2014/12/10 (WED)プレスリリース

立教大学、英語資格・検定試験(4技能)を活用した一般入試を全学部に導入
~2016年度一般入試から「グローバル方式」を新設 ~

キーワード:入試・入学

OBJECTIVE.

立教大学(東京都豊島区、総長:吉岡知哉)は、2016年度一般入試(2016年2月実施分)より、英語資格・検定試験(4技能)を活用した一般入試「グローバル方式」を全学部で導入します。

「グローバル方式」は、従来型の英語試験に代えて、GTEC CBT、TEAPといった「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を評価する英語資格・検定試験を活用するもので、筆記試験は英語以外の2教科を実施します。本学が推進する「学生全員の海外経験」や「英語による専門科目の履修」に対応できる、英語運用能力の高い学生を積極的に受け入れることを目的とした入試制度改革です。

本学は、文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援(グローバル化牽引型)」に採択されており、国際化をより強力に推し進める見地から、4技能型の英語資格・検定試験を、全学部を対象とする一般入試で活用することにしました。


「グローバル方式」導入の目的
(1)グローバル化の推進
本学は、2014年5月に公表した国際化戦略「Rikkyo Global 24」を基盤とした構想が、文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援(グローバル化牽引型)」に採択されました。英語資格・検定試験(例:GTEC CBT、TEAP等)を活用した「グローバル方式」の導入は、本構想の一環として実施するものです。新たな入試制度の導入により、本学が推進する国際化教育に合致した入学者を選抜し、「自ら考え、行動し、世界と共に生きる」新しいグローバルリーダーを育成していきます。また、今後も引き続き、入試改革を順次検討していく予定です。

(2)高大接続への寄与
現行の高等学校学習指導要領においては、英語の「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を総合的に育成することを目指しており、大学入試においても、学習指導要領の趣旨に沿って英語4技能を測定することが求められています。新入試制度は、よりスムーズな高大接続に向けた社会的要請に応えるものです。
「グローバル方式」の実施方法
「グローバル方式」では、英語資格・検定試験のスコア等を出願資格として活用し、試験当日には英語以外の2教科を実施します。出願資格基準は、ヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages、以下「CEFR」)の「B1レベル」(※文学部は検討中)を基準に、英語資格・検定試験ごとに設定します。CEFRのB1レベルは、本学での学修を経て、在学中の短期・長期の海外留学や英語による専門科目の履修に対応できる英語コミュニケーション力に達する水準と想定しています。
「グローバル方式」の概要
(1)実施日:
2016年2月6日(土)〔予定〕 ※一般入試「全学部日程」と同日に実施します。

(2)募集人員:
全学部で合計100名程度

(3)活用する英語資格・検定試験:
GTEC CBT、TEAP、TOEIC & TOEIC SW、IELTS、TOEFL iBT、実用英語技能検定

(4)出願資格基準:
CEFRB1レベル(※文学部は検討中)

以下は各試験実施団体が「B1レベルの下限」として公表している点数・レベルです(2014年11月30日現在)。
GTEC CBT 1000点、TEAP226点、IELTS4.0、TOEIC & TOEIC SW 790点、
TOEFL iBT57点、実用英語技能検定準1級
※実用英語技能検定については4技能が測定されている準1級以上に限ります。

(5)試験教科・科目:
外国語(英語)以外の、各学科・専修が指定する2教科(国語、地理歴史、数学、理科等)

※入学試験の詳細は、2015年5月に公表する予定です。上記の内容は2014年12月10日での予定であり、今後変更になる場合があります。詳細につきましては本学サイト等をご覧ください。

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<参考>
CEFRのB1レベルは、以下のように定義されています。

・Can understand the main points of clear standard input on familiar matters regularly encountered in work, school, leisure, etc. Can deal with most situations likely to arise while traveling in an area where the language is spoken. Can produce simple connected text on topics, which are familiar, or of personal interest. Can describe experiences and events, dreams, hopes and ambitions and briefly give reasons and explanations for opinions and plans.

・仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。(日本語訳出典:ブリティッシュ・カウンシル、ケンブリッジ大学英語検定機構)

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