2023/07/10 (MON)

観光学部の千住一教授らの著書が、日本観光研究学会「観光著作賞(学術)」を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

日本観光研究学会の第16回(2022年度)学会賞が発表され、観光学部の千住一教授らの著書「帝国日本の観光 政策・鉄道・外地」(日本経済評論社)が観光著作賞(学術)を受賞しました。

日本観光研究学会では、毎年「論文奨励賞」「観光著作賞(学術)」「観光著作賞(一般)」の3つの学会賞を授与しています。
「観光著作賞(学術)」は観光研究の進歩・発展に貢献した学術著書に対して授与されます。
著書「帝国日本の観光 政策・鉄道・外地」(日本経済評論社)
本書では、帝国日本における観光の位置づけを明らかにすべく、10名の研究者が政策、鉄道、外地の観点からアプローチしています。具体的には、内地、台湾、朝鮮、満洲、青島における観光開発やツーリスト誘致事業、観光メディア表象などに着目することで、拡大する帝国日本と観光の関係について検討を行いました。


表彰式は6月24日(土)に行われました。

コメント

COMMENT

観光学部 交流文化学科教授
千住 一

本書のもととなった共同研究は「立教大学学術推進特別重点資金(立教SFR)」に採択されたことでスタートし、出版にあたっては大学から出版助成をいただきました。また、共編者の老川慶喜先生(名誉教授)や分担執筆者の林采成先生(経済学部教授)など、本書には多くの本学関係者がかかわっています。観光学部で培われてきた観光史と経済学部で培われてきた経済史や鉄道史の知見が有機的に融合した書籍であると言え、まさに「自由の学府」のありようを評価していただいたとも考えています。これを機に、学部を越えた学術交流がますます盛んになることを願っています。本書にかかわって下さった皆様、どうもありがとうございました。

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