2023/04/19 (WED)

「世界ジュニアカデフェンシング選手権大会」でフェンシング部の橋本祥英さんが団体戦で銅メダル獲得

キーワード:学生の活躍

OBJECTIVE.

2023年4月1日(土)~4月9日(日)までブルガリアで行われた「世界ジュニアカデフェンシング選手権大会」で、本学体育会フェンシング部から橋本祥英さん(経済学部2年次)がジュニア男子フルーレに出場しました。
橋本さんは個人戦に加え、44か国が参加したジュニア男子フルーレ団体戦に出場し、見事3位に入り、銅メダル獲得に貢献しました。

世界ジュニアカデフェンシング選手権大会は、カデ(17歳以下)部門は各国の国内ランキング上位3選手に、ジュニア(20歳以下)部門は各国の国内ランキング上位4選手に出場資格が与えられる世界大会です。それぞれエペ、フルーレ、サーブルの3種目で開催されました。

エペ

全身どの部分を突いてもポイントが入ります。両者が同時にお互いを突けば両者にポイントが入る一番分かりやすい種目です。

フルーレ

胴体のみを突くことでポイントが入ります。また、「攻撃権」というものがあり、この「攻撃権」を持っていないと得点を獲得できない種目です。

サーブル

上半身を「突く」「斬る」ことによりポイントが入る種目です。一瞬で勝敗が決するため非常にダイナミックな種目です。

橋本さん(写真左) Ⓒ日本フェンシング協会/Augusto Bizzi/FIE

橋本さんが出場したジュニア男子フルーレ団体戦1回戦目はウクライナとの試合で、初戦という緊張感漂う試合でしたが、45-23という結果で勝ちました。2回戦目は、日本チームが1つ目の壁と考えていた世界ジュニアチームランキング2位のフランスとの試合でした。結果はチームメンバーが自分のパフォーマンスを最大限に発揮し、45-26で勝ちました。

3回戦は、3月に行われたアジアジュニア団体で敗戦したウズベキスタンとの試合でした。橋本さんらチーム一丸となって45-32で勝ちました。

そして、準決勝の相手はアメリカでした。橋本さんは、この試合は参加せずにベンチでチームを支えていました。試合は25-12とかなりの点差で勝っていたが、後半にアメリカの猛攻により37-40と逆転され、最後はエース対決となりました。日本のエースが冷静に戦い43-43までもつれこみましたが、果敢に攻めに行ったものの準決勝で敗退しました。

ハンガリー戦にて Ⓒ日本フェンシング協会/Augusto Bizzi/FIE

その後、3位決定戦が行われました。チームは優勝を逃して落ち込んでいる様子でしたが、メダルを持って帰るという一心でなんとか気持ちを切り替え、そしてハンガリーに45-31で勝利しました。見事3位に入り、銅メダルを獲得しました。

橋本さん(写真左)とチームメンバー Ⓒ日本フェンシング協会/Augusto Bizzi/FIE

Ⓒ日本フェンシング協会/Augusto Bizzi/FIE

なお、本大会には須田真衣さん(スポーツウエルネス学部1年次)がジュニア女子エペに出場しました。須田さんは国内代表選考会4大会中2大会で優勝、残り2大会もベスト4の成績をおさめ、国内ランキングでは2位に40ポイント差をつけ、圧倒的な1位で代表入を果たしました。
個人戦では、予選プールを5戦全勝で突破しましたが、決勝トーナメント1回戦で惜しくも敗退となり最終成績は65位、団体戦は、1回戦でウクライナに敗退し24位となりました。

コメント

COMMENT

経済学部経済学科2年次
橋本 祥英さん

今回の世界ジュニア選手権はU20なので最初で最後の試合でした。個人戦では思うように自分のフェンシングができずに、1回戦目で負けてしまいました。

やっとのことで、来ることができた世界ジュニアという夢の舞台でこのまま終わってたまるかという気持ちを強く持ち、翌々日に行われる団体戦に向けて気持ちを切り替えました。

その結果、世界ランキング2位のフランスに快勝したり、アジアジュニアで負けたウズベキスタンにリベンジすることができました。しかし、準決勝のアメリカ戦では試合に参加できずベンチでチームを支えました。その時は、日本のために自分のできることを全うしましたが、同時にものすごく悔しい気持ちがありました。しかし、3位決定戦では、自分も出場しラストジュニアはとても良い形で終えることができました。

日本の最高のメンバーと共に世界で戦い、メダルを持って帰れることができ、とても嬉しく最高に楽しい試合でした。支えたくれた全ての人に感謝しています。ありがとうございました!これからも、夢に向かって頑張りますので、応援よろしくお願いします!

(写真:Ⓒ日本フェンシング協会/Augusto Bizzi/FIE)

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