2023/05/12 (FRI)

生成系人工知能をはじめとするAIの利活用について

キーワード:その他

OBJECTIVE.

学生および教職員の皆様へ

2023年5月12日
立教大学

生成系人工知能をはじめとするAIの発展は目覚ましく、その大きな社会的インパクトが顕在化し、多くの人々がAIについて思いを巡らせ、関心を寄せるようになりました。今後ますますAIは、正負の両面で社会的影響を強め、重要なテクノロジーとなり、それに対するリテラシーも必要不可欠となるでしょう。

立教大学ではこれまでリベラルアーツ教育を基軸に、人類が築き上げてきた知の体系とそれらを社会に還元していく力をもつ人を育んできました。
本学では、学びと技法の深化を目的として、AIを有効かつ適切に利活用し、社会に貢献できる人々を輩出したいと考えています。そのために学生の皆さんには、AIに関して基礎的なリテラシーを獲得し、正負の両面から効果や影響を検討し、積極的かつ創造的に活用を進め、広めていく能力と姿勢を培ってほしいと考えます。そして、教職員は個々の教育や研究や職務に応じて、適切な利用方法を探究し、実践していくことで、学生の教育の質の向上に貢献することができます。

授業や研究における利活用のあり方については、個々の内容や分野によって違いが生じるため、学生の皆さんは教職員の指示に沿って、適切に利活用してください。また、AIの利活用によって皆さんの学修効果が低減することのないよう、学修の目的や期待される成果に思いを巡らせ、学問的誠実性(アカデミック・オネスティ)を遵守し、ぜひAIを「上手に」使える人であってください。

生成系人工知能の利用にあたって留意すべきこととしては、技術的な側面だけでなく、倫理的な観点や著作権と知的財産の尊重、プライバシー保護など、多岐にわたります。教職員がAI技術を使う場合にも、教育の質の向上と社会的責任を果たすことが求められます。2020年度に設置した「人工知能科学研究科」においても、技術の獲得・探究のみならず、AI活用における「ELSI」("Ethical, Legal, and Social Implications"=倫理的、法的、社会的諸問題)や社会実装を重視しています。

最後に、AIの活用における基礎的知識や留意点、ノウハウをウェブページにまとめています。AI技術は常に進化し続けており、その利活用法や影響についても変化していくでしょう。AIを理解し、AIを利活用するための一助として、ぜひ活用してください。
立教大学は、AIが及ぼす正負の両面を考慮する事はもちろん、AIを含む最先端技術の活用に積極的に取り組み、学びを深めることを第一として、社会に貢献できる人々の育成に努めていきます。

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