OBJECTIVE.
法学部 長史隆兼任講師の著書『「地球社会」時代の日米関係-「友好的競争」から「同盟」へ 1970-1980年』(有志舎 2022年)により第39回「大平正芳記念賞」を受賞しました。
長兼任講師(写真左)
本賞は、1985年から公益財団法人 大平正芳記念財団より「環太平洋連帯構想」の発展に貢献する政治・経済・文化・科学技術に関する優れた著作に対し授与されるものです。
授賞式は6月12日(月)に執り行われる予定です。
長 史隆兼任講師の研究について
1970年代の日米関係を対象に、これまで論じられてきた伝統的な2国間の政治・外交・安全保障関係にとどまらず、グローバルな視座に立ち、難民問題、文化摩擦、動物の命をめぐる問題といった社会・文化的な側面をも重視することで、新たな国際関係史のあり方を模索してきた。
授賞式は6月12日(月)に執り行われる予定です。
長 史隆兼任講師の研究について
1970年代の日米関係を対象に、これまで論じられてきた伝統的な2国間の政治・外交・安全保障関係にとどまらず、グローバルな視座に立ち、難民問題、文化摩擦、動物の命をめぐる問題といった社会・文化的な側面をも重視することで、新たな国際関係史のあり方を模索してきた。
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法学部兼任講師
長 史隆
伝統ある賞を受賞させていただき大変光栄です。私は2019年4月から立教大学で教え始め、並行して本書およびその基になった博士論文を書き上げました。本を書くというのは孤独な仕事です。それをやり抜けたのは、私の授業に参加してくれた学生の皆さんとの交流があったればこそです。この場を借りて感謝を伝えたいと思います。大平正芳が追求したのは、世界に開かれた民主的な日本の姿でした。果たしてそれは実現しているでしょうか。さらに昨今は、「多様性」や「包摂」といった新たな理念が語られています。それらを空言に終わらせないために、これからも若い世代の方々とともに、教育と研究の道を歩む所存です。