2020/06/22 (MON)

文学部文学科英米文学専修の古井義昭准教授がアメリカ学会「第25回清水博賞」を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

文学部文学科英米文学専修の古井義昭准教授が、著書『Modernizing Solitude: The Networked Individual in Nineteenth-Century American Literature』(University of Alabama Press, 2019)により、アメリカ学会「第25回清水博賞」を受賞しました。

著書の書影

アメリカ学会は、アメリカ合衆国に関する学術的研究のために結成された全国組織で、専攻分野は文学、歴史、文化、政治など多岐にわたっています。アメリカ研究のための全国的な学術団体としては我が国唯一の学会です。

清水博賞は、主として若手研究者が最初に発表した研究成果の中から特に優れた作品を毎年選び、顕彰するものです。

本書は、19世紀アメリカ文学における「孤独」の概念を論じた研究書です。物理的に一人の状態にあっても、コミュニケーション・メディアを通じて外部の世界と想像上で繋がることにより、当時のアメリカ作家たちは「接続された孤独」を経験したという点を解き明かしています。

2020年6月14日(日)に開催予定であったアメリカ学会年次大会において授賞式が行なわれる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により、同大会ならびに授賞式は中止となりました。

コメント

COMMENT

文学部文学科英米文学専修准教授
古井 義昭

アメリカ文学の専門書を英語圏で出版し、研究成果を日本だけではなく国際的な学術コミュニティに問いたい。そういう気持ちでこれまで研究に励んでまいりました。この度は栄誉ある学会賞を受賞することができ、今までの努力が報われる思いがいたします。今回の受賞を励みに、国内外での研究活動を今後さらに展開していく所存です。

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