OBJECTIVE.
人材マネジメント・人材開発、組織開発を専門とする経営学部の中原淳研究室が、神奈川県横浜市教育委員会と共同で書籍「データから考える教師の働き方入門」(毎日新聞出版)を発行しました。

本書は、教員の長時間労働につながる要因を明らかにするために、「働き方」と「人の意識」の関連性に着目した実態調査をまとめ、データをもとに教員個人や職場の特徴をまとめたほか、働き方を見直すアイデアやポイントも盛り込んでいます。
編著には辻 和洋さん(大学院経営学研究科経営学専攻博士課程後期課程在籍中)と町支 大祐 助教(発刊当時)が関わり、中原教授が監修しました。
横浜市教育委員会との共同研究は2017年度に始まり、横浜市内の小中学校30校約1000人の教諭らを対象に、勤務実態や働き方に関する意識等の実態調査を行いました。本書はこの調査結果により得られたデータが活用されています。
2018年度は、同調査結果の報告会を行ったほか、モデル校(横浜市立小学校1校)で働き方改革を実践し、研修を企画しました。共同研究3年目となる2019年度は、横浜市の新任校長研修にて働き方改革のプログラムを実践しています。
概要
- 名称:データから考える教師の働き方入門
- 発売日:2019年2月28日
- ISBN:978-4-620-32539-2
- 判型・ページ数: A5・256 ページ
- 2,300円(税別)
- 紹介サイト: http://mainichibooks.com/books/humanities/post-648.html
- 目次: 序章 「忙しい先生」たちの毎日 第1章 なぜ今働き方を考えるのか 第2章 数字で描く教員のリアル 第3章 データから考える働き方改善 第4章 働き方を見直すアイデアとポイント 第5章 対談~現場から見た教員の働き方~