立教大学

コメント

コミュニティ福祉学研究科博士課程後期課程2年次　　　
中山　健二郎さん

この度、日本体育学会第68回大会において、（一社）日本体育学会体育社会学専門領域「学生研究奨励賞」を受賞できたこと、大変光栄に思っております。
スポーツウエルネス学科の学生時代からご指導を賜りました松尾哲矢教授をはじめ、共に切磋琢磨しております松尾研究室の仲間たちのおかげで、こうして受賞することができましたこと、大変感謝しております。
私の研究は、日本で歴史的に醸成されてきた高校野球における、「若者らしさ」や「青春」といった物語（イメージ）が、現代の複雑化したメディア環境においてどのような形で再生産されているのかを解き明かす試みです。テクノロジーの発達に伴い、情報流通とコミュニケーションの形が大きく変わりつつある現代において、メディアが我々に何をどのように伝え、我々がその情報にどのような意味付けを与えているのかについて理解を深めていくためには、まさにその時代に生きてきた若い世代の研究者による経験的な記述が重要であると感じており、微力ながら私もその一端を担っていければと考えております。
今回の受賞は、こうした新しい世代の研究への期待値も込めてのものであると受け止め、より一層真摯に自らの問題意識と向き合い、研究活動に邁進して参ります。