OBJECTIVE.
社会学部メディア社会学科の是永論教授の著書が社会情報学会「優秀文献賞」を受賞しました。

社会情報学会の優秀文献賞は、前年度、および前前年度に刊行した文献のうち、著書、翻訳、論文等で、社会情報関係諸学の発展に特に貢献のあったと認められる文献について表彰されます。
是永教授の著書『見ること・聞くことのデザイン:メディア理解の相互行為分析』(新曜社・刊)は、メディア上で行われている報道やトークなどの様々な活動の理解が、どのようになされているのかについて、人々がふだんの日常的なコミュニケーションの中で用いている技法を手がかりに明らかにしたものです。
是永教授の著書『見ること・聞くことのデザイン:メディア理解の相互行為分析』(新曜社・刊)は、メディア上で行われている報道やトークなどの様々な活動の理解が、どのようになされているのかについて、人々がふだんの日常的なコミュニケーションの中で用いている技法を手がかりに明らかにしたものです。
コメント
COMMENT
社会学部メディア社会学科教授
是永 論
このたびの受賞につき、社会学部をはじめとする本学の皆々様に感謝申し上げます。
本書の学問的な背景である「エスノメソドロジー」については、本学の在外研究助成によってイギリスに長期滞在した際に、現地研究者との交流を通じて知識を深めることができました。その後、さらに研究休暇をいただいた際に書物としてまとめるきっかけを得たことも合わせて、本学に所属していなければ今回のような僥倖に恵まれることはなかったように思います。
本書は広告やスポーツ中継、さらにマンガなど、日常で身近に接するメディアの理解をテーマに、一般の方にも分かりやすく書いたものです。どこかで気軽に手に取っていただけることがあれば幸いです。