2021/06/25 (FRI)

大学院人工知能科学研究科の三宅陽一郎特任教授が「2020年度人工知能学会 論文賞」を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

6月21日(月)、大学院人工知能科学研究科の三宅陽一郎特任教授(株式会社スクウェア・エニックス テクノロジー推進部リードAIリサーチャー、株式会社スクウェア・エニックス・AI&アーツ・アルケミー 取締役CTO)が発表した論文『大規模 デジタルゲームにおける人工知能の一般的体系と実装-FINAL FANTASY XVの実例を基に-』が一般社団法人人工知能学会「2020年度人工知能学会 論文賞(JSAI Best Paper Award 2020)」を受賞しました。

「人工知能学会 論文賞(JSAI Best Paper Award)」は、一般社団法人人工知能学会により1987年度より設けられ、人工知能学会会誌上で発表された論文を対象に、「独創性」「学術・技術上の寄与と波及効果」「表現のわかり易さ」の観点から特に独創性が優れた論文に授与されるものです。

本論文は、デジタルゲームの人工知能の一般的な理論を提案し、実際に、本理論をデジタルゲームに応用した結果を示しています。
デジタルゲームの人工知能はゲーム産業内で様々な技術が開発され、外からはなかなか捉えどころがありませんでしたが、本論文ではその情報を整理し、どのようなゲームでも適用できる汎用的な仕組みを提案していることが高く評価され受賞となりました。

表彰式は2021年6月21日(月)にオンラインにて開催されました。

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大学院人工知能科学研究科特任教授
三宅 陽一郎

デジタルゲームの人工知能は、一言で言えば「リアルタイムで、インタラクティブで、身体を持つ」人工知能です。つまり、人間と同じ時間、同じ空間を生きる人工知能です。ここでいう時間、空間、身体は、リアルなものであっても、バーチャルなものであっても構いません。このような人工知能は、かつてはバーチャルな空間でのみ活躍していましたが、リアルな空間にも進出し、このスマートシティの時代に、リアルとバーチャルをまたぐミラーワールドの中で活動するようになっています。このような新しい時代を前にして、デジタルゲームの知識と理論を整理しておくことが必要であり、本論文はその橋頭保となる存在でありたいと考えております。本論文を評価頂いた皆様、そして授賞を契機にご高覧頂いた皆様に感謝いたします。