2023/10/05 (THU)

理学部の宮部寛志特別専任教授が日本分析化学会の「2023年度学会賞」を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

理学部の宮部寛志特別専任教授が日本分析化学会の2023年度学会賞を受賞しました。

本賞は、日本分析化学会正会員にして分析化学に関する貴重な研究をなし、その業績を本会論文誌及びその他の論文誌に発表した者の中から、特に優秀なる者に贈呈されるものです。
受賞対象の研究業績は「モーメント理論に基づく高性能液相分離系の分析機能創出に関する研究」です。

宮部特別専任教授の研究について
高速液体クロマトグラフィーやキャピラリー電気泳動の分離挙動解析に資するモーメント理論基盤を構築し、分離の基本原理の究明並びに高性能化に向けた方策について研究すると共に、分子間相互作用や界面物質透過現象の解析機能を新たに創出しました。

なお、2023年9月13日(水)~15日(金)に開催された日本分析化学会第72年会において授賞式が執り行われ、賞状および賞牌が授与されました。その後、宮部特別専任教授の学会賞受賞講演が行われました。

コメント

理学部化学科特別専任教授
宮部 寛志


分析化学は化学の基盤を成す基礎化学の一つであり、その特徴は化学分野の研究に対する普遍的な重要性並びに研究対象の多様性です。多くの学術・技術分野との接点や境界領域を有し、その目的も定性・定量分析、状態解析、構造決定や物性測定等の多岐に亘ります。
さらに、研究・技術開発に関する理論構築、基礎・応用研究から実用化試験までの時系列に応じた様々な段階において、分析化学に基づく研究開発状況の検証が必要不可欠です。幅広い分野で多様に展開する分析化学の学術領域において、これまでの研究成果を評価頂きましたことを誠に光栄に存じます。

研究活動をご支援頂きました関係者の皆様、並びに一緒に研究を進めてくれた学生諸君に深く感謝申し上げます。

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