2018/12/13 (THU)

社会学部特定課題研究員の後藤隆基氏による書籍が「歌舞伎学会奨励賞」を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

社会学部特定課題研究員の後藤隆基氏による書籍『高安月郊研究 明治期京阪演劇の革新者』(晃洋書房、2018年)が、「歌舞伎学会奨励賞」を受賞しました。

かつて坪内逍遙や森鷗外と並び称された、高安月郊。本書は、今では歴史に埋もれてしまったその文業を実証的かつ多角的に究明し、明治30年代京阪演劇の革新的な運動の実態を紐解きます。時代の先を見ていた劇作家の、初めての研究書です。
本書は、2017年度に立教大学出版助成制度による助成を受けて出版されたものです。

歌舞伎学会は、歌舞伎および人形浄瑠璃など、関連芸能の専門的研究と建設的批評を行うことを目的とする学術団体です。
2018年度歌舞伎学会秋季大会は、12月8日(土)、9日(日)の二日間、フェリス女学院大学緑園キャンパスおよび地球市民神奈川プラザにて開催されました。

コメント

COMMENT

社会学部特定課題研究員
後藤 隆基

このたび、拙著が「歌舞伎学会奨励賞」をいただくことになりました。選考委員会の皆様をはじめ、出版に際して多大なご支援を賜りました立教大学出版会ならびに関係者の皆様に篤く御礼申し上げます。皆様ご存じの……とは言い難く、知名度もけっして高くない作家の研究に目をとめていただけたことを、何より嬉しく存じております。数多くの先人が積み重ねてきた、またこれから続いていくであろう「研究」の大きな流れの中に、何かひとつでも付け加えることができたのであれば、幸甚の至りでございます。今後も近代日本演劇・文学および同時代文化の実態解明に努め、精進してまいる所存です。

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