立教大学

今回新しく建て替えられた校舎は、築60年以上経過していた旧校舎を取り壊して建設されたもので、レンガ調の外観と木材が用いられた温かみのある雰囲気を持っています。

この校舎に設けられた理科室や音楽室など８つの特別教室入口前に、それぞれの科目の用具などのスケッチを入れたグラフィックサインが掲げられています。このスケッチを、本学社会学部２年次の松田奈々央さんが担当しました。

松田さんが今回スケッチを担当するきっかけとなったのは、2018年度に受講した司書課程の科目「図書館施設論」です。同科目に株式会社岡田新一設計事務所代表取締役社長を務める柳瀬 寛夫さんがゲスト講師として協力した際、課題提出された松田さんのスケッチを柳瀬さんが評価。同事務所が設計監理の真っ最中にあった巣鴨北中学校の新校舎の特別教室入口前に、グラフィックサインを入れる着想を得て、松田さんにスケッチを依頼しました。

その後松田さんは設計事務所と相談しながらスケッチを完成させ、実際の工事現場でも修正点を探す作業に携わるなど制作工程に深く関わりました。
8月31日（土）に行われた落成式では、松田さんも設計スタッフの一人として出席しています。