2021/11/26 (FRI)

前田良三名誉教授が「第31回 吉田秀和賞」を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

前田良三名誉教授が、著書『ナチス絵画の謎—逆襲するアカデミズムと「大ドイツ美術展」』(みすず書房 令和3年3月刊)により「第31回 吉田秀和賞」を受賞しました。

水戸芸術館会議場にて開催された賞の贈呈式の様子

「吉田秀和賞」は、優れた芸術評論を発表した人に対して賞を贈呈し、芸術文化を振興することを目的として公益財団法人水戸市芸術振興財団が平成2年から実施しているものです。賞の名称は、音楽を中心に芸術評論に多大な功績のあった吉田秀和氏(水戸芸術館 初代館長)の名を冠しています。第31回目となる今回、審査は水戸芸術館設計者の建築家・磯崎新氏と評論家・片山杜秀氏が行いました。

賞の贈呈式は、11月19日(金)17時から水戸芸術館会議場にて開催されました。

前田名誉教授の研究について
ドイツ近・現代文学および20世紀思想史の研究から出発し、メディア文化・ヴィジュアル文化の歴史、日独の学術文化の成立史などの分野で領域横断的・国際的な研究を行う。また、アドルノ、トーマス・マン、フリードリヒ・キットラーなどを翻訳。

前田名誉教授による受賞記念講演の様子

写真左より みすず書房 代表取締役社長の守田省吾様、審査委員の片山杜秀様、前田良三名誉教授、(公財)水戸市芸術振興財団 副理事長の吉田光男様

コメント

COMMENT

名誉教授
前田 良三

私の世代にとって、吉田秀和は音楽・芸術批評の世界の北極星でした。FMラジオの「名曲の楽しみ」は、皆川達夫(本学名誉教授=故人)の「バロック音楽の楽しみ」と並んで学生時代欠かさず聞いていた番組です。今回、その吉田秀和を記念する賞を受賞するという大きな栄誉に恵まれました。思想・文学と芸術の触れ合う領域で仕事をしてきた私にとって、これ以上の喜びはありません。また、私の著書を一個の評論として評価していただいたことを、心より感謝しています。