2019/06/20 (THU)

経営学部の中原淳研究室が高校でのアクティブラーニング型授業を推進するプロジェクトの集大成となる書籍を発行

キーワード:社会・地域連携

OBJECTIVE.

経営学部の中原淳研究室が、高校でのアクティブラーニング型授業を推進する高大連携プロジェクト「マナビラボ・プロジェクト」の集大成となる書籍『「未来を語る高校」が生き残る−アクティブラーニング・ブームのその先へ』を発行しました。

このプロジェクトは一般財団法人日本教育研究イノベーションセンター(河合塾グループ)と共同で立ち上げられた、高等学校学校におけるアクティブラーニング型授業を推進するための高大連携プロジェクトで、通称「マナビラボ・プロジェクト」と呼ばれています。

本書はその研究の成果をまとめたもので、同プロジェクトが立ち上げられた2015年度(当時の中原教授の所属は東京大学)より全国の高等学校を対象として3年間にわたって実施された大規模調査の結果が集録されています。また、延べ5万人の高校の先生方にご協力いただいた調査データの分析結果に加え、全国の高校で試みられている魅力的な授業実践も多数紹介しています。さらに、研究者および教員の鼎談では、高校教育の未来を紡ぐという試みにおいて、今、何が重要な論点となっているのかが提起されています。

編著には経営学部寄附型研究プロジェクト教育研究コーディネーターである村松 灯 氏と渡邉 優子 氏が関わり、中原教授が監修しました。

概要
名称: 「未来を語る高校」が生き残る−アクティブラーニング・ブームのその先へ
発売日:2019年6月14日
ISBN:978-4761925444
判型・ページ数: A5・200 ページ
2,200円(税別)
紹介サイト:http://www.gakuji.co.jp/book/978-4-7619-2544-4.html

【主な内容】
第I部 大転換期の高校教育
1 高校教育をとりまく今日的状況
2 高校はどう変わったのか!? 改革を見える化するマナビラボ・プロジェクトの挑戦

第II部 全国調査から見えてきた授業改善のこれまでと今
1 アクティブラーニングの広まりと取り組みの変化
2 授業改善を支えるカリキュラム・マネジメント

第III部 対話と事例から見えてきた高校教育のこれから
1 高校教育に求められるものとは
●鼎談 研究者が語る高校教育のこれから/安彦忠彦×田中義郎×溝上慎一
事例1 社会で活躍できる人材を育てる—京都市立西京高等学校
事例2 高校生が地域と学校を活性化する—愛媛県立長浜高等学校
2 ひらかれた学びが未来をひらく
●鼎談 教員が語る高校教育のこれから/大畑方人×殿垣哲也×宮崎芳史
事例1 高校生のアイデア! 高島平に「にぎわい」を取り戻すために—東京都立高島高等学校
事例2 スポーツの面白さで対等な関係を紡ぎ出す—兵庫県立東播工業高等学校
事例3 プロジェクト継続の鍵としての地域—新潟県立佐渡中等教育学校

第IV部 アクティブラーニング・ブームを超えて生き残る高校
新 マナビラボ・プロジェクト宣言

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