は、テキストの前半、特に動詞の直説法現在、直説法完全過去や、名詞、形容詞の性数変化といった事項に関するページにあらかじめ目を通しておいてください。
教材
香川正子『ニューエクスプレス ブラジルポルトガル語』(白水社、2007)
成績評価方法
出席(50%)と授業への参加度(50%)で評価します。
講師よりメッセージ
今年度はテキストの冒頭からのスタートとなります。初めてポルトガル語を学ぶ人はもちろんのこと、基本からもう一度ポルトガル語を勉強しなおしたい人、忘れないために文法の基本を繰り返し学習したい人にも十分配慮しますので、奮って参加してください。
『ポルトガル語中級(会話とリスニング)』(2単位) 
 NAKAGAWA, Sonia   土曜 / 15:00~16:30
Objetivos
O objetivo maior é expandir o vocabulário e estimular a capacidade de conversação e compreensão auditiva de diálogos do cotidiano.
Nível de português
Este curso é destinado a pessoas que têm noções do português básico, mas desejam reforçar tanto a escrita quanto a conversação antes de ingressar no nível Avançado.
Material
オリジナルプリント
Avaliação
Participação em sala de aula, frequência mínima de 80% e eventuais testes para checagem do conhecimento.
Mensagem da professora
Vou me empenhar para que cada aula seja divertida e proveitosa. Conto com a colaboração de todos para que tenhamos um ambiente descontraído e aconchegante onde todos se sintam motivados a interagir em português.
『ポルトガル語上級』(2単位) 
 NAKAGAWA, Sonia   土曜 / 13:15~14:45
Objetivos
Aprimorar em nível avançado a capacidade de comunicação oral, compreensão auditiva, interpretação de texto e redação em português.
Nível de português
Indicado para quem já domina o nível intermediário de gramática e conversação e deseja se preparar para o exame de proficiência em língua portuguesa para estrangeiros (Celpe-Bras).
Conteúdo
O enfoque será o aprofundamento dos pormenores da língua portuguesa e a apresentação de aspectos da cultura brasileira. Faremos uso de filmes, documentários, músicas e demais materiais colhidos nos meios de comunicação do Brasil para promover o debate e a troca de ideias. (Durante a aula o uso de japonês será restrito ao mínimo.)
Material
オリジナルプリント
Avaliação
Participação em sala de aula, frequência mínima de 80% e eventuais tarefas como redação e apresentação oral sobre determinado tema.
Mensagem da professora
No estudo de uma língua estrangeira a persistência é fundamental. Farei o possível para que cada aula seja um estímulo para um contínuo aperfeiçoamento. Vamos trocar ideias e experiências que sejam enriquecedoras para todos.
『スペイン語初級Ⅰ』(2単位)初歩から学ぶスペイン語 
 中西 智恵美   土曜 / 10:45~12:15 
授業の目標
スペイン語を初めて習う方が対象の講座です。動詞の活用(現在形・過去形・未来形等)や基本的な文の作り方を学び、簡単な日常会話ができるレベルを目指します。
受講レベル目安
今までスペイン語を勉強されたことがない方。「少しかじったことはあるが再度しっかり基礎固めをしたい」という方や、リピーターの方も大歓迎です。
授業の内容
スペイン語の基本を学びます。動詞の活用を中心に基礎的な文法事項を学習し、練習問題と簡単な会話練習で力をつけていきます。例文は旅行などですぐに使えるものを中心に出します。チリ、メキシコ、ペルーなどでの体験談も交えながら、楽しく授業を進めていきます。
教材
1.Brilla, Estrellita: curso inicial de español『きらりスペイン語』(朝日出版社、2013)
2.オリジナルプリント等
成績評価方法
「出席8:授業参加度・宿題提出等2」をベースとします。
講師よりメッセージ
教科書のほかにも練習問題を沢山出しますので、しっかり毎回の授業の予習・復習をしてください。(配布されたプリントはなくさないようにお願いします。)また、わからない点はどんどん質問してください。
『スペイン語初級Ⅱ』(2単位) 
 SANTAMARIA, Teresa   土曜 / 15:00~16:30
授業の目標
本授業は、スペイン語での日常のコミュニケーションができるようになることを目標とします。 様々な話題に合わせて、自分の考えを伝えることを大切にする授業です。
受講レベル目安
基本的な文法は習得済みであるが、今のところ会話する機会が無く、この授業を機に改めてスペイン語会話を学びたい方。
授業の内容
会話主体の授業です。映像、配布物、ゲームなどを通じて会話をし、スペイン語を習得していきます。楽しく考えや意見を交換し、話しやすく、リラックスできる雰囲気を目指します。会話重視ですが、文法学習も行いながら、伝わるスペイン語を学んでいきます。読む力、書く力は宿題を通じて伸ばしていきます。少しずつでもみなさんの発言を期待しています。
教材
山村ひろみ『スペイン語24課』(白水社、2016)
成績評価方法
出席、宿題、授業への参加で評価します。
講師よりメッセージ
会話を楽しむことを目標とする授業です。文法も大切ですが、考えを伝えることを授業ではみなさんと学習していきます。
『スペイン語中級Ⅰ』(2単位) 
 佐藤 空子   土曜 / 09:00~10:30
授業の目標
スペイン語文法の最大難関とも言われる接続法を一年間かけてじっくり学びます。使い分けなども含め、それぞれの時制を細かく見ていきます。
受講レベル目安
直接法をしっかり網羅できていれば、その次の段階としてすんなりと接続法に入って行かれると思います。
授業の内容
接続法は主観的な「法」であるがゆえに、曖昧さがあり難しいと思われることが多いのですが、一旦使えるようになれば表現の幅が広がります。授業の中での疑問を大切にしながら、そしてテキストだけでは決して触れることのできないラテンアメリカの文化、そして言葉の背景に隠されている文化も折々で紹介して参りますので、こちらも是非楽しんで頂ければと思います。
教材
『総合スペイン語コース 中級 改訂版』Entre amigos 2 -2a edición-(朝日出版社、2015)
成績評価方法
出席50%、予習/課題提出/授業への参加50%
講師よりメッセージ
毎回授業の中でふとした瞬間に受講生の皆さんが投げかけて下さる質問を楽しみにしています。西語の文法学習はとにかく気長にのんびりと、そして何よりも楽しく!
『スペイン語中級Ⅱ』(2単位) 
 YAMAURA, Ángela   土曜 / 15:00~16:30
Objetivos
Conocer mejor algunos aspectos culturales de Latinoamérica y mejorar las destrezas necesarias para perfeccionar su entendimiento y comunicación en español.
Nivel de español
Los alumnos deben poder comprender los puntos principales de textos, orales y escritos, relacionados con el trabajo, el estudio o la vida cotidiana. Asimismo, deben poder producir textos sencillos y coherentes sobre temas conocidos o que sean de interés personal, tales como la descripción de experiencias, acontecimientos, deseos, planes y aspiraciones o la expresión de opiniones.
Contenido
La cultura es algo diverso que evoluciona. En Latinoamérica no hay una cultura sino muchas, que no cesan de transformarse. En esta clase trataremos aspectos de la vida cotidiana, las condiciones de vida, las relaciones personales, los valores y creencias sobre algunos temas, y otros temas más, con los cuales los alumnos podrán aprender mucho sobre cuestiones culturales relacionadas con el español de Latinoamérica.
Material
・『Todas las voces, curso de cultura y civilización A1/A2』( Difusión、2012)
・Fotocopias
Evaluación
Se valorará la asistencia, la participación y colaboración en clase. Durante el curso, los estudiantes tendrán que realizar deberes que equivaldrán a un 40% de la calificación total.
Mensaje de la profesora
Vamos a aprender español de forma que no sólo permita mejorar las habilidades de comunicación, sino que también nos abra una nueva perspectiva hacia la cultura de Latinoamérica.
『スペイン語講読(上級)』(2単位)スペイン語を読む、スペイン語で読む、スペイン語を味わう 
 石橋 純/柳原 孝敦     土曜 / 10:45~12:15
授業の目標
スペイン語学習最後の壁は長文読解です。主語が明示されず、語順が柔軟であるがゆえの難所です。この授業では、実際にスペイン語世界に流通する文章を素材に読解のコツを伝授します。
受講レベル目安
最上級者を対象としたスペイン語購読クラスです。接続法過去完了までの文法をひととおり学んだ学習者を対象としています。体系的な文法の復習はしません。中級レベルを修了したばかりの方には少々ハードルが高いので、予習時間を確保してください。
授業の内容
春学期(石橋):講師が翻訳中のアフリカ系ラテンアメリカ人の歴史と文化に関するブックレットを読み進めます。導入時には教科書的なテキストで様子を見ます。
秋学期(柳原):主にラテンアメリカの代表的作家たちによる短篇小説を読んでいきます。
教材
プリント使用
成績評価方法
成績は前期担当と後期担当で50%ずつ分担します。それぞれの学期の成績評価方法については担当講師にご確認ください。
講師よりメッセージ
皆さんとのラ米雑談も楽しみにしています。
『ラテンアメリカスペイン語(上級)』(2単位)Recorrido cultural por Latinoamérica 
 VENEROS, Mario   土曜 / 13:15~14:45
Objetivos
Desarrollar las habilidades de comprensión y expresión en español y ampliar con profundidad el conocimiento de las diversas culturas y países de América Latina.
Nivel de español
Es necesario buen conocimiento de gramática y vocabulario para entender textos orales y escritos e información audiovisual. Se requiere también buena capacidad para expresarse e interactuar oralmente en la clase.
Contenido
Las clases son en español. Al comienzo se presenta y comenta la noticia de actualidad más relevante de la semana. Seguidamente se desarrolla el tema de la clase. Éste es elegido en unos casos por el profesor y en otros por los alumnos y puede ser sobre la historia, la sociedad, la política, la literatura, u otro de interés de un país latinoamericano. En cada clase hay oportunidad para preguntar, opinar y conversar a fin de ampliar y profundizar en el mismo tema o en otro con el que tenga relación.
Material
Artículos, ensayos, reportes y otros textos periodísticos, académicos y literarios sobre la realidad pasada y actual de los países de Latinoamérica. Las lecturas serán repartidas con anticipación. Se utilizará también material audiovisual.
Evaluación
Para la evaluación se considerarán la asistencia, la participación activa en la clase y la entrega de reportes. Al final de cada semestre se presentará un reporte final sobre uno o más de los temas estudiados.
Mensaje del profesor
Antes de la clase, lea el texto y consulte el diccionario. Prepare sus preguntas y prepárese para participar. Sobre el tema, o sobre Latinoamérica en general, esperamos su opinión y/o comentarios. Si ha tenido alguna experiencia personal que nos pueda contar, díganosla por favor. Mientras más participe, mejor.
  1. ◆印科目は立教大学全学共通科目のため、本学の学部学生と共通のクラスとなります。それにともない、内容や設定レベルに若干の変更が生じる場合があります。
  2. 語学クラスにおいては、受講希望者が定員30名を超える場合には、抽選を行います。

講師紹介

  • 星野 妙子(前アジア経済研究所研究員/ラテンアメリカ経済)
  • 石橋 純(東京大学教授/ラテンアメリカ文化研究、文化人類学、民衆文化、ポピュラー音楽研究、 音源/コンサートのプロデューサー経験あり)
  • 神田 工(拓殖大学兼任講師/ブラジル文学)
  • NAKAGAWA, Sonia(NHK国際放送ポルトガル語アナウンサー/ブラジル出身)
  • 中西 智恵美(立教大学ラテンアメリカ講座講師/法廷通訳)
  • SANTAMARIA, Teresa(立教大学ラテンアメリカ講座講師/スペイン出身)
  • 佐藤 空子(学習院大学非常勤講師/西語・英語通訳・翻訳家)
  • VENEROS, Mario(立教大学兼任講師/ペルー出身)
  • YAMAURA, Ángela(立教大学兼任講師/コロンビア出身)
  • 柳原 孝敦(東京大学教授/現代ラテンアメリカ文学研究)
※所属/専門分野または出身国 ABC順

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立教大学ラテンアメリカ研究所