OBJECTIVE.
明けましておめでとうございます。

2015年の年頭にあたり、新春のごあいさつを申し上げるとともに、皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。
昨年、立教大学は文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援事業に採択されました。プロジェクトのタイトル「グローバルリベラルアーツ×リーダーシップ教育×自己変革力 —世界で際立つ大学への改革—」は、立教大学の国際化の方向性を端的に示しています。
立教大学の教育の柱であるリベラルアーツは、テキストを解読し世界の仕組みを理解するための技能の体系として、大学という存在が誕生して以来、大学教育の基礎をなしてきました。リベラルアーツは自由技芸と訳されますが、ここで言う自由とはギリシャ・ローマ以来の自由人、すなわち何者の支配にも属さない自立した市民として、自らが所属する政治社会の権利と義務とを行使する資格と資質を意味しています。グローバリゼーションが進み、人間の生に関わるさまざまな問題が、文字通り地球規模で展開するなかで、私たちは広い空間的視野と長い時間的尺度でものごとを捉え、人類社会の一構成員として思考し行動する力を身に付けなければなりません。
また、激しく変化する社会において求められるのは、情報と権力を集中して他の人々を効率的に用いる従来型のリーダーシップよりも、チームを作り出しメンバーの長所と能力を互いに引き出しあって、時にフォロアーとしてリーダーを支え、必要なときには自らがリーダーを引き受ける気概と能力に裏付けられた、しなやかなリーダーシップです。そのようなリーダーシップを育てるため、立教大学は、ここで学ぶ一人ひとりの学生が自らの能力を、その潜在的な可能性を含め、十全に伸ばす仕組みを多様かつ重層的に整備しています。
立教大学は「立教らしい」個性的な国際化を進めるとともに、21世紀の高等教育モデルを提示すべく、着実な歩みを進めていきます。皆さまの変わらぬご支援・ご協力をお願いいたします。
昨年、立教大学は文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援事業に採択されました。プロジェクトのタイトル「グローバルリベラルアーツ×リーダーシップ教育×自己変革力 —世界で際立つ大学への改革—」は、立教大学の国際化の方向性を端的に示しています。
立教大学の教育の柱であるリベラルアーツは、テキストを解読し世界の仕組みを理解するための技能の体系として、大学という存在が誕生して以来、大学教育の基礎をなしてきました。リベラルアーツは自由技芸と訳されますが、ここで言う自由とはギリシャ・ローマ以来の自由人、すなわち何者の支配にも属さない自立した市民として、自らが所属する政治社会の権利と義務とを行使する資格と資質を意味しています。グローバリゼーションが進み、人間の生に関わるさまざまな問題が、文字通り地球規模で展開するなかで、私たちは広い空間的視野と長い時間的尺度でものごとを捉え、人類社会の一構成員として思考し行動する力を身に付けなければなりません。
また、激しく変化する社会において求められるのは、情報と権力を集中して他の人々を効率的に用いる従来型のリーダーシップよりも、チームを作り出しメンバーの長所と能力を互いに引き出しあって、時にフォロアーとしてリーダーを支え、必要なときには自らがリーダーを引き受ける気概と能力に裏付けられた、しなやかなリーダーシップです。そのようなリーダーシップを育てるため、立教大学は、ここで学ぶ一人ひとりの学生が自らの能力を、その潜在的な可能性を含め、十全に伸ばす仕組みを多様かつ重層的に整備しています。
立教大学は「立教らしい」個性的な国際化を進めるとともに、21世紀の高等教育モデルを提示すべく、着実な歩みを進めていきます。皆さまの変わらぬご支援・ご協力をお願いいたします。
2015年元旦
立教大学総長 吉岡知哉
立教大学総長 吉岡知哉